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2014.05.01
仙台のインテリアショップが営むカフェ「igunal」 コンセプトは「大正時代のハイカラなおじいちゃん」
お店の家具やインテリア、料理やスイーツに至るまで、和と洋のエッセンスをコラボ。インテリアショップが手がけるコンセプチュアルなカフェは、懐かしくも新しい、心地よい空間です。
仙台箪笥と北欧インテリアがひとつの空間に

「大正時代に、西洋の文化を取り入れたおじいちゃんがいたら…?」 そんなユニークな発想から生まれたカフェ「igunal」は、仙台のお買い物ストリートであるアーケード街のビル5階にあります。ステンドグラスがはめ込まれたアンティークのドア、その向こうには、街中では珍しい広々とした空間が。インテリアショップがプロデュースするカフェということもあり、座り心地がよさそうなイスや大きなテーブル、深い色調のウッディな内装、壁に掛けられたアメリカンアートなど、そこかしこにセンスのよさを感じさせます。 ひときわ目を引くのは、天井の高さまで幾層にも積み重ねられた仙台箪笥の壁。ひとつひとつの箪笥は色や大きさもまばらながら、北欧アンティークの青い壁紙と不思議とマッチします。というのも、ディスプレイされた仙台箪笥も北欧アンティーク家具も、1950~60年代生まれのほぼ同い年なのだそう。海を隔てて同時代に作られた家具が、時を超えて同じ空間に…なんだか素敵なお話ですね。

懐かしくて新しい、和と洋のコラボ料理

仙台弁で「いぐなる」=良くなる。そんな思いが店名に込められた「igunal」では、宮城の食材をふんだんに取り入れ、和の味付けでアレンジした“体のなかから良くなる”メニューが自慢のひとつです。 看板メニューの「豚肉のベリー煮込み」は、豚肉をブルーベリーやラズベリーでコトコト煮込み、デミグラスソースの隠し味は仙台味噌の深いコク。ランチタイムはセットのライスを「十八穀米」か特製の「だしごはん」から選べます。「だしごはん」は昆布だしや醤油で味付けたやさしい味で、子どももパクパク食べてしまうそう。
ハイカラスイーツでカフェタイム

カフェタイムには、さまざまなスイーツメニューも登場。パンケーキは、おやつにぴったりのスイーツ系のほか、野菜たっぷりの食事系も揃います。カステラ生地に羊羹を挟んだ「シベリアケーキ」など、大正時代の昔懐かしスイーツも。 「新しもの好きのおじいちゃんは、こんなものを食べていたかも」、なんて思いを馳せながら、プチ・タイムトリップ気分に浸りつつ、くつろぎのひとときを楽しめますよ。

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