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2022.11.16
屋根の上まで伸びた緑に囲まれる隠れ家カフェ♪武蔵小杉「HanaCAFE nappa69」
武蔵小杉の住宅街にたたずむ「HanaCAFE nappa69(ハナカフェ ナッパ ロクキュウ)」。古民家をリノベーションした一軒家カフェのまわりは幾種類もの木々が枝葉を伸ばし、まるで秘密の隠れ家のようです。体に優しい素材を使うランチプレートやスイーツが人気で、手づくりの美味しさと優しさが伝わります。枕木を敷いた細い小径の奥にあるカフェでのんびりとした時間を過ごしてはいかが?
探検気分で探して訪れたい小径の先の一軒家
JR武蔵小杉駅北口から徒歩約5分
駅前にタワーマンションが立ち並ぶ武蔵小杉はスタイリッシュな街並の続くエリアがある一方、駅から少し歩くと閑静な住宅街も広がります。京浜伏見稲荷神社のそばにある「HanaCAFE nappa69」もそうした静かなエリアにあり、緑に囲まれた隠れ家のようなカフェです。

(左上)カウンターの向こうはオープンキッチン(右上)入り口の目印はメニューの看板(左下)一人でもふらりと立ち寄りやすいカウンター席(右下)自宅にいるようにくつろげる応接セット
築80年の古民家をリノベーションしたという店内は、アンティークのイスやテーブル、植物とドライフラワーのアレンジが特別感のあるヴィンテージな雰囲気を醸し出します。カウンター席やシャンデリアのある2人席のほか、レトロな応接セットを置いたノスタルジックな空間など、まるでセピア色の映画の中に入り込んだような感覚にもなります。
地域ネコも顔を見せるトタン屋根のテラス
お店は昔懐かしいトタン屋根のあるテラスから入ります。テラスの奥には大きな栃(とち)の木があり、十数年前の開店当時に植えたのが大きく育ったのだとか。剪定を繰り返しても枝葉がぐんぐんと伸び、今ではナッパツリーとも呼ばれ心地のいい木陰をつくります。
店主の想いを一つずつ積み重ねてテーブルに
カウンターには国産小麦で焼くクッキー「黒ゴマとチョコレート」「ジンジャーとクランベリー」(各250円/2ピース)などが並ぶ
緑と可憐な花々にあふれたこのカフェは、もともとはお花屋さんをはじめる予定だったのだそう。準備を進めるうちに植物に囲まれてコーヒーや食事も楽しむ空間へと店主のイメージが膨らんでゆき、すてきなカフェとしてオープンしました。 開店の数時間前から仕込みをする手料理やスイーツは、体に優しく心に嬉しい味わい。店主が料理学校で習ったという「丸パン」もさらに美味しくバージョンアップされて、毎朝焼きあげます。小麦の自然な甘みがありもっちりとしていて、午後のティータイムにはサンドイッチに変身します。
テイクアウトもOK「丸パン」(180円)
カラフルでバランスのいいカフェごはんに大満足
玄米ごはんの「なっぱごはんプレート」(1350円)ドリンク付き ※土日祝日はデザート・ドリンク付きで1500円
美味しい食事は玄米や有機野菜を使っていて、お昼時には週替わりで内容の変わるワンプレートのランチがおすすめです。お肉かお魚のどちらかを選ぶメインに3種類のお惣菜とシャキシャキとしたサラダ、お味噌汁もついてボリューム満点。
自家焙煎のコーヒーとも相性のいいスイーツの数々
「なっぱのレトロプリン」(560円)
ほろ苦カラメルソースを絡めていただくレトロな固め「プリン」をはじめとしてスイーツもかわいくて魅力的。「キャロットケーキ」にはカルダモン、シナモン、ジンジャー、ナツメグなどスパイスをふんだんに使って、スパイシーな香りがほんのりと漂います。 こうしたスイーツをさらにおいしく引き立てるのが自家焙煎のコーヒーです。横浜にある「MOTOMACHI COFFEE ROASTERY」で自家焙煎したスペシャルティコーヒーを贅沢に使用したブレンドコーヒーやデカフェと一緒にぜひ楽しんで。
「キャロットケーキ」(780円)「季節のブレンドコーヒー」(450円)※ケーキとドリンクのセットは-100円
季節をたっぷりグラスに詰め込んだ秋色パフェ
「モンブランパフェ」(1200円)
春の「さくらパフェ」や初夏の「アメリカンチェリーのカスタードチーズタルト」など季節の食材を使ったスイーツも続々と登場します。取材で伺った初秋は自家製モンブランクリームを絞った「モンブランパフェ」でした。グラスの中はマロンを使ったアイスクリームやパウンドケーキ、メレンゲクッキーなどマロンづくしで、さらにコーヒーゼリーやキャラメリーゼナッツなども入ってさまざまな食感も楽しめます。ぜひ季節の移り変わりを感じながらのんびり過ごしてくださいね。
HanaCAFE nappa69
ハナカフェ ナッパ ロクキュウ
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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