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2023.07.16
万葉集にも登場する日本三古泉、白浜温泉の外湯を楽しみましょう
万葉の昔から大和の貴族たちにも愛された白浜の湯。温泉とともに彼らが愛でたのは、湯に浸かりながら眺める大海原だったのかもしれません。

波打ちぎわにある白浜の名物湯「崎の湯」

波しぶきを間近に感じる開放感満点の男湯
湯崎七湯(ゆざきしちとう)とは、大正時代まで湯崎にあった崎の湯、浜の湯、元の湯、砿(まぶ)湯、粟湯、疝気(せんき)湯、屋形の湯の7つの共同湯。そのうち崎の湯だけが今も残っています。 大正時代までの白浜温泉は、海岸に自然に湧く温泉に浴槽を掘った共同の外湯だけだったそうです。 「崎の湯」は、白浜で最も歴史のある名湯行幸(みゆき)源泉の湯を引く露天風呂。岩組みの浴槽から海岸まではわずかな距離しかなく、開放感あふれる湯です。

女湯には板で囲った檜風呂も併設している

1350年の歴史を持つといわれる行幸源泉は崎の湯への道沿いに湧く

湯煙を上げる行幸源泉
崎の湯
サキノユ

銭湯の風情が残る公営の湯「牟婁の湯」

湯は行幸・砿湯の両源泉から引く
湯崎七湯の伝統を受け継ぐ公衆浴場。地元の人の利用も多く、番台がある昔懐かしい風情も魅力です。

湯崎の道路沿いにある

白良浜の松林にある「白良湯」

レトロなホール
レトロな木造の2階浴室からは白良浜を一望できます。夕暮れの眺めはとくにおすすめです。
しらすな
シラスナ
日本三古泉・白浜温泉の外湯はいかがでしたか?万葉の昔から愛された温泉を、ぜひ堪能してくださいね。

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