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2023.02.13
浅草のかっぱ橋道具街の裏通りにある路面店。「Café Otonova」で静かな時間を過ごす
食器やキッチン用品を扱うお店が並ぶ、観光客にも人気のかっぱ橋道具街。そのにぎやかな商店街から少し離れただけなのに、嘘のように静かな裏通りがあり、そこに「Café Otonova(カフェオトノヴァ)」は立っています。もとは飴屋さんの店舗兼住居だったという建物を利用したすてきなカフェ。ランチ、カフェ、ディナー、さまざまなシーンで心地よく過ごせる「Café Otonova」をご紹介します。
飴屋さんの店舗兼住居をリノベーションした特別な空間

たくさん立ってる柱が、もともとの間取りを想像させる
浅草にあるかっぱ橋道具街は、食器やキッチン用品を扱うお店が並ぶ、観光客にも人気のある商店街。「Café Otonova」はそこから一本入った裏通りに、静かにたたずんでいます。 ここは、もともと飴屋さんだった店舗兼住居で、ところどころに名残りを残しながら、すてきなカフェに生まれ変わった建物。 店内には、レコードや雑誌、ドライフラワー、ピアノ、アンティーク家具などがレイアウトされ、お店の雰囲気をさらにセンスアップしています。 にぎやかな商店街からそう離れていないのに、時間がゆっくり流れているような、静かで特別な空間が広がっています。

(左)レコードジャケットもインテリアのひとつ (右)トイレの前のデッドスペースにもアンティーク家具が

趣のある音色を奏でそうな古いピアノ
季節にあわせて登場するスイーツも

「苺のショートケーキ」680円。ケーキ自体の甘さがひかえめでイチゴの甘酸っぱさが引き立つ
終日楽しめるカフェメニューは、定番のティラミスやタルトなどのほか、季節のフルーツを使ったスイーツなどもあり、パティシエが店内で手作りしています。 冬は「苺のショートケーキ」や「ミックスベリータルト」など、イチゴのスイーツが登場。やはり、イチゴを使ったスイーツはかわいくてわくわくします。 コーヒーやエスプレッソは横浜の「テラコーヒー」の豆を使用。フレンチプレスで抽出した、こだわりの一杯をいただくことができます。 そのほかのソフトドリンクも種類が豊富で、有機栽培のルイボスティーやアールグレイなども提供。自家製のジンジャーシロップを使ったレモンスカッシュなどもあります。

程よいかたさの生地の上に、生クリームがたっぷりのった「かぼちゃのプリン」480円と「自家製キャラメルラテ(HOT)」680円
ランチメニューのバリエーションも豊富

平日ランチメニューの「小柱とチーマディラーバ(イタリア菜花)の明太子クリームパスタ~レモンスライスのせ~」1300円。パン・お総菜入りサラダ・ドリンク付き。プラス100円でオレンジワインにアップグレード
カフェメニューだけでなく、イタリアン、フレンチをベースにした、ジャンルにとらわれない食事のメニューも充実。うれしいことに、平日だけでなく休日にも、お得なランチメニューが設定されています。 ランチメニューは時期によって替わって、メインがカレー、パスタ、サラダの3種類の展開で、ほかに、「キッシュプレート」「クロックムッシュ」などもあります。 ディナータイムは、食事と一緒にゆっくり楽しめるように、アルコールのラインアップも豊富。生ビールのエーデルピルスをはじめ、イタリア産・フランス産を中心としたワイン、グラッパなどの食後酒まで、いろいろ取りそろえられています。
中央は開放感のある吹き抜けに

開放感を感じさせる吹き抜け
店内は2階にもイートインスペースが展開され、いろいろなデザインのアンティークのテーブルと椅子が置かれています。カウンター席が中心の1階とはまた違った雰囲気です。 中央には、1階と吹き抜けになった空間も。天井からシャンデリアが下がり、1階にある大振りのドライフラワーが2階まで届くほどに枝を伸ばしていて、非日常感を演出しています。 店名の「Otonova」は、音楽の音(oto)、ボサノヴァのノヴァ(nova)を組み合わせて付けたとのこと。音楽と古き良きものを愛する店主の思いがこもったお店です。 「Café Otonova」で、喧騒を離れ、大切な時間を過ごしてみませんか。

ゆったりとテーブルが置かれた2階席

Café Otonova
カフェオトノヴァ
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いちきドーナツ 市来恭子 撮影:依田佳子
Writer
いちきドーナツ 市来恭子

東京在住のフリー編集兼ライター。尾道観光大使・群馬県文化審議会委員。すてきな情報をお届け♪
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