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2015.01.21
着物の街、京都・室町でいただく麗しい手巻き寿司
※こちらの記事は2015年1月21日に公開されたものです 老舗呉服商が多く建つ京都・室町エリア。その一角にある築80年を越す京町家で、まるで織物のように美しい手巻き寿司を食べられるお店「AWOMB(アウーム)」があります。
四条烏丸交差点から徒歩約7分、京都随一の着物の街
京都のビジネス街の中心、四条烏丸交差点から四条通を西へ2筋目、新町通を北へ歩きます。1筋目の錦小路通を通り越し、2筋目の蛸薬師通を東へ。角から2軒目が「アウーム」、白い暖簾が目印です。 このあたりは、ひと筋東の室町通を中心に「室町(むろまち)」と呼ばれるエリアで、老舗呉服商が多く建ち並ぶ、京都随一の着物の街です。
具材も薬味も、すべて季節ごとに変わります
「アウーム」の目玉メニューは、「手織り寿司」。まるで、絵の具のパレットのように、色とりどりの具材や薬味の並んだプレートと寿司飯、海苔、お吸い物のセットです。 プレートに乗る具材は、お造りや野菜、京都らしいおばんざいなど、季節によって、その数や種類は変わります。特に野菜は、契約農家からお任せで届く京都産の有機野菜がそろっています。
自由な組み合わせで食べる、思い思いのスタイルを楽しんで
「手織り寿司」に、ルールはありません。巻き簀(す)に海苔を敷き、寿司飯をのせたら、具材と薬味を自由に組み合わせて巻きましょう。具材のまとまりを崩したって構いません。具材を盛って、たまり醤油を刷毛でぬったら、大きな口でパクリ!どんな組み合わせでも、美味しく食べられるのが不思議です。 海苔のみの追加オーダーも可能ですが、余った具材をそのまま寿司飯のお椀に持って、ちらし寿司風に食べるのもおすすめだそう。ぜひ、自由な組み合わせで楽しんでみてください。
「京都」をキーワードに揃えられた雑貨販売スペースも
店内には、雑貨の販売スペースもあります。お店で使っているお箸や器などをはじめ、「アウーム」オリジナルのバッグやエプロン、京都を拠点に活動する人たちが作るハーブティーやジャムなど、さまざまな商品が並びます。 「これらの商品を繋ぐのは、京都という土地。侘びの文化とでもいいましょうか、新しすぎず、古いものの良さをどこかに感じられるものを揃えていきたいと考えています」。そう話すのは、代表の宇治田博さん。 美しい「手織り寿司」と、今の京都を感じさせる雑貨に会いに、「アウーム」を訪れてみませんか。
AWOMB
アウーム
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清塚あきこ
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