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2023.04.28
【iPhone・スマホカメラレッスン】京都らしい1枚を撮ろう~舞妓さんと芸妓さん編~
簡単に習得できて、すぐに使えるiPhoneやスマホの撮影テクニックを写真教室「たのしいカメラ学校」主催の矢島直美さんが伝授。今回の写真レッスンは、フォトジェニックな「京都」の旅。旧邸御室、うめぞの茶房、あじき路地、京セラ美術館、北野天満宮、桝屋高尾……などなど、撮影におすすめなスポットも含めて、旅先で役立つテクニックを数回にわたってお届けします。 第1回は、国登録有形文化財の「旧邸御室(きゅうていおむろ)」へ。さらに舞妓さんと芸妓さんに出張していただくというスペシャルな体験も。舞妓さんと芸妓さんは手配が必要ですが、ご家族やご友人同士で撮影するときにも役立つテクニックとなっています。 今回の写真はすべてiPhone 14 Proで撮影しています。ここではiPhone 14 Proの機能をご紹介しますが、同様の機能を搭載する機種もありますので、ご自身のスマホをチェックしてみてくださいね。
【LESSON1】背景をぼかして、主役を際立たせて
【LESSON2】動きのあるシーンを撮影する
【LESSON3】いろんな角度から撮影して組み写真で楽しむ
【LESSON4】室内は水平垂直・光を意識して
【LESSON1】背景をぼかして、主役を際立たせて
舞妓さん、芸妓さんの美しさやふるまいに感動しつつ、その美しさを存分に撮影したい……。そんなときには背景をぼかして人物を際立たせることができる「ポートレート」モードがおすすめです。全身の写真はもちろん、バストショットで切り取ると、存在感が増すので挑戦してみて。

ポートレートモードで撮影。 お茶屋「富菊」の舞妓 富瑛梨(とみえり)さん。地毛で結うという日本髪も収まるように、正面からではなく振り返っていただきました。


新緑の中に赤い和傘と舞妓さんの華やかな姿が絵画のように美しかったので、背景をぼかさず、通常の写真モードで撮影。
【撮り方の3つのPOINT】
①撮影前に下見をして、光と背景を確認!
明るい場所で撮ると綺麗な画質になるので、屋外の明るい時間帯での撮影をおすすめします。背景は余計なものが入らない位置を探しておくと、モデルさんを待たせずスムーズに撮影できます。②余白を生かした構図に
モデルさんをやや右寄り、左寄りで配置をすると、背景に余白が生まれ、その場の空気感が伝わりやすくなります。三分割法のグリッド(iPhoneの場合は「設定」から「カメラ」を選択。 「グリッド」をオン)の場合、左右の縦のラインと下の横のラインが交わる位置を参考にモデルさんを配置してから構図を微調整していくとバランスが整いやすいです。


③光学・デジタルズームの「2×」「3×」に切り替えると歪みにくく、見たままの印象に!
●複数のレンズが搭載されている機種:広角側の「0.5×」「1×」を使用して近距離で撮影すると人物に遠近感がついてやや歪んで写りやすいので、標準の「2×」、望遠の「3×」に切り替えて撮影するのがおすすめです。●レンズがひとつのシングルカメラの場合:デジタルズームを活用して「2×」程度にするのがいいでしょう。拡大しすぎると画質が落ちるので気をつけて。

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