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2026.04.11
朝一番に「朝ごはん屋楽庵」へ。鎌倉の古民家で玉子焼きとシラスごはんの和定食
御霊神社のそば、細い小道の先にひっそりと佇む「朝ごはん屋楽庵」は、築100年を超える古民家を再生した朝ごはんのお店。かつての趣を大切に残したレトロな空間で、温かいお味噌汁に炊き込みごはん、だし巻き卵にぬかづけといった昔ながらの日本の朝ごはんがいただけます。鎌倉の中でも見どころの多い長谷エリアの散策を、ここの朝ごはんからはじめてはいかが?
歴史を刻む古民家で凛とした静寂に包まれる朝

小道の先の古民家
住宅街の迷路に迷い込んだかのようなワクワク感とともに辿り着く「朝ごはん屋楽庵」は、かつての面影を色濃く残す美しい古民家です。花の咲く長谷の四季を描いたようなふすまからは温もりが伝わり、頭上には職人の技が光る網代天井。積み重ねられてきた時間の重みが伝わってきます。

落ち着く店内
ここは宿泊施設としての顔も持っていて、宿泊客以外の方も朝食を愉しむことができます。木の香りに包まれ、背筋が自然と伸びるような心地よさです。
湯気の向こうに幸せが広がる心づくしの朝の定食

カウンターに立つ店主の越智貫太さん
一枚板のカウンターの向こうでは、店主が腕を振るいます。栄養バランスを考えた身体に優しい定食は、特別な高級食材を追い求めるのではなく、日常にある当たり前を丁寧に見つめ直して作られています。古民家の落ち着いた雰囲気も相まって、一口ごとに身体の内側からエネルギーが満たされていくのを感じますよ。
季節の移ろいを感じる炊き込みごはん

季節の食材を使用する朝ごはんの御膳(1500円)予約制
ごはんは季節の表情を豊かに映す炊き込みごはんです。ある日は人参とキノコの旨みを凝縮した炊き込みごはん、またある日は爽やかな生姜や春を告げる筍など、その時々の旬が盛り込まれます。

釜揚げシラスのトッピング
ごはんの上には釜揚げシラスをたっぷり。地元の網元「三郎丸」のシラスが鎌倉らしさを添え、ふっくらとした身の甘みがごはんの美味しさをいっそう引き立てます。さらに豊かな土壌で育った三浦野菜の自家製ぬか漬けも添えられ、地域の恵みを大切にする店主の想いを凝縮しています。
黄金色に輝くふんわりとした玉子焼き

温かい玉子焼き
御膳の中でひときわ優しい存在感を放っているのが玉子焼きです。ふんわりとした食感の決め手は贅沢に使う白出汁。どこか懐かしい家庭的な味わいで、朝のひとときをより豊かにしてくれます。 食事の最後は瑞々しい白玉のデザートを。つるりとした喉越しと、優しい甘みで食後の余韻がより深まります。

長谷の街歩きへと歩みを進めて

お店の前の井戸は今も現役
お腹も心も満たされた後は、再び長谷の街へと繰り出しましょう。近くには、四季折々の花が咲き誇る長谷寺や、穏やかな表情を浮かべる高徳院の大仏様が鎮座しています。海の方向へと足を伸ばせば、きらきらと光る由比ガ浜が広がります。長谷の一日を楽しんでくださいね。
朝ごはん屋楽庵
アサゴハンヤラクアン
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文:高橋茉弓、写真:依田佳子
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