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2024.07.27
日本三景の一つ、宮城・松島にある「茶屋勘右衛門」で見つけたスイートなおみやげ3選
宮島、天橋立とともに日本三景のひとつに数えられる宮城県松島。せっかく松島へ訪れたのなら、その土地らしいおみやげを持ち帰りたいもの。どこで買おうか迷ったら、みやげ店「茶屋勘右衛門」へ立ち寄ってみてください。松島のメイン通りに立つ複合施設「宮城県 松島離宮」に併設する茶屋勘右衛門には、松島らしさをつめこんだオリジナルのお菓子が勢揃い。ビジュアルも美しく、定番とはひと味違うお菓子が見つかりますよ。
江戸時代創業の山形・鶴岡のみやげ店「清川屋」が営む松島の新たな名所
白いのれんがはためく
「茶屋勘右衛門」があるのは、松島観光の玄関口・JR松島海岸駅から徒歩すぐの場所。松島湾に面した絶好のロケーションに立つ、複合施設「宮城県 松島離宮」に併設しています。 お店を営むのは、山形県鶴岡市に拠点を置く、1668年創業のみやげ店・清川屋です。特産品の企画、開発から、製造や販売までを一貫して行なう清川屋ですが、もともとは船着場のたもとで茶屋と旅籠を営んでいたのだそう。茶屋勘右衛門という名は、お茶とお菓子で旅人をもてなしていた初代の名前「勘右衛門」に由来しています。
宮城の定番みやげ「笹かまぼこ」なオリジナルのお菓子などに込めたストーリーにも注目
店舗限定菓子の什器のカラーリングは、商品により異なる
白を基調に、くすみカラーの什器が配された店内は、まるでセレクトショップのような空間。ここでしか買えないオリジナルのお菓子のほか、宮城みやげの定番である牛たんや笹かまぼこ、加工品など、約400アイテムを取り揃えています。 売り場で最も目を引く店内中央にディスプレイされているのは、店舗限定のお菓子です。それぞれ松島にちなんだストーリーが設定されているのも興味深いところ。各商品には、お菓子に込めた詩が添えられているので、選ぶ際にはそちらもチェックしてみてください。
【おすすめ①】エアリーな食感のご褒美スイーツ「雲ショコラロール」
「雲ショコラロール」(1890円)。パッケージのあしらいは松島の島影と雲をイメージ
松島をモチーフにした店舗限定のお菓子は全部で10種類。いちばん人気は、ふわふわのココアスポンジでたっぷりのチョコチップクリームを巻き込んだ「雲ショコラロール」です。 口の中でふわっ、くしゅっとほどける食感は、まさに雲のよう。パリパリとしたチョコチップが、心地よいアクセントを加えます。 味わいの主役となるチョコチップクリームは、余韻をも楽しみたくなるコク深い甘みです。後味がスッキリしているため、つい「もう一口」と手が伸びてしまいますよ。
【おすすめ②】パッケージが松島の情景を描く、サクサクサブレ「青とカモメ」
「青とカモメ」(3枚入り、395円)
松島湾に飛び交うカモメをサブレで表した「青とカモメ」も人気の一品。見た目のかわいらしさとは裏腹に、ふわりと香るバターの芳醇な風味を堪能できる本格派の味わいです。 海や空を思わせるブルーのパッケージには、松島の情景を描いた素敵な詩がつづられています。自宅に帰ったあとも、旅の思い出が鮮やかによみがえりそうですね。
【おすすめ③】松島の穏やかな色合いを映した「マツシマコハク」
「マツシマコハク」の(小)は650円、(大)は980円
自分用のおみやげにしたくなるのが、小瓶に松島カラーの琥珀糖を詰め込んだ「マツシマコハク」です。サイズは、10粒入りの(小)と、20粒入りの(大)の2種類。 「マツシマコハク」の最大の魅力は口どけの良さ。シャリッと軽い食感を感じるやいなや、上品な甘みとともにすーっと淡雪のようにとろけていきます。この口どけの良さは、砂糖のなかで最も純度が高いとされる白双糖を使うことで実現しているのだとか。ひと息つきたいときに、ぱくりと頬張りたくなるおいしさです。
おみやげ選びが終わったら、カフェでのんびりひとやすみはいかが?
「カンエモンソフト(たけ)」(430円)
店内には、観光途中のひと休みにぴったりなカフェスペースもあります。ミルキーなソフトクリームに、宮城県塩竈市の老舗茶屋「矢部園茶舗」の食べる緑茶をトッピングした「カンエモンソフト」と、松島産のお米・金のいぶきを使った「カンエモンだんご」(2本、350円)は、小腹がすいたときのおやつにもおすすめです。 こちらのカフェスペースでは、笹かまぼこやえびせんべいの手焼き体験もできます。ちょっとした時間があれば、ここだけの体験が楽しめますよ。
天井に吊り下げたライトは天の川をイメージ
旅の思い出をそっと閉じ込めたかのようなお菓子なら、贈った方にも松島での素敵な体験が伝わるはず。松島でおみやげ選びに迷ったときは、ぜひ「茶屋勘右衛門」へ足を運んでみてください。
茶屋勘右衛門
チャヤカンエモン
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菅原聡子 写真:板元義和
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