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2023.07.18
山陰の小京都・津和野をのんびりサイクリング
「山陰の小京都」と呼ばれる津和野は情緒漂う城下町。 町家が続く本町通り、明治から大正にかけての史跡が並ぶ殿町通りなど、見どころ満載の町なかを、自転車で身軽にめぐりましょう。
山陰の小京都をおさんぽ
津和野のメインストリートは、武家の通り「殿町通り」と、町人の通り「本町通り」。それぞれ異なる趣が楽しめます。 見どころが集中する本町通りと殿町通りは歩き、周辺の観光はレンタサイクルで。JR津和野駅前にあるかまい商店では、自転車100台を備え、手荷物は無料で預かってくれます。
かまい商店
カマイショウテン
丘の上に建つ小さなキリシタンの聖堂「乙女峠マリア聖堂」
聖母マリア降臨の様子が描かれている
1951(昭和26)年に建設されたキリスト教聖堂。明治初期に津和野へ収容された長崎潜伏キリシタンの殉教地に建ち、8枚のステンドグラスが、その迫害の歴史を静かに伝えています。
自然に囲まれた敷地内に建つ聖堂
敷地内に建つマリア像
「津和野をめぐる日帰りトリップ」記事はこちら
伝統ある日本酒の蔵元を見学「古橋酒造」
国の文化財として登録されている建物
明治創業の日本酒「初陣」の蔵元。蔵内ではスタッフによる酒造りの解説が聞けて、酒蔵見学や試飲もできます。冬期は作業風景も見学可能です(要予約)。
杜氏の説明を受けながら、試飲が楽しめる。代表銘柄はもちろんすべての日本酒が味わえる
蔵の中には迫力満点の龍の鏝絵がある
「津和野のおみやげ13選」記事はこちら
古橋酒造
フルハシシュゾウ
暮らしを彩るアイテムが見つかる「俵 種苗店(SHIKINOKA)」
ギャラリーとして開放されることも
明治中期築の登録有形文化財の建物で、種や苗をはじめ、島根を中心とした手仕事の品を販売。作家とコラボレーションしたオリジナル商品も並んでいます。
津和野のお茶で染めたストール1枚12000円
俵 種苗店(SHIKINOKA)
タワラシュビョウテンシキノカ
城下町でひと際目立つ白亜の教会「津和野カトリック教会」
敷地内にはキリシタンの歴史を解説する展示室がある
1931(昭和6)年に、ドイツ人のシェーファ司祭によって建てられたゴシック建築の教会。内部は畳敷きで、窓には色鮮やかなステンドグラスをあしらっています。
ステンドグラス越しに差し込む光が畳を照らす
津和野カトリック教会
ツワノカトリックキョウカイ
上品な和菓子が並ぶ老舗菓子舗へ「三松堂 菓心庵」
登録有形文化財の建物は重厚感がある
町家が並ぶ本町通りに建つ、築120年の古民家を利用した菓子舗。生菓子や和菓子があり、季節ごとに変わる和菓子や津和野銘菓の源氏巻など、味も見た目も上品な甘味がそろいます。
津和野の銘菓「源氏巻」1本300円
「津和野のおみやげ13選」記事はこちら
三松堂 菓心庵
サンショウドウカシンアン
著名な文豪「鷗外」の生涯を垣間見る「森鷗外記念館」
史跡の森鷗外旧宅に隣接する
津和野出身の文豪であり、軍医でもあった森鷗外の記念館。鷗外の著作や直筆原稿などの資料約500点を展示し、映像や書簡などでその生涯をわかりやすく解説しています。
映像や資料を通じて鷗外に親しめる
森鷗外記念館
モリオウガイキネンカン
山陰の小京都、津和野サイクリングはいかがでしたか?見どころ満載の町なかを、自転車で身軽にめぐってくださいね。
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