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2025.02.02
横浜元町で家庭料理のお昼ごはん♪お花屋さんの中にあるほっと和む「食堂ノチノチ」
元町の商店街と西洋館が立ち並ぶ山手エリアをつなぐ代官坂で、家庭的なお昼ごはんがいただける「食堂ノチノチ」。明治時代から続く由緒ある生花店の中にあり、緑のフレッシュな空気が流れる中でのんびりと過ごせます。バランスのいいお昼ごはんで元気をチャージして、横浜の街歩きを楽しんではいかがでしょうか。
レトロでハイカラな花屋さんの中の食堂
代官坂沿いの「宮崎生花店」
明治時代初期から続く老舗の生花店「宮崎生花店」のなかにお店を構える「食堂ノチノチ」。ペパーミントグリーンの屋根に白いドア、天井の高いお店は、周辺の西洋館の影響を受けたかのようなハイカラなつくりです。ジブリ映画『コクリコ坂から』では、主人公が自転車で坂を下りるシーンに登場する花屋のモデルにもなったお店です。
日替わりの献立をお店の前の看板で確認
「ニチニチ」から生まれた「ノチノチ」
カウンターで開店の準備をする田村さん
お店を切り盛りするのは、店主の田村香織さんです。このお店のすぐ近くで作家さんが作るハンドメイドの雑貨やアクセサリーを扱うショップ「ニチニチ」を経営していて、こちらはそのあとでオープンさせたことから「ノチノチ」と名付けたのだそう。テイクアウトにも対応する気さくな雰囲気も魅力です。
隠れ家のような心地のいい小部屋
大きな窓には昔ながらのゆがみガラスがはめられレトロな雰囲気に
生花店の扉を開けると正面にカフェカウンターがあり、その右側が生花店、左手奥が食堂です。鉢植えやお花はもちろん、リースやドライフラワーも豊富にセンス良く並びます。フレッシュな植物に囲まれる店内はすがすがしい空気が漂います。
緑が囲む窓辺でリラックス
食堂スペースは上げ下げ窓と暖炉があり、こぢんまりとした隠れ家のよう。すぐ近くの元町商店街やその向こうの中華街の喧騒を忘れるほど、ほっとした気分で過ごせますよ。
あたたかみのある光につつまれる
心のこもった手づくりが嬉しい日替わり定食
「日替り定食」(1100円)食後のコーヒー・紅茶は+300円
この辺りは、カフェやイタリアンは多くても家庭料理を提供するお店は少ない地域。近所で田村さんと同じようにお店をしている人にも気軽に立ち寄ってもらいたいという思いから、食堂を立ち上げたのだとか。メニューは日替わりの定食のみで、炊き立てのご飯と温かいお味噌汁、日替わりの主菜と2種類の副菜といったバランスのいい家庭料理です。有田焼をはじめ、お料理に合わせた器も素敵です。
カウンターに並ぶ副菜
主菜は唐揚げやハンバーグなど定番の家庭料理が中心で、取材時は揚げたてのメンチカツでした。小鉢にたっぷりと盛り付けた自家製タルタルソースが美味しさを引き立てます。 副菜は赤カブの酢漬けやほうれん草のおひたし、ひじきの煮物など5種類の中から選びます。外食で不足しがちな栄養も補給できますよ。
水曜日だけは特別におにぎりの日
梅と高菜のおにぎり
毎週水曜は「おにぎりデー」を開催。5種類の選べる2個のおにぎりに、副菜3種盛りに温かいお味噌汁がつき、のりの風味が食欲をそそります。歴史ある花屋の佇まいと、丁寧に作られた家庭料理で、ゆったりとしたひとときを過ごしてくださいね。
食堂ノチノチ
ショクドウ ノチノチ
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓
おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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