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2026.06.22
鎌倉の御成通りで築70年の温もりに包まれる。昭和の面影を色濃く残すカフェ「yoi」
鎌倉駅西口から歩いてすぐ、地元の空気が心地よく流れる御成通り。その一角にある「とすいハウス」は、築70年余りの一軒家を再生した複合スペース。花や衣服などを扱う個性豊かな店が集い、かつての暮らしの間取りをそのままに、どこか懐かしい風景が広がっています。その2階に店を構える「yoi(ヨイ)」では、昼は自家製ソーセージのホットドッグや甘味、夜はビストロ料理とワインを楽しめます。障子の向こう側に広がるのは、都会の喧騒を忘れさせてくれる穏やかなひととき。御成町の風を感じながら過ごしませんか。
御成通りの日常に溶け込む一軒家「とすいハウス」

鎌倉駅西口から徒歩約2分
御成通りの賑わいから少し脇へ入ると、情緒あふれるステンドグラスの看板が目に留まります。築70年を超える一軒家を活かした「とすいハウス」は、4畳半や6畳といったかつての居室がそのまま店舗として使われています。

階段の前で靴を脱いで2階へ
玄関で靴を脱いで上がれば、磨き込まれた床の質感や木造建築ならではの温もりに包まれ、まるで知人の家を訪れたかのよう。商店街の中にありながら光や風が穏やかに通り抜けるこの場所は、開かれたローカルスペースとして親しまれています。
雪見障子に導かれる八畳間のくつろぎ

こぢんまりとした店内
板張りの階段を一歩ずつ、2階へと向かいます。障子を開けて足を踏み入れた先にあるのが「yoi」です。8畳の和室には床の間が設えられ、凛とした静寂が漂っています。昼はカフェとして、夜になれば自然派ワインなども楽しめるビストロへと姿を変え、昼夜で異なる表情を見せてくれるのも、この店を訪れる楽しみのひとつです。

青空のもとでひと休み
廊下の反対側には、開放的なウッドデッキが広がります。御成町の風に吹かれながら買い物の合間に一休みすることもできますよ。
文豪の机や火鉢が息づくアンティークが彩る空間

床の間も活用
室内を見渡すと、長い年月を経て深い味わいを湛えたアンティークの茶箪笥や小さな机が並び、今も大切に使われています。もともとの建具を活かした雪見障子は、下半分がガラスになっているため、座ったままでも外の明るさを感じます。

ステキな器も並ぶ
火鉢を再利用したテーブルを囲めば、時代を飛び越えたかのような不思議な感覚に包まれます。おばんざいを彩る器も、店主の審美眼によって選ばれた美しいものばかり。手仕事の温もりが、料理の美味しさをいっそう引き立てます。
全粒粉のパンとハーブが香る自家製ソーセージのホットドッグ

「御成ドッグ タルタルたまご」(1100円)
看板メニューは、店主こだわりの自家製ソーセージを使用したホットドッグです。パンからはみ出すほどの存在感を放つソーセージは、一口噛むごとにハーブの香りが広がり、肉本来の旨みが溢れ出します。全粒粉とライ麦をブレンドしたパンが美味しさを一層引き立てます。トッピングは「タルタルたまご」をはじめ5種類ほどをラインナップ。ボリュームがありながらも、素材の良さが際立つ軽やかな食べ心地は最後の一口まで飽きることなく堪能できます。手作りの温もりが詰まった、まさにここでしか味わえない逸品です。
街の名前を添えたお茶でほっと一息

「ONARI パフェ」(780円)
メニューを眺めていると、通りの名前がついた「ONARI ロイヤルミルクティー」や「ONARI パフェ」という名前が気になります。「ONARI パフェ」は、ひんやりとした「ONARI TEA」に、キャラメルアイスと生クリームを贅沢に絞った一品。お茶の爽やかさとキャラメルのコクが重なり、歩き疲れた体に優しく染みわたります。

「発酵あんこのあんバタークロワッサン」(450円)「ONARI TEA」(580円)
また、麹で発酵させたあんこと北海道産バターを合わせた「発酵あんこのあんバタークロワッサン」も、選んでみてはいかがでしょうか。自然な甘みのあんバターを頬張り、濃厚なミルクでじっくり煮出したロイヤルミルクティー「ONAR ITEA」をひと口。窓の外に流れる御成通りの空気を感じながら、鎌倉の日常に溶け込むような甘いひとときを過ごしてくださいね。
yoi
ヨイ
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文:高橋茉弓、写真:依田佳子
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