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2024.11.23
伝統の工芸や技術を今に伝える全国のお店6選〜受け継がれる技と革新のすてきな出会いを探して〜
日本各地で古くから愛される伝統工芸品。技術を守り続ける職人さんや、魅力を発信するお店などの努力、愛着を持って使う人々によって新たな命を吹き込まれ続けています。今回は、伝統を大切に受け継ぎつつも現代の暮らしにも取り入れやすい伝統工芸品に出会えるお店を、全国からまとめて6つご紹介。旅の目的地のひとつにするのもおすすめです。
【愛知県】名古屋の伝統・有松絞りを身近に♪「まり木綿」
【宮城県】各地の名品が集まる「東北スタンダードマーケット」
【東京都】注染てぬぐいで旅や暮らしを鮮やかに。「kata kata」
【オンライン】東京下町発の豚革「TOKYO LEATHER FACTORY」
【奈良県】手織りの美しさにうっとり♪「麻布おかい」
【オンライン】東京下町発の豚革「TOKYO LEATHER FACTORY」

食用の国産の豚の皮のみで自給できる豚革。スエードの風合いや絶妙な色合いは使いこむほど味わいが増す
東京・墨田区で国内の生産量のほとんどを占める“メイドイン東京”の豚革。海外にも輸出され、ヨーロッパの高級ブランドに使われることもあります。ほかの革より軽くて摩擦に強く、通気性がよい豚革に新しい魅力を加えたのが、祖父の代から続く革職人・加藤雅信さんが手がける「TOKYO LEATHER FACTORY(トウキョウレザーファクトリー)」です。

アトリエには洗える革のサンプルもたくさん。メーカーに素材として提供することもある
ことりっぷオンラインストアでも発売中
TOKYO LEATHER FACTORY
トウキョウレザーファクトリー
【奈良県】手織りの美しさにうっとり♪「麻布おかい」

高い技術が必要な「大和機(やまとばた)」。不定期で織りの実演や体験も行っている
奈良を中心に作られ、かつては一大産業だった「奈良晒」。麻糸を織り上げたのち晒して白く仕上げた上質な麻織物のことで、袈裟や裃、茶巾などに使われてきました。現在は奈良県の伝統工芸品に。伝統の技術を守り続ける織元のひとつが「岡井麻布商店」です。

丈夫で手入れが簡単なのも麻の魅力。お茶などで自然に染まっていく変化も楽しめる
「麻布おかい」の記事はこちら
麻布おかい 奈良店
マフオカイナラテン
【兵庫県】名湯のおみやげにも。「へてから」&「有馬籠」

有馬籠のショップには花かご(奥)やお弁当箱、持ち手がレザーのバッグなど、多種多様な製品が揃う
1400年あまりの歴史を持つ名湯・有馬温泉で400年ほど作り続けられている伝統工芸品の竹工芸「有馬籠」。茶道で使われる花かごなどが、千利休や豊臣秀吉などにも愛されてきました。現在、製造している工房は「くつわ」1軒のみ。直営のショップには、湯治客の声も生かしたインテリアグッズやバッグなど現代のライフスタイルにも似合う品が並びます。

「へてから」は有馬の方言で「それから」という意味。使うことでストーリーが続くようなアイテムを選んでいる
「有馬籠」&「へてから」の記事はこちら
へてから/有馬籠
ヘテカラアリマカゴ
078-907-3600
(へてから※有馬籠本店:078-907-3604※)
https://hetekara.com/
(へてから)
いかがでしたか? 今回は、過去に「ことりっぷweb」で紹介した中から、伝統工芸品の新たな魅力に出会えるお店をまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日などの情報は、各記事の公開時点のものですので、事前に確認しておでかけしてくださいね。
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高柳涼子
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