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2014.12.10
手作りストールであったか、「織工房 megri」で機織り体験
愛知県日進市の「織工房 megri」では、「さをり織り1日体験コース」を手軽に挑戦できます。教室の棚いっぱいに並ぶカラフルな糸を使って、自分好みのストールを自由に作ってみませんか。
カフェや雑貨店が並ぶ日進市の小径にひっそり建つアトリエ

名古屋市の東隣にある日進市は、カフェや雑貨店が次々にオープンしている新興住宅地です。 賑わいをみせる大通りから、車で約5分。かつて縫製工場だった場所を改築したギャラリーや多数の工房を有する「Kibaco」が、木々が生い茂る小径に佇んでいます。その2階にある「織工房 megri」で、「さをり織り」の体験ができます。 「さをり織り」とは、1972年に大阪府の主婦・城みさを氏によって考え出されたはた織りの手法のひとつで、最も簡単と言われています。「キズはたくさんあればキズじゃなくなる」という考えがベースにあるので、失敗にとらわれることなく、それぞれが持つ個性や感性で思いのままにはた織りを楽しむことができます。手先の不器用な人や、小さい子どもでも簡単に作れるので全国各地で個性的な作品が生み出されています。
「さをり織り」職人が丁寧に織り方を教えてくれます

難しいところは小泉さんが手助けしてくれます
オーナーの小泉恵さんは、「さをり織り」歴20年。もともと服を作るのが趣味で、オリジナルの布を作りたいと思い「さをり織り」教室に通い始めたそう。ついには自分で織り機を買うほどになり、教室をオープン。 最初はコースターやストール作りから始め、慣れてくるとバッグやコサージュにも挑戦できます。自分の作りたいものに合わせて、小泉さんが教えてくれるので、相談してみましょう。大判の布を織れば、縫製してスカートやベストなどを作ることもできます。

笑い声がたえない、アットホームな雰囲気です
「さをり織り1日体験コース」に挑戦してみましょう

好きな色の糸を、好きなだけ選んで織機の横へ
初めての人は「さをり織り1日体験コース」3000円+材料費がおすすめです。本来はタテ糸を張るところから始めますが、1日体験はタテ糸を張った状態の織機を使います。 まずは棚いっぱいに並んだ糸から、自分の好きな素材、色のものを5つほど選びます。今回は、冬ものなのでウールをセレクト。色は、単色よりいろいろなバリエーションがあったほうが楽しく作れます。 選んだ糸からひとつを選び、ボビンに巻き付けて、舟形シャトルにセット。ペダルを左、右と踏み替えながら、シャトルを通してタテ糸にヨコ糸を織り込んでいきます。ところどころに紡いでいない綿を織り込んで、ポイントを入れると、よりあたたかそうな仕上がりに。

ポイントで、紡いでいない綿を一緒に織り込むのもおすすめ

タテ糸を貼る幅で、できあがりの太さが決まります

ヨコ糸の色を変えて、デザインに変化をつけていきます
約2時間〜3時間でストールができあがります

初めてでも簡単にできるのが「さをり織り」のいいところ
ヨコ糸を何度も変え、織ること約2時間半。好みの長さになったら、織機から外して、端を結べば、ストールの完成! 出来上がりの重さを1gあたり15円で換算し、材料費が決まります。ちなみに写真のストールにかかった材料費は約1500円。ウールは繊維の性質上、一度繊維に水を通して脱水することで、糸がふんわりとして、肌触りが良くなるそうです。 今年の冬は、ハンドメイドのストールでファッションに差をつけてみませんか。もちろん、プレゼントにもぴったりです♪

織工房 megri
オリコウボウ メグリ
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村田明音
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