ぬくもりを感じる静かなカフェスペース

三鷹駅の南口を出て、そのまままっすぐ歩いて10分ほど。シフォンケーキの型とお店のMの文字をイメージしたロゴ入りの小さな看板が見えてきます。1階ではシフォンケーキや焼き菓子などを販売。2階がソファ席と、窓際のカウンター席、そして小さなテーブル席が置かれた8席だけのカフェ。こちらが「モリスケ＋cafe」です。 店主の森さんは、三鷹のカフェで5年間ケーキ制作を担当。その後、同カフェ内にシフォンケーキ専門店「モリスケ」を開きました。そして8年目の2012年11月には現在の場所、小さな2階建ての建物にお店を移転オープンします。 「1人なので、シフォンケーキの制作・販売のほかにカフェも切り盛りするのは大変です。でも、小さくてもくつろいでもらえるカフェスペースを作りたかったんです」と森さん。 穏やかな日が降り注ぐ2階のカフェでは、この日も、本を読んだり、物想いにふけったり。お店を訪れた人が、思い思いの静かな時間を過ごしていました。

毎日食べても飽きないようシフォンケーキは日替わり

カフェで楽しめるシフォンケーキ470円は日替わりで5、6種類ほど。日替わりにしているのは、「毎日食べても飽きないように」という森さんの思いから。そのなかでもとくに人気があるのは、フレッシュフルーツをサンドしたシフォンケーキです。春は苺、夏は桃、秋は栗と、そのときどきの旬の素材を使っています。 この日いただいたのはキャラメルバナナサンド。キャラメルの香りがふんわり漂うシフォンケーキと生のバナナの甘さに、思わずにっこり。食感はふわふわなのに生地がしっとりなシフォンケーキは、専門店ならではです。 こだわりのシフォンケーキを隠れ家のような空間でゆっくり味わう、そんな幸せなひとときをプレゼントしてくれるカフェです。