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2016.07.24
ワンピース感覚で楽しめる、洋服生地の着物が人気!京都の着物と和小物のお店「ミミズクヤ」
京都のメインストリート・四条通から少し入った路地にある「ミミズクヤ」は、洋服生地から作る着物が人気のお店。綿や麻素材で普段着のように気軽に身に着けられる着物や、これからの季節にうれしい浴衣にも合う小物がたくさんありますよ。
町家を入るとモダンな柄の着物がずらり
四条通を南へ、趣のある細い路地に佇む
「膏薬図子(こうやくのずし)」という細い路地に佇む京町家のお店は、入口に立つ着物姿のトルソーが目印です。 入ってすぐの土間には下駄や帯、手ぬぐいなどの和装小物がずらり。小上がりには着物が壁いっぱいに掛けられ、その奥では店主の花山さんがカタカタとミシンを動かしているのが見えます。
雑貨屋さんのようなやさしい雰囲気で入りやすい店内
小上がりの壁一面に着物が並ぶ
以前より着物が好きだった花山さんが、勤めていた生地店のかわいい洋服生地の数々に魅せられ、それを使って着物を縫ったのがこのお店を開くきっかけ。素材は綿や麻など、着心地が良く自宅で洗える素材を選んでいるので、気軽に着ることができるんですよ。
柔らかい肌触りが気持ちいいダブルガーゼの着物
「ダブルガーゼと刺繍の着物」(25920円)「羽織(仕立て代込み)」(23760円)「レースの半幅帯」(6804円)
小花柄の刺繍をほどこしたシンプルで涼しげな着物は、この夏おすすめのダブルガーゼでできた品。風通しがよく吸水性にも優れているので、厳しい暑さとなる京都の夏には打ってつけの素材です。 帯はレース素材、羽織にも刺繍素材を使うと、全体的にガーリーでやさしい印象。写真のように着物と帽子を合わせるコーディネートは着物上級者向きにも思いますが、洋服生地を使ったこの着物ならすんなりと取り入れられそうですね。
浴衣として使える着物もあります
綿素材でもハリのあるものから柔らかい加工のものまで着心地はさまざま
店頭に並ぶ着物は綿や麻を使ったものばかり。ハリ感や厚さなどは同じ素材であってもさまざまですが、綿の中でも薄い素材を選べば、長襦袢を合わせずに浴衣として着ることもできますよ。ポップな輸入品のアイスキャンディー柄も洋服生地ならではのデザインで、浴衣美人であふれる夏祭でも注目を集めそう。水色に白い模様の生地はふんわり柔らかい手触りになる「ソフリー加工」を施していて、抜群の着心地のよさを体感できます。
オリジナルの下駄や帯で手持ちの浴衣をアレンジ!
生地を貼ったオリジナルの下駄(15000円~)
着物や浴衣に合うオリジナルデザインの小物も充実しています。お気に入りの浴衣を持っているなら、下駄や帯を変えることで気分転換してみるのもいいかもしれません。カラフルな下駄は布を貼ってコーティングしたもの。歩くときにチラリと柄が見えるのが素敵ですよね。帯も種類豊富にそろう中、この時期はレース素材が断トツで人気だそう。どんなデザインでも合わせやすいオフホワイトのレースと鮮やかな色味のリバーシブルになっていて、一枚持っておくと大活躍してくれそうです。
「レースの半巾帯」(6804円)
花火大会や夏祭りのシーズンを前に、浴衣を新調する人も多いのでは。モダンなコーディネートで、一歩先行く浴衣のおしゃれを楽しめば、素敵な夏が迎えられそうですよ。
ミミズクヤ
京都府 京都市下京区新釜座町722-10
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奥村佳奈子
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