
538
2016.06.17
お取り寄せは一ヶ月待ち!オーブンで焼き上げた、しっとり濃厚な「エゾアムプリン」
※こちらの記事は2016年6月17日に公開されたものです 北海道・富良野の大自然の中にある小さな工房「エゾアムプリン製造所」。一つひとつ手作りしているプリンは、全国各地からお取り寄せするファンが多く、地方発送には一ヶ月待ちの状態なのだそう。そんなファンを虜にする「エゾアムプリン」とは、いったいどんなプリンなのでしょうか?
大自然にある小さな工房

広大な畑が広がるロケーションは絵本の世界のよう
JR富良野駅がある市街地から車で約30分、平沢(たいらざわ)地区の丘の上に「エゾアムプリン製造所」はあります。プリンを作っているのは自然の中で暮らすことに憧れて、東京から移住してきた加藤さんご夫婦。 東京に住んでいた頃からワゴン車でプリンを移動販売していたそうです。当時から人気だったプリンも、富良野に来てからは地元の素材を使うことで、焼き方も大きさも味もこれまでとはまったく変わったといいます。「エゾアムプリン」のネーミングは、北海道=エゾのプリンということで、そこに奥さまのニックネームの“アム”を取り入れたのだそう。
素材の良さを最大限にいかしたプリン

プリン作りは作業を分担して手際よく進む
「エゾアムプリン」(2,700円)の特徴は何といっても大きな素焼き風の陶器。直径20cm、高さ約6cmあり、重さにして約1kg。プリンはだいたい8人分の量に相当します。もちろん材料にもこだわり、無添加・無着色。卵や生乳など富良野を中心に北海道のものを使用し、すべて手作りしています。

じっくり丁寧に手間ひまかけて作られる
近所の酪農家から仕入れた搾りたて生乳は成分無調整。プリン液が均一になるように焼く直前までしっかり丁寧にかき混ぜます。卵は日本で唯一の純国産鶏のもの。生乳と卵、生クリーム、てんさい糖、わき水で作ったカラメルソースをプリン液に混ぜ込んで陶器に流し込んでいきます。

焼き具合を一つずつ目で確かめる
オーブン台に入れてから焼き上がるまでは平均で2時間ほど。焼き具合を確かめるために何度も取り出しては器の位置を変えたり、手加減で調整しながら蒸し焼きにします。一度に作れる数は6個。多くても一日に24個が限界なのだそう。
しっとり濃厚な味わいが楽しめる

口にすると舌触りもしっとり滑らか
「材料が良いので、こういう味にしようというよりも、材料が作った味ですね」と加藤さん。表面はベイクドチーズケーキような食感。中はしっかりとした弾力があり、口いっぱいに卵の風味を感じることができます。賞味期限は道内6日間、道外発送の場合は5日間。日に日に水分が抜けて食感が少しずつ変化し、濃厚な味わいになっていきます。
少しでも早く食べたい方は、予約して工房を訪ねてみて
「エゾアムプリン製造所」が直売所を兼ねており、商品の購入は電話でのお取り寄せがメイン。今は地方発送に約一ヶ月待ちの状態とのこと。 工房まで商品を受け取りに来てもらえる方には優先的に販売しているので、事前に予約をして工房まで行くと確実に手に入れることができます。 旅行がてら工房を訪ねてみてはいかがでしょうか。 食べ終わった後の器はリユースできるのも嬉しいポイントです。耐熱性で直火やオーブン料理にもぴったり。プリンを食べた後はごはんを炊いたり、ケーキを焼いたり楽しみは続きます。

エゾアムプリン製造所
エゾアムプリンセイゾウショ
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
渡邊 孝明
の人気記事














































