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2014.10.14
ソウルからひと足のばして、世界遺産で紅葉ハイキング&貴族のスープを味わいます
韓国で11カ所目の世界遺産となった南漢山城(ナマンサンソン)。世界遺産登録前からハイキングの名所として韓国の人々に親しまれてきました。豊かな自然に囲まれた山城は四季折々の景色が見られ、紅葉が美しい秋は特におすすめ。またその麓には、ここだけしか味わえない極上のスープもあるんです。 風光明媚な景色と、贅沢なスープを味わいに行きましょう。
歴史的文化財と自然に囲まれた「南漢山城」

ソウルから車で1時間ほど、京畿道広州市にある南漢山城(ナマンサンソン)は、約2000年前の高句麗時代に造られた山城です。全長11.76㎞、面積は2.3 km²あり、都が攻められたときの避難場所としての役目がありました。 石垣で築かれた城壁は、何代もの王に渡って幾度か修繕されてきました。それぞれ時代ごとの建築技術が見られることも世界遺産登録の理由のひとつとなっています。


大人2000W、子ども1000Wで見学可能。チケットはロータリー近くの案内所で購入できます
南漢山城は城壁のほか、山城内には京畿道の文化財に指定される建築物が点在していて、これらの歴史的な遺産を見られると同時にハイキングも楽しめます。 初心者から上級者向けまで、全部で5つのハイキングコースが設定されているので、興味のある建築物や、その日の体調に合わせてコースを選ぶことができます。道中、食堂がありハイキング中に食事もできます。 また、王が訪れた際に滞在する宮殿、『行宮(ヘングン)』も約10年の年月をかけて復元されています。きらびやかな宮廷装飾をゆっくり眺めましょう。 ○南漢山城(ナマンサンソン) [所]京畿道広州市中部面山城里 [TEL]031-777-7500(南漢山城道立公園管理事務所) [時間]10:00〜17:00 [休]月曜 [料]無料(南漢山城行宮見学の場合は大人2000W、子ども1000W)

朝鮮時代の貴族が食べていた、酔い冷ましのスープ『暁鐘羹』

暁鐘羹1万2000W。具材を揃えることも難しく、手間のかかる暁鐘羹は店主の努力が伺える一品です
南漢山城のロータリー近くにある料理店「コヒャンサンチョン」では、ここでしか食べることのできない『暁鐘羹(ヒョジョンゲン)』というへジャンクが味わえます。へジャンクとは、お酒を飲んだ翌日にいただく酔い冷ましのスープのことで、疲れた胃腸を癒してくれる体に優しいスープです。 こちらの暁鐘羹は、数年前に発見された、朝鮮時代の貴族、両班(リャンバン)が食べていたレシピを忠実に再現していて、韓国のニュースに取り上げられたほど、話題のメニューなのです。 両班が食べていたとなると、おのずと豪華な食べ物だったということがイメージできるように、スープにはアワビ、なまこ、牛カルビ、松茸といった高級食材が入ります。これらの食材を24時間以上煮込み、旨味が存分に引き出された白濁スープは、滋味溢れるなんとも複雑で贅沢な味がします。 たくさんの具がひとつのスープの中に入り、手間暇かけて作られているかと思うと感謝せずにはいられない、ありがたいスープです。 ○コヒョンサンチョン [所]京畿道広州市中部面山城里509-1 [TEL]031-742-7583 [時間]10:00〜21:00 [休]無休

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小此木裕子
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