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2022.11.25
冬の北海道を楽しむ星野リゾートの個性あふれる5つのホテルへ
一面のダイナミックな雪景色、あたたかな温泉、華やかなホリデーシーズンを迎える街、そして冬が旬のおいしいもの…。冬の北海道は、寒い時期にしか出会えないたくさんのわくわくした魅力がつまっています。そんな冬の北海道での滞在をさらにドラマチックにしてくれるのが星野リゾート。道内各地にある5つの個性あるリゾートとホテルから、この冬のとっておきの過ごし方をご紹介します。
幻想的な氷の街が登場するスノーリゾート「リゾナーレトマム」
写真左から時計回りに「アイスヴィレッジ」、山頂部にある「霧氷テラス」、アイスヴィレッジの「氷のBar」
札幌から車で約2時間。北海道のほぼ中央、厳寒期にはマイナス30度にまで冷え込むこともある占冠村。その雄大な大自然のなかにたつのが「星野リゾート リゾナーレトマム」です。12月10日には毎冬話題の「アイスヴィレッジ」がオープン。こちらは3.2ヘクタールの敷地に氷や雪でできた11棟のドームが並ぶ氷の街。氷のホテルや氷の教会を見学したり、すべてが氷でできたBarやスイーツショップ、氷でできたコンビニエンスストアを訪れたり。真冬の夜空に上がる大きな花火まで、冬のトマムでしか楽しめない幻想的な世界が広がりますよ。
全室スイートの客室と北海道の幸で至福の滞在
全室に展望ジェットバスとプライベートサウナが付く
「リゾナーレトマム」があるのは、昼夜にぎわうリゾート中心部から少し上がった木立のなか。2つのタワーからなるこちらは全室スイートという贅沢な趣向です。1フロアに4室しかないためすべて角部屋というのも開放感いっぱい。大きな窓から、上質なパウダースノーを楽しめる国内屈指の規模のゲレンデや白銀の絶景が広がります。最上階にある「OTTO SETTE TOMAMU」はイタリア料理をフルコースで提供するレストラン。北海道の冬の幸をふんだんに使ったとびきりのディナーが楽しめますよ。
写真左上から時計回りに「デザインスイートツイン」のリビング、雲丹をたっぷり使ったリーキのパンナコッタ、「OTTO SETTE TOMAMU」
星野リゾート リゾナーレトマム
ホシノリゾートリゾナーレトマム
0167-58-1111
代表電話/9:00~18:00
https://risonare.com/tomamu/winter/
1泊朝食付き21900円~
https://www.snowtomamu.jp/special/icevillage/
アイスヴィレッジ17:00~21:30最終入場
「OMO7旭川」にて話題のシロクマルームで旭山動物園を感じる旅
3名まで泊まれる「シロクマルーム」
札幌から車で約2時間の旭川。動物本来の姿が見られる「行動展示」で知られる旭山動物園があることでも知られる街です。そんな道北地方の“どうぶつの旅”をテーマに楽しむなら、「OMO7旭川」のシロクマルームに滞在するのはいかがでしょう。こちらは、もふもふ感が楽しいベッドカバーからルームキー、歯ブラシ置きなど備品の細部までがシロクマづくし。癒しの特別ルームになっています。 客室内には実際に旭山動物園で使用されていた看板が掲示されていたり、館内で動物園を楽しみ尽くすためのノウハウを学べる「旭山動物園講座」が開かれたり。ユニークな滞在が楽しめますよ。
今シーズンは「シロクマバレンタイン女子会」を開催
写真左上から時計回りにシロクマプティフールボックス、シロクマパフェ、1階の「OMOベース」、「シロクマバレンタイン女子会」イメージ
「OMO7旭川」では2023年2月に「シロクマバレンタイン女子会」を開催。こちらは“シロクマになってバレンタインを満喫する”をコンセプトに、シロクマルームを1室限定でバレンタイン仕様に変化させるもの。おそろいのシロクマルームウェアに身を包み、お菓子を詰め合わせたシロクマプティフールボックスやたくさんのシロクマグッズでお部屋時間を盛り上げます。ご近所のカフェに登場する「シロクマパフェ」もお見逃しなく。 「OMO」は星野リゾートが全国に展開する都市ホテルブランド。「OMO7」はフルサービスホテルのランクにあたり、カフェのほか、レストランやビュッフェスタイルの朝食があります。「OMO7旭川」は旭川での旅を快適にサポートしてくれます。
OMO7旭川 by 星野リゾート
オモセブンアサヒカワバイホシノリゾート
0166-29-2666
9:30~18:00
https://omo-hotels.com/asahikawa/
シロクマルーム1泊1室26000円~(2名1室利用/1室)
歴史ある建物をリノベーションした「OMO5小樽」でレトロな港町の旅
彫刻を施した外観や大理石づくりの玄関も美しい「OMO5小樽」
札幌から車で約50分の小樽は、明治時代に花開いた文明開化の歴史を感じさせるノスタルジックな港町。そんな街での滞在をよりロマンチックに演出してくれるのが「OMO5小樽」です。小樽市指定の歴史的建造物をリノベーションし2022年1月にオープンしました。 ホテルは北館と南館のふたつにわかれていて、このうち南館は1933(昭和8)年建築の旧小樽商工会議所だったもの。「北のウォール街」とも呼ばれた多くの歴史的建造物が集まっているエリアにあり、ガス灯のともる小樽運河もすぐ近く。レトロな滞在にぴったりのホテルです。
旧大会議室を使ったカフェ&ダイニングやクラシカルな客室
写真左上から時計回りに「OMOカフェ&ダイニング」、ニシンを使ったスペシャリテ、南館デラックスルーム、カフェタイム
星野リゾートの都市ホテルブランド「OMO」のうちカフェ&ダイニングやラウンジ、ライブラリー、大浴場・サウナを備えたブティックホテルが「OMO5」に分類されています。「OMO5小樽」では南館3階にあった旧大会議室を「OMOカフェ&ダイニング」として改装。クラシカルな空間で、朝食やカフェタイムからスパニッシュディナーとBarが楽しめる夜まで小樽ならではの食が自由に楽しめます。 客室もスタイルに合わせて複数のタイプを用意。ノスタルジックをテーマにした旅なら、天井が高くレトロな雰囲気の南館の客室を指定してみては。
「小樽運河こたつクルージング」1名4400円、要予約
「OMO5小樽」では2022年12月1日~2023年3月31日限定で「小樽運河こたつクルージング」を開催。ホテル限定のこたつ付きの船を運航し、ニシンのブイヤベースなどで暖まりながら雪景色やイルミネーションなど冬の小樽ならではの印象的な風景が楽しめますよ。
OMO5小樽 by 星野リゾート
オモファイブオタルバイホシノリゾート
冬の札幌グルメを満喫する「OMO3札幌すすきの」へ
ホテル1階にある「OMOベース」にはご近所と旅の情報が満載
北海道最大の都市・札幌。その札幌を象徴する繁華街といえばすすきのでしょう。北海道中のおいしいものが集まるそんなにぎやかな街にあるのが「OMO」ブランドのベーシックホテル「OMO3札幌すすきの」です。「OMO」のコンセプトは「テンションあがる『街ナカ』ホテル」。施設ごとにご近所マップや旅の情報が満載のパブリックスペース「OMOベース」があるのが特徴で、ガイドツアーも毎日実施されるユニークなホテルです。「OMO3札幌すすきの」をベースに札幌でのごちそうめぐりや夜更かしを楽しむ旅はいかがでしょうか。
初めてでもすすきのを満喫できる「すすきのはしご酒ツアー」
写真左上から時計回りに「すすきのはしご酒ツアー」、「料亭〆パフェ」、「すすきのアペロミーティング」、かわいい雰囲気の客室
「OMO3札幌すすきの」では「OMOベース」にて毎日「すすきのアペロミーティング」を開催。毎日16時と17時に予約不要・無料で開かれるもので、ちょこっと飲みを楽しみながら最新のグルメや夜遊び情報を案内してくれますよ。 もっと本格的なグルメ&夜遊び体験なら、初めてのすすきのでも常連さんのように楽しめる「すすきのはしご酒ツアー」はいかが。こちらは老舗料亭と札幌最古の炉端焼きのお店をはしごできるツアー。日本食の料理長が考えたツアー限定の「料亭〆パフェ」も食べられます。ちょっと入りにくい店のディープな魅力をOMOレンジャーが一緒にガイドしてくれるので、今まで知らなかった札幌・すすきのの新たな魅力に出会えそう。
OMO3札幌すすきの by 星野リゾート
オモスリーサッポロススキノバイホシノリゾート
「界 ポロト」でアイヌ文化と絶景のモール温泉に浸る大人の旅
ご当地客室「□の間(しかくのま)」
「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、星野リゾートが全国で展開する温泉旅館ブランド「界」。北海道初の「界」であるこちらは、白老町にある世界的にも珍しい植物由来の有機物を含むモール温泉の宿。民族共生象徴空間「ウポポイ」に近く、関連団体と連携してこの地に息づくアイヌ文化をテーマに印象的な滞在が楽しめますよ。 チェックインしたらまずはポロト湖に面した客室へ。アイヌ民族の伝統的な家屋・チセから着想した設計で、インテリアにもアイヌ文様がいっぱい。湖と白樺の森、アイヌ文化を感じながら自然にとけこむような時間が過ごせそう。
夜はアイヌ民族の自然観にふれる「イケマと花香の魔除けづくり」に挑戦
絶景の露天風呂と洞窟のような内湯で神秘的なモール温泉体験
写真左上から時計回りに「△湯」男性露天風呂、洞窟のような「〇湯」、「△湯」女性露天風呂、湯上り処
「界 ポロト」のもうひとつの楽しみがモール温泉。ちょっと聞きなれない泉質なのは、世界的にも大変希少なものゆえ。地中に形成される天然植物由来の腐植質を含む茶褐色の湯が特徴で、皮ふの再生を促進させたり整えたりと独特の美肌効果でも知られています。 浴場は2か所。アイヌ伝統の建築様式・ケトゥンニを取り入れた「△湯(さんかくのゆ)」はとんがり屋根が特徴の湖上にたたずむような湯小屋。源泉かけ流しの内湯、開放的な露天風呂が楽しめます。洞窟のなかで湯浴みするかのような「〇湯(まるのゆ)」は大地から湧き出るモール温泉を実感してもらおうというユニークなデザインです。 北海道美食が勢ぞろいする会席料理の夕食も含めて、大人の冬の北海道旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
界 ポロト
カイポロト
050-3134-8092
界予約センター
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiporoto/
1泊2食付き31000円~(2名1室利用/1名)
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佐藤史子 写真:星野リゾート
星野リゾート
星野リゾートは、「旅を楽しくする」をテーマに、「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO(おも)」「BEB(ベブ)」の5つのブランドを中心に旅を提案しています。
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