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2024.12.30
心くすぐる御朱印や縁起物がお目見え。赤坂「乃木神社」で新年の福を招く授与品探し
東京・赤坂に鎮座する「乃木神社」は、勝負運や仕事運、縁結びなどにご利益のある神社。こちらでは、月替わりのイラストが描かれた御朱印や干支にちなんだ愛らしい縁起物、願い事と外袋を選んで組み合わせることができるお守りなど、デザインもすてきな授与品の数々を授けてもらうことができます。乃木公園に隣接した境内は緑豊かで清々しく、ふらりと散策するのも楽しいですよ。都心へおでかけするなら、新年の福を招きに立ち寄ってみませんか。
赤坂や六本木の繁華街もほど近い、都心の中心にたたずむ神社
人が行き交う通りに面した一の鳥居。春は鳥居の前の枝垂れ桜が咲き誇る
東京メトロ千代田線乃木坂駅の1番出口を出るとすぐ目に入る、大きな白い鳥居。赤坂や六本木の繁華街も近い都心のただなかにありながら、ここだけ時が止まっているかのような静かな風情で乃木神社は鎮座しています。 乃木神社は、明治期の軍人・乃木希典陸軍大将と妻・静子夫人を祀る神社として、1923(大正12)年に創建されました。隣接する乃木公園には、かつて夫妻が暮らしていた邸宅も残ります。緑の中を散策する気分で、ゆっくりと参道の階段を上っていきましょう。
一の鳥居の先にあるモダンな手水舎。御鎮座100年の記念事業の一環で2020年に改修された
ヒノキ造りの二の鳥居をくぐって境内へ
御祭神は文武両道の神。縁結びのご利益も
緑に彩られた拝殿
まずは、どっしりとした切妻の大屋根が風格をかもしだす拝殿へ。拝殿からは、その奥に建つ幣殿や本殿を見ることができ、神聖な雰囲気に身が引き締まるのを感じます。御祭神は文武両道の神で、特に勝負運にご利益があるとされるほか、夫妻を神様として祀る由緒から縁結びのご利益もあるといわれています。
拝殿の左右を守る狛犬もがっしりと勇ましい
参拝の後は、境内をぐるりとひとめぐり
学業成就のご利益があるとされる「正松神社」
拝殿の右手奥にある「正松神社」は、御祭神が師事した松下村塾の開祖・玉木文之進と、その甥である吉田松陰を祀っています。幕末の歴史が好きな方はぜひここもお参りを。
のぎのおみくじ、初穂料100円
こちらは、授与所の隣にひっそりと置かれた「のぎのおみくじ」。筒から出た数字の引き出しを開けて、おみくじの内容を確認します。墨で書かれた漢数字が味わい深く、古道具屋に置かれたアンティークのような風情もたまりません。 おみくじ掛けはあまり見かけない球状の形をしており、大きなぼんぼりのよう。くるりと回しながら、空いている場所におみくじを結びましょう。
神社の風景に美しく調和する、アートなおみくじ掛け
小さな鳥居に包まれた「赤坂王子稲荷神社」
二の鳥居のすぐ近くには、境内社のひとつである「赤坂王子稲荷神社」があります。カーブを描きながら連なる赤い鳥居がフォトジェニック。心静かにお参りしましょう。
乃木家の家紋である、市松四つ目の紋があしらわれた照明もすてき
婚礼や宴会などに使用される乃木會館から本殿へと続く「つれそひ回廊」も、乃木神社の大きな見どころのひとつ。落ち着きのある緋毛氈が敷かれた約50mの回廊で、夏期は色や形が異なるさまざまな風鈴が飾られます。参拝者であれば誰でも入ってOKなので、ぜひ歩いてみてくださいね。
2025年1月はへび♪ 毎月集めたくなる、季節のイラストが描かれた御朱印
「乃木神社御朱印」初穂料500円
乃木神社を訪れたら必ずいただきたいのが、デザインも美しい授与品の数々。御朱印は常時「乃木神社」「正松神社」「赤坂王子稲荷神社」の3社の御朱印がいただけます。特に「乃木神社」の御朱印は、季節に合わせて毎月イラストが変わるので、集めたくなること間違いなし。2025年1月の御朱印には、巳年にちなんでキュートなへびが描かれています。 実はこの御朱印のイラストを描いているのは、乃木神社の巫女さんなのだそう。毎回どこかに、末広がりの形から縁起がよいとされているひょうたんが描かれているのも注目です。
ゆるくてかわいい、干支モチーフの縁起物もお目見え
干支張子「へびこ」初穂料1体3000円。18000円の特大サイズもある
巳年に合わせて、へびをモチーフにした縁起物も多数お目見えしています。なかでも気になるのは、御祭神・乃木大将の軍帽を身につけた「へびこ」。つぶらな瞳とのほほんとした表情が愛らしい張り子の人形です。さらに鏡餅や兜、釣り竿鯛、刀など全8種の飾りが入ったおみくじ(初穂料500円)を一緒に授かれば、「へびこ」をデコレーションすることも可能。人形好きの心をくすぐります。 ちょこんとこちらを見上げるへびの起き上がりこぼし「へび玉」も、一度見たら忘れられないかわいらしさ。眺めるだけで笑顔になれる干支の縁起物をお迎えして、2025年の福を招きましょう。
起き上がりこぼし 干支玉「へび玉」初穂料1500円
自分用にも、大切な人へのお祝いにも。すてきなお守りをどうぞ
願い事に応じた内符と好みの外袋を組み合わせることができる「えらべるおまもり」初穂料 各1000円
お守りも気が利いています。「交通安全守」「縁結守」「こども守」「勉学修徳守」「職守」「身体健康守」から自分の願い事に合わせた内符(お守り袋の中に入っているお札)を選び、好みの外袋に入れることができる「えらべるおまもり」は、通年人気の授与品。外袋は、写真左から「たばねのし」「うま」「ひょうたん」「なつめ」「かいのき」の柄が描かれた、ニュアンスカラーの5種がそろいます。 外袋にお守りの名称が書かれていないシンプルなデザインだから、いつも持ち歩くバッグにつけてもしっくりとなじみそう。人に願いを知られたくない…というときにもうれしいですよね。
つれそひ守(左)、よりそひ守(右)各1500円
新郎の紋服、新婦の白無垢をあしらった「よりそひ守」は、夫婦となる2人が末長く寄り添えるようにという願いが込められたお守り。結婚祝いの品に添える縁起物としてもおすすめです。合わせるとお互いが結びつく図柄になる「つれそひ守」には、長く年月を共にした2人がこれからも長く連れ添っていけるようにという願いが込められており、両親にプレゼントする人も多いそう。おそろいで持ち歩くことで、さらに絆が深まるとされています。
巳年仕様のフォトスポットで、参拝記念の写真撮影はいかが?
お参りだけでなく、おみくじを引いて運勢を占ったり、御朱印や干支にちなんだ縁起物をいただくのも楽しみな乃木神社。新しい年の開運祈願に、ぜひおでかけしてみてくださいね。
乃木神社
ノギジンジャ
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文:新堀真由美 撮影:依田佳子
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