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2026.02.16
日光の門前町で買いたい、とっておきの食べ歩き&おみやげ♪
栃木県北西部、山々に囲まれた自然豊かな地に広がる日光。日光東照宮をはじめ「二社一寺」の世界遺産が集まるこのエリアは、古くから信仰とともに歩んできた特別な場所です。冬には凛と澄んだ空気が境内を包み、人の流れも少し落ち着く季節だからこそ、ゆっくりと自分のペースで参拝できるのも、この時期ならではの楽しみ。 参拝後は、その余韻を胸に門前町を歩いてみてはいかがでしょうか。日光街道沿いの通りには、茶屋や土産店が軒を連ね、どこか懐かしい観光地の雰囲気が漂います。愛らしい人形焼やアツアツのゆばまんじゅう、旅の思い出に持ち帰りたくなるカステラやお煎餅など、つい足を止めたくなる一軒ばかり。食べ歩きや寄り道を楽しみながら、日光らしさに出会えるお店をご紹介します。
「日光人形焼 みしまや」で愛らしい三猿の人形焼を

椿ののれんが目印
まず一軒目に訪れたいのが、「日光人形焼 みしまや」です。朝9時のオープンを待って店頭へ行けば、三猿や眠り猫、陽明門などをモチーフにした愛らしい人形焼たちにお目にかかれます。しっかりとした弾力のある生地に、なめらかなこし餡がたっぷりと入っています。

人形焼「三猿」は1個170円
素材は、北海道産小麦と小豆、栃木県産の卵「磨宝卵」、尾瀬のはちみつ、広島産もち米飴と、国産のものだけを使ったこだわりぶり。ひとつずつ丁寧に焼き上げられていて、アツアツも、冷めてからも、どちらでもおいしいのが魅力です。

焼き型の原型となった真鍮の型も店頭に並んでいるのでチェックしてみて
なかでも注目したいのが、精巧にかたどられた人形の造形美。焼き型の原型製作は、四代目店主の中山圭一さんです。もともと彫刻を生業としてきた中山さんが、「もっと日光らしいものを作れないか」と思いを巡らせ、三猿や眠り猫といった人形焼にたどり着きました。丁寧な手作業で細やかな部分まで表現された姿は、まるで食べる彫刻かのよう。できたてを食べるのもよし、家に持ち帰るのもよし。旅の話題にぴったりのおみやげです。
日光人形焼 みしまや
ニッコウニンギョウヤキミシマヤ
併設の日光彫の店内もぐるりと見て回ろう

朱色が鮮やかな日光彫の小物やお盆たち
「日光人形焼 みしまや」があるのは、日光彫の老舗「日光彫三島屋」の一角。こちらの店内には、見目麗しい日光彫の器やお盆、小物などが並びます。 日光彫のスタートは、400年以上前。日光東照宮の造り替えのために、各地の彫物大工が日光に集まり、仕事の合間に彫ったものが起源といわれています。

(左)日光彫のほか、骨董なども並ぶ(右上)建物は新潟県から移築した古民家だそう(右下)日光彫の代表的意匠である椿
三島屋の品も、もちろん一つひとつ手作業で作られたもの。樹齢100年以上のトチ(栃)の木を3年以上自然乾燥させ、丸太を製材するところから木地を削り出します。そこから、ヒッカキという日光独特の刀を用い、勢いのある線を掘り出すのが特徴です。 最後は漆を塗装。30工程ほど行う三島屋独自の方法を用いて、木が持つ本来の美しさが際立つよう丁寧に仕上げているそうです。 もともとは分業でしたが、現在は85歳になる三代目のご主人が一人で制作しているとのこと。日光という土地が育んだ伝統工芸は、一生に一度は買いたい銘品です。
日光彫 三島屋
ニッコウボリミシマヤ
並んででも食べたい!「さかえや」の揚げゆばまんじゅう

餡は、しっとりなめらかなこし餡。1個300円
東武日光駅前を歩いていると、ひときわ人が集まっているのが「さかえや」です。列を作っている人たちのお目当ては、名物の揚げゆばまんじゅう。順次揚げていて、手渡されるときはアツアツです。小腹が空いたときにぴったりのおまんじゅう。

店の前にはベンチもあるので休憩がてらいただこう
サクサクとした香ばしい衣のなかは、さかえや特製の「ゆばまんじゅう」。日光名産の湯波と豆乳を練り込んだ皮のなかに、やさしい甘さの餡が包まれています。ミネラル塩が振りかけられているので、その甘じょっぱさに、より食欲がそそられます。行列ができていても回転が早いので、気軽に立ち寄れるのがうれしいポイント。 テイクアウトのほか、箱入りのおみやげも用意されています。自宅に持ち帰ったあとは、オーブンで焼くだけで、揚げたてのおいしさをいただけますよ。
揚げゆばまんじゅう本舗 日光さかえや
アゲユバマンジュウホンポ ニッコウサカエヤ
きらびやかな金箔がほどこされた「日光カステラ本舗」のカステラ

添加物は使わず、上品な甘さが心地よい。「特撰日光カステラ」10切入り1620円
日光東照宮の陽明門をイメージし、カステラの表面に金箔が華やかに散りばめられている「日光カステラ本舗」の「特撰日光カステラ」。 アカシアはちみつや九州産の水飴、国産ブランド卵など、材料も厳選。さらに「特撰日光カステラ」は、卵黄の量が通常のカステラより3割増しだそう。熟練の職人さんたちによる手焼きなので、ふんわりしっとりの食感がやさしく口の中に広がります。

本店のほか、磐梯日光店、西参道店、東武日光駅前店がある
また、「特撰日光カステラ」のなかにはおみくじがひとつ入っているので、開封後に盛り上がりそう。定番のハニー味のほかにも、日光杉並木に見立てた抹茶や、栃木県名産のイチゴなどもあるので、日光らしさが伝わるおみやげとして喜ばれます。
日光カステラ本舗 本店
ニッコウカステラホンポホンテン
日光の定番銘菓「日光甚五郎煎餅本舗 石田屋」の愛らしい眠り猫のおせんべい

一個ずつ個包装されているので食べやすい
眠り猫の名匠・左甚五郎の名にちなんだ「日光甚五郎煎餅本舗 石田屋」。1907(明治40)年の創業以来、100年以上にわたり日光の銘菓を作り続けてきた老舗です。地元産のお米を使い、香ばしく焼き上げた定番の「日光甚五郎煎餅」は、ひと口かじるとサクサクと軽やかな食感。あっさりとした塩味のなかに、バターの風味がふんわりと広がり、ついもう一枚と手が伸びてしまいます。 6枚入り350円と手に取りやすく、箱にはひとこと添えられるメッセージ欄も。参拝の余韻とともに気持ちを届けられる、さりげない日光みやげです。

日光甚五郎煎餅は缶入りの16枚入りや43枚入りなどもあり、お土産にぴったり
そのほかにも、店内にはカラフルで愛らしいパッケージのおせんべいがずらり。ハート型のせんべいの「ジュエリーハート」や、ごぼう、じゃがバター、和三盆きなこなど、さまざまな味があるのでどれにしようか迷ってしまいそうですね。
日光甚五郎煎餅本舗 石田屋

日光東照宮の門前町には、そのほかにも昔ながらの伝統的な羊羹店や、ユニークなおみやげ店などがたくさんあり、どれも家へ持ち帰りたくなるものばかり。日光らしいおみやげをぜひ見つけてくださいね。
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文:町 紗耶香、写真:平岡あゆみ
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