
145
2014.12.23
海外旅行の前に知っておきたい♪持っていってはダメなもの
※こちらの記事は2014年12月23日に公開されたものです。 今年の年末年始は長い人で9連休。長期の海外旅行を計画している人も多いと思います。初めて訪れる国の場合、その地域の基本的な決まり事はしっかり押さえておきたいところですが、意外と見落としがちなのが「持ち込み」にまつわるルール。日本から持参したものが現地の空港で検疫に引っかかり、場合によっては罰則を受けてしまうケースもあるようです。
国ごとに違う「持ち込み」のルール
「渡航先への持ち込みが禁止されているものは、検疫によって没収されてしまいますので注意が必要です。規制の種類としては『課税対象品』『持ち込み制限品』『持ち込み禁止品』などが挙げられ、たとえば農産物や肉製品などは『病害虫や伝染病の侵入を防ぐ』という目的のもと持ち込みが禁止されていることが多いです。規制のルールは国によって様々なので、事前に確認することをおすすめします」こう教えてくれたのは、旅行代理店H.I.S.の高司奈奈さん。 ちなみに、規制対象品のなかには事前申告によりOKになるものもありますが、それを知らずに無申告で持ち込んでしまうと、発覚時に多額の罰金を徴収されてしまうようです。 では、人気の渡航先にはどのような規制があるのでしょうか? ことりっぷ本誌の売り上げ上位5か国における「持ち込みルール」をリサーチしてみました。
ことりっぷで人気の海外旅行先BEST5の「持ち込みルール」
【ハワイ(アメリカ)】 カップ麺など、肉のエキスが少しでも入っているようなものは持ち込めないとされています。ほかにも動植物など病原体を持っている可能性があるものは申告が必要です。無申告の場合や虚偽の申告をした場合、制裁金を徴収される可能性もあります。 【ソウル(韓国)】 果物、種子などのほか、「共産圏諸国で生産された物品」の持ち込みを禁止しているのが特徴です。また、日本以外で購入した物品(国内免税店を含む)の持ち込みは、総額400USドルまでに制限されています。 【台北(台湾)】 果物や海産物(乾物や缶詰、真空パックを除く)などの持ち込みは禁止。また、金製品は申告が必要となります(額により許可書が必要)。 【パリ(フランス)】 フランスをはじめ、ヨーロッパのなかでEUに加盟している国は、たばこやワイン、肉・魚などを持ち込める量が細かく規制されています。 【イタリア】 肉・肉製品、牛乳・乳製品に加え、東南アジア産の鶏卵などが持ち込みNG。また、175ユーロ(約2万5000円)を超えるパソコンやビデオカメラなどを持ち込む場合には申告が必要となります。 どこの国を訪れるにしても、「これくらいなら大丈夫」という自己判断は避けたいところ。申告漏れによって罰金を徴収されてしまっては、せっかくの楽しい旅行が台無しです。国ごとの持ち込み禁止・制限品の基本的なルールは、農林水産省のホームページの「植物検疫所」「動物検疫所」にくわしく掲載されていますので、荷造りの前にチェックしてみてください。また、各国大使館や政府観光局などに確認することもできますよ。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
佐藤 和江
海外
の人気記事
の人気記事























