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2014.10.29
福島の老舗眼鏡店「OPTICAL YABUUCHI」で出会った、眼鏡の楽しさと快適さ
ふわっと軽やか、まるで顔の一部になったかのようなかけ心地。福島の老舗眼鏡店「OPTICAL YABUUCHI」で出会う一生ものの眼鏡。
毎日を楽しくする眼鏡の可能性を体感しました

JR福島駅東口から徒歩15分。繁華街を抜けてぶつかる福島県庁前通りに、1873(明治6)年創業の「OPTICAL YABUUCHI」はあります。間接照明が優しく照らすスタイリッシュなガラスのドアを開け、お店の中へ。 ホワイトオークの床に漆喰の壁、まるでギャラリーのようにシンプルでゆとりのある空間に、店主の薮内義久さんが「見てドキドキする」をコンセプトにセレクトした眼鏡が飾られています。何年も旅してきたような古いトランクの上には、オーセンティックな印象の繊細なフレームの眼鏡をディスプレイ。存在感あるデザインのクロブチ眼鏡は、本の表紙にかけられています。色や形が多彩で、見ているだけで楽しい気持ちになり、手に取って試してみたくなるものばかり。試着を楽しんでいると、薮内さんがその眼鏡ブランドの歴史や技術のこだわり、デザインについてなど、ストーリーを解説してくれます。 「眼鏡はかけるとその人の顔の印象を簡単に変えてくれます。洋服を着替えるように、眼鏡をその日の気分や季節で使いわけたら楽しいと思います。気軽にたくさん試着してくださいね。」と薮内さんが笑顔で話します。


まるで顔の一部になったようなかけ心地

工房で丁寧に調整をする薮内さん
たくさん試着してお気に入りの一本に出会ったら、検眼です。日常を快適に過ごすための道具になるよう、丁寧に検眼してくれます。そして、フィッティング。こちらも「OPTICAL YABUUCHI」では、徹底的にその人の顔に合わせて眼鏡を調整します。鼻の高さがあっていなければ、鼻パッドを削って樹脂を加えたり、耳に負担をかけないようフレームを加工したり、女性の場合はマスカラまで計算。こうして、まるで顔の一部になったかのような使い勝手に優れた自分だけの眼鏡が出来上がります。 また、「OPTICAL YABUUCHI」では、オリジナルブランド「COYA」(メイン写真)も展開。何もないところ「荒野」に由来するこの眼鏡は、オールウッドの手作り。お客様の希望を聞いて、木を選ぶところから、デザインし、制作(何とネジも木!)します。仕上がりは軽くて、丈夫。現在、オーダーから仕上がりまで2年待ちだそう。 生活を快適にする道具として、ファッションの幅を広げるアイテムとして、「OPTICAL YABUUCHI」で長いおつきあいになりそうな眼鏡に出会いました。

フランス、アンバレンタイン社のクラウンパント型モデルほか、秋~冬の大人女子におすすめのトラッドデザインフレーム

OPTICAL-YABUUCHI
オプティカルヤブウチ
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本間景子 写真・加藤タケ美
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