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2022.12.20
鎌倉「パティスリー クグラパン」のウサギが愛らしいクッキー缶で、フランス・アルザスと日本をつなぐ
スイーツプロデューサー・磯崎 舞が、日常に寄り添うおやつから贈り物にも選びたくなる焼き菓子を紹介する連載『#焼き菓子部』。ここ数年、特別感のあるギフトとしてクッキー缶の人気が高まっています。宝箱と呼ぶにふさわしい驚きや幸せがギュッと閉じ込められたクッキー缶を大切な方へ贈ってみませんか。今回は「Patisserie Kouglapin(パティスリー クグラパン)」のプティフール缶(ピンク)をご紹介します。
フランス・アルザスへの想いと憧れが詰まったパティスリー
鶴岡八幡宮からは徒歩4分、青色の瓦屋根が目印
JR鎌倉駅から徒歩13分、鶴岡八幡宮の裏通りにある「パティスリー クグラパン」。“フランス・アルザス地方の家”をイメージした木目調の店内はゆったりとした時間が流れ、併設のカフェには鎌倉散策の小休憩に寛ぐ客がひっきりなしに訪れます。 オーナーの笹岡 鉄兵さんは、東京・目白の有名パティスリー「エーグルドゥース」をはじめ、「コートダジュール・ミクニズ」や「レストランブノワ」など様々なジャンルで修業を積んできた腕の持ち主。フランスでの修業時代に毎日のように焼き続けていたアルザス生まれの伝統菓子・クグロフを看板商品に掲げて、2016年に「パティスリー クグラパン」を開業しました。店名はクグロフとラパン(フランス語でウサギの意味)を合わせた造語。店内にはクグロフやウサギの形を模したスイーツが豊富に並び、持ち前のセンスと技術に可愛らしさも加えた品が多くの人に親しまれています。
とことん可愛いウサギとピンクにノックアウト♪
「プティフール缶(ピンク)」1980円
クグロフ型から顔を出したウサギのロゴマークをアイコンに、パステルカラーのピンクがメロメロになる可愛さ! フランス・アルザス地方にゆかりのあるプレッツェルやクグロフのイラストがノスタルジックなタッチで描かれ、笹岡さんのアルザスへの想いが表れています。ショップ袋は落ち着いたブルーで、甘すぎないアプローチにセンスを感じられますね。
甘味から塩味までオリジナリティを出した顔ぶれ
さっくり、さくさく、カリッと食感もさまざま
蓋を開けるとバターやスパイスの香りに誘われ、いろんなフォルムのクッキーがお目見え。お店のある神奈川県とアルザスを元に考えられた、個性豊かな5種のクッキーが詰められています。左上から、クグロフの形が愛らしく穏やかなスパイスの香りがどこか懐かしい味わいの「スペキュロス」、キャラメルのカリッとした食感と香ばしさがクセなる「サブレキャラメル」、パイのザクザクした食感にチーズの塩気があとを引く「フィユテフロマージュ」、ローズマリーの自然な香りにふんわり包まれる「サブレロマラン」、神奈川発祥の柑橘・湘南ゴールドを使って地産地消に取り組んだ「湘南ゴールドプレッツェル」は清涼感のある香りに気分もリフレッシュできますよ。 2023年の干支が卯年であることにちなんで、ウサギをモチーフにした新商品がこれから続々と登場予定。作家のオリジナルイラストが描かれた新デザインのクッキー缶をはじめ、一枚から購入できるクッキー、フィナンシェなどを考えているそう。「パティスリー クグラパン」のスイーツで、可愛さとおいしさを欲張ってみて。
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Patisserie Kouglapin 鎌倉本店
パティスリー クグラパン
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スイーツプロデューサー 磯崎 舞
乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、百貨店の催事企画、パティシエと生産者を繋げた商品開発など“スイーツプロデューサー”として活躍。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える焼き菓子に着目。年間1000個以上食べ、新たな魅力を引き出し広めている。
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