ゆったりとしたアジアの雰囲気を感じて

にぎやかな高円寺の商店街を通って6分ほど。おばあさんがコーヒーを飲んでいる看板が目印のごはんカフェ「ぽれやぁれ」にたどり着きます。 ミャンマーとベトナムをイメージしたという店内は、お店全体にアジアのゆったりとした雰囲気を感じます。スワヒリ語で「ゆっくり」という意味の「ぽれぽれ」と、ミャンマー語で「大丈夫」という意味の「やぁれやぁれ」を組み合わせたという店名。その名の通り、ここに来ると、「ゆっくりしていいよ」「大丈夫だよ」と言われているような気がして、肩の力がフッと抜けるのです。

野菜のうまみがギュッとつまったごはん

実はこのお店でひそかに人気なのがこだわりのごはんです。こちらで使っている玄米、味噌、野菜は福岡の有機農家「進農園」さんのもの。毎週おまかせで送ってもらう季節の野菜から、そのときそのときの料理を考えているのだそうです。 ごはんメニューは「ぽれやぁれの玄米ごはん定食」1200円（ランチ1000円）と「ココナッツカレー」1000円（ランチ900円）の2種類。 この日の定食の内容は、玄米ごはんに味噌仕立ての豆乳生姜スープ、しっかりとした歯ごたえの高野豆腐が美味しい夏野菜と高野豆腐の味噌炒め、そして１つの皿に盛られた揚げナスの酢醤油漬け・ピーマンの塩こうじマリネ・そうめんかぼちゃと切り干し大根のサラダ。「野菜のうまみを味わっていただきたいから、味付けはシンプルにしています」と料理担当の佐藤さん。 新鮮な季節の野菜をしっかりと味わうことができる、体が喜ぶごはんです。

安心デザートとこだわりのコーヒー

こちらのデザートは、卵、乳製品、白砂糖を使っていないので、アレルギーのある人も安心。コーヒーを染み込ませたスポンジにお豆腐のクリームをはさんだ「ラムレーズン入りお豆腐ティラミス」500円は、豆腐の甘さがほんのり。軽い食べごこちでペロリといただけます。 食後には店主・安彦さんこだわりのミャンマーコーヒーを。しっかりと苦味がありつつも口当たりの優しいコーヒーをいただけば、心がゆっくりと解きほぐされていきます。