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2026.05.19
明治の豪商邸宅がカフェに。青もみじが見頃の「竹の丸スイーツカフェ」で至福のお茶時間
JR掛川駅から歩いて15分ほど。掛川城公園内にある「竹の丸」は、明治の豪商が建てた市指定文化財の邸宅です。2022年からは、格式高いお座敷スペースをカフェとしてオープン。窓の外に広がる美しい庭園を眺めながら、ホテルメイドのスイーツや地元掛川産のお茶を楽しめます。ノスタルジーが刺激される空間で、おいしく優雅なひとときを。週末のプチトリップにもぴったりです♪
歴史と庭園に包まれた、隠れた名所「竹の丸」

東海の名城として名高い「掛川城」
全国でもたった4か所にしか残されていない、江戸時代の城郭御殿を持つ「掛川城」。その北側、お城のふもとに広がる掛川城公園の端に、「竹の丸」はあります。

建物は、主屋と離れが廊下でつながった構成
ここは、かつて掛川城の守りを固めた要の地。江戸時代には重臣の屋敷が軒を連ね、明治36年には、葛布問屋の松本家が贅を尽くした邸宅を構えました。 周囲には緑豊かな日本庭園が広がり、名建築でくつろげる癒やしのスポットとして人気に。特に青もみじや紅葉の季節は美しく、訪れる人を魅了しています。

入口の門をくぐると、天に向かって伸びる大木と巨石がお出迎え。中に入る前から、この邸宅がまとう格調高い風格を感じられます。 入館料は100円。掛川城の天守閣・御殿とセットで見学したい場合は、3館周遊券(大人960円)がお得です。

葛布や掛川に関する資料を公開
玄関横の仏間では、葛布問屋としての歩みに触れられます。 葛は一つの植物で「食べる」ことも「着る」こともできる、万能な植物。この建物を築いた松本家は、葛の茎から繊維を紡ぎ出し、藩の財政を支えるほど繁栄しました。 今は穏やかな空気をまとう「竹の丸」ですが、資料を眺めていると、かつての賑わいがよみがえるよう。

館内は、時が止まったような、クラシカルな魅力がいっぱい。廊下のガラス戸には、手づくりのガラスがはめ込まれていて、やわらかな光を届けてくれます。


主屋の奥に佇む離れは、当主がお客さまを招くため、大正時代に増築した2階建て。 茶の湯でもてなす「床の間」や、樹齢200年を超す屋久杉の一枚板の扉を使うなど、松本家のこだわりと職人技が息づいています。


モダンな要素を散りばめた「貴賓室」
2階の「貴賓室」は、心ときめくディテールの宝庫。花鳥を描いたステンドグラスや洋風のベランダ、優美な曲線を描く火灯窓など、どこを切り取ってもフォトジェニック。
地元の茶とお菓子で心潤うカフェタイム

カフェスペースは庭園を正面に望む、最高のロケーション
歴史ある建物を味わったら、1階のカフェスペースへどうぞ。ここは予約不要、誰でもふらっと気軽に利用できます。 お天気が良い日には、襖を開放。心地良い風を感じながらのひとときが、気持ちいい♪

「選べるスイーツセット」(1200円)スイーツ3つ、ドリンク付
人気メニューは、5種類から3つのお菓子を選べる「選べるスイーツセット」。和洋どちらも揃っており、その日の気分で組み合わせを決められます。 洋菓子は、カフェを運営する「掛川グランドホテル」が手がけた本格派。和菓子は、地元の老舗「コマツ菓子店」が作っています。 掛川といえば、深蒸し茶の一大産地。セットのドリンクには、ぜひ本場の深蒸し茶を合わせてみてくださいね。

どれにしようか迷ったら、ホテルメイドの「CHABATAKEケーキ」と「抹茶フィナンシェ」、思わず写真を撮りたくなる「城最中」をご賞味あれ♪ 特に「CHABATAKEケーキ」は、クリームやスポンジのすべてに掛川茶を使用。表面のダコワーズで茶畑を再現しています。食べてみると、掛川産の不知火ペーストがアクセントになり、爽やかな甘み&上品な苦みがクセになるおいしさ。

「選べるランチセット」(1300円)本日のスープ、ドリンク付
パスタかカレーを選べる「選べるランチセット」は、ランチタイムにぴったり。 おすすめは、牛肉がごろごろ入った贅沢なカレー。スプーンで簡単にほぐれるほど、やわらかく煮込まれたお肉が自慢です。スパイシーな香りが食欲をそそり、食べ応えも十分ですよ。
季節ごとに表情を変える庭園を散策

お腹が満たされたら、外へ出て、お庭を散策してみましょう。緑に包まれた庭園は、歩いているだけで、心がふわりと軽やかになります。

初夏を告げるジャーマンアイリスも咲く

「竹の丸スイーツカフェ」は市街地にあるとは思えないほど、非日常感にあふれた癒やしのスポット。ちょっぴり現実逃避したいな……という時に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

竹の丸スイーツカフェ
ケノマルスイーツカフェ
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安藤美紀
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