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2023.02.18
世界一の称号を得たチョコレートケーキを求めて神戸北野の「L’AVENUE」へ
神戸の人気観光エリア・北野。かつての来日外国人が建てた洋風建築が立ち並ぶ北野異人館街の近くに、ケーキとチョコレートのショップ「L’AVENUE(ラヴニュー)」があります。オーナーの平井茂雄シェフはチョコレートの世界大会・ワールドチョコレートマスターズ2009の優勝者。チョコレート使いの名手が手がけたチョコレートケーキやボンボンショコラを頬張れば、とびきり贅沢なひとときを過ごせます。
神戸北野を代表する人気パティスリー

JR三ノ宮駅または元町駅から北へ徒歩13分、トアロードを北上した場所にある「L’AVENUE」。平氏茂雄シェフは、フランスのパティスリーやグランドハイアット東京などで修業し、2009年にワールドチョコレートマスターズ2009で優勝。2012年に生まれ育った街・神戸で「L’AVENUE」を立ち上げました。

平井シェフの手掛けるチョコレートスイーツは、夕焼け空が色を変えて行くように段階的に味わえる作りとなっているのが特徴。構成は複雑でカカオの香りがしっかりしているのにキレがよく、後味がすっきりしています。 フランスのチョコレートメーカー・カカオバリー社のオリジナルブレンドのダークチョコレート「オールノワール」はお菓子づくりに適していると判断したカカオ含有量65.6%のチョコレートで、「L’AVENUE」のお菓子にも数多く採用されているといいます。
お目当ては世界大会優勝時のケーキ「モード」

ショーケースに並ぶプチガトーは約25種。神戸産のいちごを使ったショートケーキ、口当たりなめらかなプリンなど定番のケーキ、そして多彩なチョコレートケーキが並んでいます。

モード750円。店頭でのみ取り置き可能
ワールドチョコレートマスターズ出場時、世界最高峰に輝いたケーキ「モード」は、コンクール用に考案した記念作品で、仕込みに4日かかるにも関わらず、そのまま再現し定番商品として提供しています。

つやめくミルクチョコレートムースの中は、ホワイトチョコレートのクレーム、ヘーゼルナッツのムース、ヘーゼルナッツのビスキュイの三層に。ムースの下には、自家製のアプリコットのソテー、ヘーゼルナッツがゴロゴロ入ったショコラブラウニーを重ねています。 ミルク、ホワイト、ジャンドゥーヤ(ヘーゼルナッツ)のチョコレートのハーモニーに、やさしいアプリコットの甘みが調和。ヌガーを絡めたヘーゼルナッツの食感も楽しい一品です。
テーマごとにセットにしたボンボンショコラ

ボンボンショコラは、口どけのよいシンプルなガナッシュや、グラデーションで変化する2種類以上のフレーバーを組み合わせ、ひと口目から後口にかけて、徐々に変化していく味わいを楽しめます。 単品売りせず、すべてギフトボックス入り。3個、4個、6個、8個、12個入りの5タイプあり、それぞれにテーマがあるため、ショコラの組み合わせも異なります。

ボンボンショコラ4個入りのマジック1600円
たとえば4個入りのマジックは、フルーツとコーヒーのフレーバーを楽しむセット。イチゴ、洋梨、パイナップル、コーヒー、それぞれのフレーバーが引き立つ糖度のチョコレートと組み合わせて、香りよく仕上げています。

ボンボンショコラ12個入りのグラン クレアシオン3900円
12種入りのグラン クレアシオンは、食感の違いが感じられるセット。サクサクしていたり、ナッツがゴロッと入っていたり、異なるテクスチャーが12パターン楽しめます。

ケーキやボンボンショコラのほかにも、生チョコレートやチョコレートバー、焼き菓子など多彩なスイーツが揃う「L’AVENUE」。

2022年12月には徒歩1分の場所に新店舗「L’AVENUE bis(ラヴニュー ビス)」をオープン。平井シェフがイチから考案した、焼きたてクレープやチョコレートのアイスクリーム、フルーツのソルベなどがテイクアウトできるので、合わせて訪れてくださいね。

L’AVENUE
ラヴニュー
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西 倫世 撮影:田村和成
Writer
西 倫世

関西を中心に雑誌やWEBで旅・グルメ・トレンド情報に関する記事を発信。ラジオ番組への情報提供も担当
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