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2024.03.10
鎌倉の神社にお参りしたあとは隠れ家カフェでほっと一休み♪「古民家カフェ ユキノシタ」
井戸や石灯篭のある昔ながらの庭を眺めて過ごす「古民家カフェ ユキノシタ」。築80年の日本家屋をリノベーションしたカフェは、これまでの生活の中で使われてきた箪笥や電球の傘なども受け継ぎ、古民家の風情を楽しみながら静かな時間が過ごせます。鎌倉の閑静な住宅街の一軒家カフェで一息入れてはいかがでしょうか。
細い小径を進んだ先にあらわれる風情ある一軒家
鶴岡八幡宮から徒歩約1分
鶴岡八幡宮のすぐそばにたたずむ「古民家カフェ ユキノシタ」。車の行き交う道路から小径のエントランスを進んだ先の一軒家で、人通りの多いエリアにありながら隠れ家的な古民家カフェです。
のんびりくつろぐ濡れ縁
古民家の外には新しく濡れ縁をつくり、こちらではワンちゃんもOK。枯れていた井戸も復活し、ポンプを押すと井戸水が流れ出します。
鎌倉の日常を感じながら過ごす贅沢なひととき
アンティークのテーブルやイスが並ぶ
長年この家に住んでいた方から受け継いだ奥ゆかしい日本家屋の風情はそのままに、カフェとして必要な部分をリノベーションしたのだそう。カフェの中には、もともと縁側から庭に出るためにしつらえてあった沓脱石(くつぬぎいし)から入ります。
各テーブルを季節の花がさりげなく彩る
ほんのりとした温かいあかりが灯る照明や今ではほとんど見かけることのない茶箪笥は当時のままで、桐の和箪笥もテーブルにと再利用しています。こうした暮らしを彩ってきた一つひとつの道具を大切に使っていて、築80年になる日本家屋に流れていた日常の空気も感じられますよ。
壁を大胆に丸く抜き開放感のある壁際
庭の木々も手入れをしながら残していて、大きな梅の木を中心に栗や琵琶、柚子など実のなる木が悠々と枝葉を伸ばします。実った果実は季節の特別メニューとして登場する予定なのだとか。
シンプルな見た目とは裏腹のこっくりとした奥深い味
昭和の時代に食堂で見かけた押し型を使ったご飯の盛りつけもレトロ「ユキノシタ スパイスカレー」(1800円)
ヴィーガン素材を使ったカレーは、ルーだけのシンプルな見た目からは想像できないほど奥の深い味わいです。カルダモンをはじめとしたスパイスの数々に乾物と野菜、さらに自家発酵のタマネギ麹や八丁味噌など日本の食材を組み合わせたオリジナル。それぞれの素材の良さを互いに引き出し、ピリッとした辛さの後にまろやかさが口に広がります。 つけあわせの小鉢もレンバイ(鎌倉市農協連即売所)の鎌倉野菜を使用して彩りも鮮やか。インドでアチャールと呼ばれる漬物には根菜類を使い、オレンジやピンクといった華やかな色あいでありながらカルダモンを効かせてスパイシーな仕上がりに。食感も楽しんで。
オーガニックコーヒーと楽しむヴィーガンスイーツ
「季節のヴィーガンケーキ2種盛り合わせ」(1500円)「カフェラテ」(700円※スイーツや食事とのセットは500円)
ヴィーガンの食材はスイーツにも。取材の時はレモンジンジャーケーキとクランベリーのヴィーガンチーズケーキでした。こうした体に優しいスイーツによく合うのが東ティモールのオーガニックコーヒーです。標高の高い場所で有機栽培で育ったコーヒー豆を自家焙煎した深煎りで、コクがあります。ラテやマキアートもおすすめです。
深煎りコーヒーのコクをスイーツで楽しむおやつの時間
コーヒーとよく合うフルーツを組み合わせた「珈琲クリームとバナナ、カシスのサンデー」(1300円)
東ティモールの深煎りコーヒーを贅沢に使った「珈琲クリームとバナナ、カシスのサンデー」。大きなバニラアイスの下には自家製のレモンバナナジャムやコーヒー味のマスカルポーネなどがたっぷり。フランボアーズが彩りを加えカシスの酸味が全体とまとめます。鶴岡八幡宮でお参りをしたあとに、午後のティータイムを過ごすのにぴったりのスイーツです。緑の豊かな庭を眺めながら、古民家の風情を楽しんで過ごしてくださいね。
古民家カフェ ユキノシタ
コミンカカフェ ユキノシタ
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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