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2022.11.19
素の金沢を体感する宿「SOKI KANAZAWA」オープン、心身のリフレッシュと気づきを得る体験も
2022年11月19日、まちとのつながりを感じるホテル「SOKI KANAZAWA(そき かなざわ)」が、石川県金沢市袋町にオープンしました。 金沢市民の台所と呼ばれる近江町市場の目の前に位置し、ひがし茶屋街、金沢城、兼六園、金沢21世紀美術館など、金沢の魅力をアクティブに楽しめる絶好のロケーション。石川県白山市のアロマ蒸留所EarthRingとコラボレーションしたハーバルルームや手作り体験など、素の金沢を感じる、リフレッシュと気づきを得る旅を堪能できますよ。
あるがままの自分を取り戻す、無為自然に過ごす旅
SOKIが目指すのは「あるがままの自分を取り戻す、無為自然に過ごす旅」。名称は「素(す)の器(うつわ)」を由来とし、ありのまま(=素)の飾らない本質を追求しその土地の自然や風土、素材を嗜む場所(=器)という意味を持ちます。 今回SOKIブランド2拠点目として都市部で開業するSOKI KANAZAWAでは、まちの観光を楽しんだ後に心身を癒し、ほっとできる滞在を通して、リフレッシュと気づきを得る旅の体験を提供します。
近江町市場目の前、金沢観光に絶好のロケーション
SOKI KANAZAWAが位置するのは、金沢市民の台所と呼ばれる近江町市場の目の前、かつて商人が行き交い「市」が栄えたエリア。ホテルから徒歩15分圏内では、ひがし茶屋街、金沢城、兼六園、金沢21世紀美術館などの主要観光地のほか、歴史文化あふれる金沢ならではの食や工芸など、金沢の魅力をアクティブに楽しむことができます。 ホテルの目の前の近江町市場では、地元の漁港から水揚げされる旬の海鮮を購入できるほか、名物のおでんなど金沢の味覚を店先で楽しむこともできます。11月6日には今年のカニ漁が解禁され、この時期しか食べられない香箱ガニ(雌のズワイガニ)を求めて多くの地元客や観光客が集まります。
金沢のまちとゆるやかにつながり、柔らかさを感じるデザイン
SOKI KANAZAWAでは、コンセプトを表現する上で、空間やコンテンツを“つくり込みすぎないこと“を大切にし、都市の遊休地を一時的に占有し一般へ解放する運動「SKWAT」などで幅広く活躍するDAIKEI MILLSをインテリアデザイナーとしてパートナーに迎えました。 金沢らしさを感じ土地に根付いた場を構築するために、地元の素材や職人が製作したアイテムを多く採用。木や石、土や鉄など、自然由来の素材をふんだんに使用し、ゆるやかに交わる空間を構成しています。 建物外部は、石川県能登に自生する赤松をはじめとした、山々にある自然風景の木々のありのままをイメージした植栽が囲みます。エントランスのアプローチから建物内部の廊下、レセプションには、洗い出し仕上げの床を採用。昔から金沢のまちなかでも多く見られる仕上げで、周りの風景をそのまま引き込むようなまちとのつながりを表現しました。 建物内は、ロビー・レストラン・客室など個々の空間が分断されない、ひとつの繋がった「器」と感じられる空間を目指し、共通の素材や曲線のデザインを多く用いました。
レセプション
自然顔料の藍で染めた左官壁で迎えるレセプションには、円形のコミュニケーションテーブルを設置。 ゲストと肩を並べて旅の予定やおすすめを語り合う、交流のためのテーブルです。チェックインやお支払いなどの手続きは、自動チェックイン機とキャッシュレス決済の導入により、スムーズな案内が可能になっています。
客室
4名までゆったりとくつろげるグループツイン
18〜37平方メートル、旅のスタイルに合わせて選べる全12タイプを用意。ひとり旅やカップル向けのほか、ファミリーやグループでの旅におすすめの4名定員のお部屋も充実しています。 客室デザインは白木や鉄などを中心とした自然の素材感のある風合いで、丸みを帯びたベッド上の天井は旅の疲れを癒やす柔らかいイメージを演出します。
藁すさを織り込んだ和紙の壁や古材でしつらえた飾り棚が特徴のスタイリングツイン
客室アイテムとして、山中漆器の木地を使った木製の湯のみをはじめ、地元の企業が手がける珪藻土のコースターやオーガニックの棒ほうじ茶、九谷焼の製作過程で生まれる不純物を釉薬にリユースした食器など、石川県内でつくられ愛されている品々を用意しています。
アメニティーは環境と使い心地に配慮し、品質にこだわりアイテム数を絞りました。旅の終わりに持ち帰ることができ自宅でも使える竹製歯ブラシや、環境に優しい歯磨きペーパーのほか、海に流れ出る前のプラスチックごみをリサイクルして作られた再生綿を使用した寝具や、植物原料を配合したボトルを使用したバスアメニティーを用意。 プラスチックゴミ削減のため、ペットボトルの飲料水は置かずに、ゲストは必要な分だけを2階に設置したウォーターサーバーよりポットにて充填します。
ハーバルルーム
ハーバルルーム(2室)は、石川県白山市のアロマ蒸留所EarthRingとコラボレーションし、心身ともにリフレッシュできる香りをしつらえた特別な客室。香りの体験として、客室にはディフューザーやバスソルトのほか、ゲスト自身でルームスプレーを手作りできるキットを用意しました。 使用するアロマ精油は、白山麓の天然水と森林保全のため生まれる間伐材を原料に精製されています。
大浴場
大浴場は加賀温泉の昔ながらの総湯(公共浴場)にみられるロの字型の湯船や、かけ湯用の湯おけのデザインを、石川県で採れる滝ヶ原石を用いて表現しました。 客室と同様にゆるやかな曲線の天井に包み込まれるような空間で、旅の疲れを癒す入浴を楽しむことができます。地元の間伐材や柑橘類などを再活用した期間限定の香り湯や季節湯も提供予定です。
湯上がりには定番のコーヒー牛乳のほか、昔から身体に優しい発酵飲料として親しまれてきた金沢の甘酒を用意し、ゲストの身体を内側からもととのえます。
和食料理店「空潮/空汐(そらしお)」
1Fの和食料理店では、季節と風土を味わうおばんざい割烹が楽しめます。朝食は、石川県産のおひつご飯を中心に、お米に合うおばんざいを用意。夕食は旬の野菜や魚介、お肉など全国各地から選りすぐりの食材を用いた料理と北陸のお酒で、日常の延長にありながら「ちょっとハレの日」を楽しめるお店です。 店名の「そらしお」は金沢の青い空と沿岸部の海の景色に由来し、朝食時は「空潮」、夕食時は「空汐」の名で営業します。
ホテル館内と同様に、店内には土や木などの自然素材を多く使用し、地元の材木店で製作した、なぐり加工で仕上げた栗の木の柱や、約8mの天然木タモ材の一枚板カウンターがゲストを迎えます。
心身のリフレッシュと気づきを得る旅の体験
・サシェ(香り袋)づくり体験 共用部には、EarthRingが手がける香り豊かなアロマオイルを、石川県産のヒバチップに振りかけるサシェづくり体験を用意。宿泊ゲストはどなたでも体験可能で、お土産として持ち帰ることができます。
・隠れた金沢の魅力をホテルスタッフがご紹介 有名な観光スポットの他にも、金沢のまちには魅力溢れる場所や景色、お店が多く点在します。 SOKI KANAZAWAでは、旅で訪れたゲストに金沢の隠れた魅力にも触れて味わってほしいという思いから、コミュニケーションテーブルには、金沢の白地図を用意。SOKI KANAZAWAのスタッフが一人ひとりとお話しながら、長年地元で愛されるまちの食堂、土地の文化を感じられる雑貨店、何気ないけれど美しい金沢のまちの風景など、おすすめしたい情報を書き込み、地図を完成させお渡しします。 * * * 詳細は、公式サイトをご覧ください。 素の金沢を感じる、リフレッシュと気づきを得る旅を、この機会にぜひ体験してくださいね。
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