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2022.12.19
クラブハリエのバームサブレから450年愛され続ける和菓子まで♪ とっておきの滋賀土産6選
日本一大きな湖「琵琶湖」を有する滋賀県。自然豊かなこの地は、歴史や文化が数多く残り、心がほっと癒やされるエリアです。そんな滋賀には、京菓子に勝るとも劣らない老舗の名店がいっぱい!そこで今回は、江戸時代から愛され続ける和菓子からバームクーヘンで有名な「クラブハリエ」の特別感たっぷりの商品まで、6品をセレクトしました。お土産選びの際に、ぜひ参考にしてくださいね。
パクっとひと口で!草津銘菓「うばがもちや」のあんころ餅
「うばがもち」12個入り(600円)
江戸時代、東海道と中山道の分岐点として、大いに栄えた宿場町・草津。「うばがもち」は、そんな草津宿を行き交う旅人にも愛された、やさしい味のあんころ餅です。 ルーツはとても古く、戦国時代から。織田信長に敗れた武将、佐々木義賢の乳母が、餅を売りながら義賢のひ孫を育てたことが始まり。その乳母の誠実な人柄とお餅そのものの美味しさが広く知れ渡り、誰言うことなく「乳母が餅」と呼ばれるようになりました。450年以上の長きに渡って、今もなお愛され続けるロングセラーの草津銘菓です。 なめらかなこしあんが包むのは、草津産の有機もち米「滋賀羽二重餅米」。上には白餡と山芋の練り切りが、ちょこんとのっています。一口サイズの愛らしい見た目で、お茶の時間がいつもより楽しくなりそう。甘さ控えめなので、甘いお菓子がちょっと苦手な方への手土産にも喜ばれますよ。
うばがもちや本店
ウバガモチヤホンテン
缶もキュート!「ラ コリーナ近江八幡」のバームサブレ
「バームサブレ」10枚入り(1620円)
ふわふわ、しっとり柔らかなバームクーヘンが全国的に有名な「クラブハリエ」。そのフラッグシップ店「ラ コリーナ近江八幡」は、絵本のような世界観が話題となり、連日多くの観光客が訪れます。 店内では、看板商品のバームクーヘンをはじめとして、リーフパイやパン、どらやき……など、幅広いアイテムが勢ぞろい。 なかでも、バームクーヘンの生地を使った「バームサブレ」は滋賀県で「ラ コリーナ」限定とあって、お土産にぴったりです。 一口噛むと、ほろほろっと優しく崩れ、バターの濃厚な香りがふわり!周りにまぶされたグラニュー糖のザクザクとした食感も楽しくて、ついつい、あともう一枚と手を伸ばしてしまいます。 バニラとショコラの2種類が入った詰め合わせだと、バームクーヘンを型どったキュートな缶に入って、より特別感がたっぷり。受け取った方は、思わず頬がゆるむことでしょう。
ラ コリーナ近江八幡
ラ コリーナオウミハチマン
かわいくて、どこか懐かしい「菊水飴本舗」のつぶあめ
「菊水のつぶあめ」(500円)
350年以上も前から、長浜市・北国街道沿いにお店を構える飴屋さん「菊水飴本舗」。ここで作られているのは、お砂糖や添加物を使用せず、穀物でんぷんを麦芽糖化したねり飴「菊水飴」です。「菊水飴」は歴史的な逸話も多く、江戸時代の始めに福井藩主の松平光通公が腹痛になった際、この飴をなめたところ見事に治ったのだとか。 そんなねり飴を手軽に食べられるつぶあめにしたのが、こちら。ねり飴にお砂糖を入れて固めているから、そのまま食べて優しい甘さを楽しむのはもちろん、お料理の隠し味に使うこともできます。 レトロかわいくて、どこか懐かしいパッケージは、大正時代にデザインされた復刻版。見た目からほっこり懐かしい気持ちになれます。
菊水飴本舗
キクスイアメホンポ
「工房しゅしゅ」の四角いお麩を使った変わり種ラスク
「滋賀の丁字麩 おふらすく」8個入り(864円)
滋賀の地酒の酒粕を使った、生チーズケーキで有名な「工房しゅしゅ」。東近江市にある本店は、品数も多く、センスが光る手土産を探すのにぴったりです。数ある商品のなかでも、お土産におすすめなのは、日持ちがする「滋賀の丁字麩おふらすく」です。 ベースになっているのは、近江八幡の名産・四角いお麩「丁字麩」。そこに、安曇川のアドベリー、土山のほうじ茶、滋賀の酒粕など、滋賀生まれの素材でつくったソースを1枚1枚丁寧にのせ焼き上げました。 ぱくっと頬張ると、口の中でほどける絶妙な軽やかさが絶妙!どのフレーバーも素材の味を活かした自然な味付けで、甘すぎないのが嬉しいところ。軽くて口溶けが良くて。何枚でも食べられそうです。 色も形も個性豊かなラスクは、食べる前から「一体、どんな味なの?」とワクワク。想像する楽しみも届けられますよ。
工房しゅしゅ
コウボウシュシュ
ひこにゃんの鈴がモチーフ。「conecone.」の鈴プリン
「ひこにゃんプリン3個セット」(1350円)
ご当地キャラクター「ひこにゃん」の出身地・彦根城周辺では、さまざまなひこにゃんのアイテムに出会えます。男女問わずお土産で喜ばれるのが、ひこにゃんが首にぶら下げている「鈴」をモチーフにした、ころんと丸い「鈴プリン」です。 このスイーツを作っているのは、2022年6月、彦根市の四番町スクエア内に新オープンしたカフェ「conecone.」。落ち着きあるシックな店内では、地元の食材を使った自家製ケーキや予約制のアフタヌーンティーが楽しめます。 とろ~りプリンは、まず生クリームと絡めて味わって。次に、魚の形をした容器に入ったコーヒーカラメルをかけて。ほろ苦いカラメルととろり濃厚なプリンが織りなすハーモニーが絶妙です。 1個からでも購入できますが、お土産に最適なのは、オリジナルのひこにゃんバッグに入った3個セット。裏表異なるパッケージデザインも愛らしくて、ほっこり癒やされます。
conecone.
コネコネ
止まらないおいしさ♪「つるやパン」のまるい食パンラスク
「まるい食パンラスク(小)」(680円)、「まるい食パンラスク(大)」(1100円)
滋賀県のご当地パン「サラダパン」で知られる「つるやパン」。1951年、長浜市の北国街道沿いに開業して以来、70年以上に渡って地元の人に愛され続けてきました。2016年には「まるい食パン専門店」をオープン。その食パンをラスクにしたのが、「食べ出したら、止まらない!」と評判の「まるい食パンラスク」です。 箱を開けると、中には色とりどりのラスクがずらり。フレーバーもたくさんの種類が用意されていて、どれにしようか迷うほどです。 食パンで作るラスクは、ふんわり軽い口当たり。1袋に2枚ずつ入っているので、みんなんでシェアするのにも最適。食べ出したら止まらない、コーヒーのお供にぴったりなおやつです。
つるやパン本店
ツルヤパンホンテン
今回ご紹介したお土産は、どれも“滋賀愛”にあふれたものばかり。風情ある滋賀の街を歩きながら、とっておきのお土産を探してみてくださいね。
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安藤美紀
Writer
安藤美紀
湘南を拠点に全国を旅するフリーライター。執筆した記事は1000以上。温泉の資格も複数保持。
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