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2013.09.12
京都「岡崎神社」にて、神様のお使いのうさぎ像の お腹を擦ると・・・、あらっ不思議!
平安京遷都の際に都の東を守るために創建され、辺りに野うさぎが多く生息していたことからうさぎが神様のお使いとされ、境内にはカワイイうさぎ像があちらこちらに♪
東山の静かな森に鎮座する岡崎神社へ
秋の観光シーズンになると東山界隈は多くの観光客で賑わいますが、紅葉の名所として知られる永観堂から北西へ徒歩10分、多くの車が行き交う丸太町通に面した東天王町に、通りの賑わいがうそのように静まる森の奥に岡崎神社が鎮座しています。
神社の歴史を物語る付近の町名「東天王町」
平安京遷都に際して都の東を守護するために創建され、祭神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)はかつて牛頭天王(ごずてんのう)と呼ばれたことから、古くは「東天王社」と呼ばれていました。明治以降に「岡崎神社」と改められましたが、現在でも付近の町名「東天王町」にその歴史を刻んでいます。古くから方除け・厄除け・安産の神として厚く信仰されてきました。
カワイイうさぎは神様のお使い
岡崎神社といえば「卯(うさぎ)」ゆかりの神社として知られ、本殿前には狛犬ならぬ狛うさぎがカワイイ姿で守っています。 神社と「卯」のゆかりは、辺りに野うさぎが多く生息していたことに由来するとか、都の東(昔の言い方で「卯」の方角)を守るために創建されたことに由来するなど、諸説が伝えられています。 とにかく、数年前の卯年の初詣には参詣者の列が神社の外へと長蛇の列を成したほど、「卯」ゆかりの神社として厚く信仰されています。社務所で授与されるお守りも「幸福うさぎ守」や飛躍を願う「飛躍(ぴょん)守」などが大人気です。
うさぎのお腹を擦って子授け祈願
本殿前の狛うさぎの他に、お腹を前に出して立ち上がった愛嬌ある姿をした黒御影石のうさぎの像が手水屋形にあり、その名を「子授兎像」といい、水をかけてお腹を擦ると子授けや安産の願いが叶うといわれています。女性を中心にお腹を擦ってお参りをする方が多く、社務所で授与される安産のお守りも人気です。
東天王岡崎神社
ヒガシテンノウオカザキジンジャ
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若村亮
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