枡スイーツの元祖。看板メニュー「茶房パフェー日本庭園風ー」

思いのほか大きい「茶房パフェ」（1900円）。後ろは奈良県にある老舗茶園の煎茶「かりがね茶 山笑う」(600円)

「SALON GINZA SABOU」といえば「茶房パフェ」。ぜひ試してみたい和スイーツです。パフェに使われる惜しみない抹茶が魅力ですが、何より目を引くのは特注でしつらえた大きな枡の器。もともとこの大きな枡が評判になり、外国人のお客さまの目にも止まるようになりました。

枯山水の上のフルーツは、イチゴ、栗、イチジクなど季節によって旬のものに変わる

表面のホワイトチョコをスプーンで割ると、まるで玉手箱のよう。中には抹茶アイス、寒天や白玉、クッキー、マスカルポーネチーズ、パフ、粒あんや栗の渋皮煮など、おいしいものがぎっしり隠れています。

ファッションブランドがプロデュ―スする食空間

和を感じさせる粋な印象の暖簾

「SALON GINZA SABOU」は銀座・数寄屋橋交差点に面した東急プラザ銀座の地階、こだわりのライフスタイルを提案するアパレルブランドの一角にあります。 アパレルメーカーが手掛けた茶房はしゃれた和の風情。外見だけでなく内面の美しさを考え、ファッションブランドならではの視点で日本の古き良き食文化に注目、カラダにいい素材を使ったおいしい「食」を提供します。

和モダンな造りの店内

誰もが喜ぶとっておきの定食

「山梨県産信玄鶏の唐揚げ定食」（1800円）は、小鉢3種付きでごはんとお味噌汁はお代わり自由

おいしい「食」は「茶房パフェ」だけではありません。食事メニューもおすすめで、4種の和定食から選べます。隠れ家的な地下のショップの奥にありながら、ランチタイムはいつも満席。人気のほどがうかがえます。 厳選素材が使われる定食のなかでもイチオシはごはん。毎日一升炊きの土鍋で10回は炊き上げるというごはんは皇室献上米、群馬県・川場村の雪解け水で育てた幻のコシヒカリ「雪ほたか」を使用しています。炊き立てごはんはつやつやぴかぴか。何杯でもおかわりできそうです。

堅すぎず、柔らかすぎず、ほのかな甘味が感じられるもっちりごはん

おひつで出てくるごはんは「雪ほたか」の白米か発芽玄米ごはんのどちらかを。おすすめは発芽玄米ごはん。白米と比較して13倍もの栄養価のあるスーパー大麦「バーリーマックス」を独自に配合、食物繊維たっぷりで、糖質オフなのも好ポイント。プチプチ食感がクセになる滋味深い味わいです。

土鍋ごはんは45分で炊き上げ、30分蒸らす。炊き上がったばかりの発芽玄米ごはん

発芽玄米ごはんは１度目のおひつを平らげたあと、おかわりからは白米になる

4つのメインと選べる3種のおかずで、毎日通っても飽きない定食

メインだけでなく小鉢がつくのも魅力

おかずは唐揚げのほか、山形豚ロースの生姜焼き（2300円）、旬の焼き魚（1800円・赤魚など）、厳選素材の焼き魚（3500円・銀ムツの西京焼きなど）の4種類から選べます。 12種類から3つ選べる副菜の小鉢も、漬物などの定番から季節限定までどれにしようか迷ってしまうほどの品揃え。通年登場するクリーミーな湯葉に醤油の香りが際立つ「湯葉特製かえし醤油仕立て」など、魅力的なメニューが並びます。 また、ランチと一緒なら食後のデザートに「茶房パフェ」のミニ（750円）サイズが用意されているのもうれしい心使いです。

早朝から店内でていねいに作られる海苔弁

身がふっくらした程よい塩加減の鮭の炙り焼きがメインの「銀鮭海苔弁」（1350円）

お客さまを惹きつけるのは和定食や茶房パフェだけではありません。開店と同時にできる長蛇の列は、知る人ぞ知る店頭で売られる海苔弁がお目当て。 こだわりの海苔弁には、ごはんも定食同様「雪ほたか」の白米が使われ、海苔は瀬戸内産の「一番摘み海苔」を使用。歯切れが良く、口いっぱいに広がる海苔の香りがたまりません。

竹皮のお弁当箱は殺菌性と通気性に優れ、時間が経ってもおいしい。海苔弁以外に鶏そぼろ弁当も(1200円)

海苔弁のメインには、唐揚げ、銀鮭、金華さばの炙り焼きのほか、毎朝店の厨房で作られる7種のおかずが入ります。 素材にこだわったおかずは静岡の特産・黒はんぺんにたっぷりの青海苔を絡めた磯辺揚げ、白出汁の効いた優しい味わいの卵焼き、紫キャベツのお浸しや筑前煮など。どれも海苔弁に彩りを添えています。 どれも懐かしい味わいながら、丁寧に下ごしらえがされ、それぞれ美しく盛り付けされているのも女性にはうれしいポイント。 洗練された大人の街、銀座ではランチや甘味もお楽しみのひとつです。ショッピングの合間におしゃれだけれど気取らない「SALON GINZA SABOU」でひと息ついてみてはいかがでしょう。