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2015.02.07
熱烈歓迎!春節を迎える神戸・南京町をぶらぶら歩き
神戸の中華街・南京町。東西270m、南北110mのエリアに100軒以上のお店がひしめく小路に一歩足を踏み入れると、まるで香港の裏路地に迷い込んだよう。その賑わいは旧暦の元日、春節が近づくにつれますます熱気を帯びてきます。
異国情緒あふれる、神戸の中華街

メインストリートの両側に軒を連ねる屋台からいい匂いが♪
横浜中華街、長崎新地中華街と並び、日本三大中華街に数えられる神戸の南京町。レトロなビルが立つ旧居留地や、アーケードが続く元町商店街から1~2ブロック離れただけで、そこには別世界が広がります。 端から端まで歩いても10~15分のコンパクトなエリアに、中国料理店や点心の屋台、キッチュな中華雑貨屋など個性豊かな店がひしめき、湯気とともに流れてくる点心の香りと元気のいいかけ声に、ここが日本であることを忘れてしまいそう。
南京町最大のイベントは、旧正月を祝う春節

力強くダイナミックな獅子の舞いに大興奮!
いつ訪れてもにぎやかな南京町が、1年で最も盛り上がりを見せるのが旧正月を祝う「春節祭」です。南京町広場のステージでは中国雑技が披露されるほか、商売繁盛の神様として知られる「関帝(三国志の英雄・関羽)」を祀る祭壇がしつらえられ、おみくじの販売や占いも登場。 さらにダイナミックな龍舞と獅子舞、そして京劇の衣装とメイクで玄宗皇帝や楊貴妃といった歴史上の人物に扮した一行が街を練り歩く「中国史人游行(ちゅうごくしじんゆうこう)」も見逃せません。2015年の旧暦の元日は2月19日(木)。せっかくなら、このタイミングに合わせ訪れてみてはいかがでしょう。 ●2015年「春節祭」スケジュール 2月15日(日) プレイベント(龍のパレード、獅子舞) 2月19日(木) 中国史人游行、ステージイベントほか 2月20日(金)・21日(土) ステージイベント、ブースイベント 2月22日(日) 龍舞の祝儀とり、龍のパレード、ステージイベント(20:00以降) ※内容は変更になることがあります。

あでやかな京劇のメイクの一行が練り歩く中国史人游行のパレードも必見
並んでも食べたい南京町名物「元祖・ぶたまん」

お店の前の行列は、南京町名物のひとつ
東の長安門、西の西安門を結ぶ東西270mが南京町のメインストリート。小さな路地にも個性豊かな店があり、1軒ずつのぞいていると時間が過ぎるのを忘れます。 そのなかでいつも行列ができているのが、南京町広場のすぐ向かいにある「老祥記(ロウショウキ)」です。1915(大正4)年創業のこの店は、中国天津地方の天津包子(テンシンパオツー)という饅頭を「豚饅頭(ぶたまんじゅう)」の名で初めて作り、販売した店。以来「神戸のぶた饅頭屋」として親しまれ、訪れる人が後を絶ちません。 お土産に持ち帰ることもできますが、いちばんおいしいのはなんといってもアツアツのふかしたて。平日なら開店から11時半ごろまでと、17時半以降は比較的混雑が少なく、この時間を狙って訪れれば店内のテーブル席でゆっくり座って味わうことができます。 ○老祥記(ロウショウキ) [住所]兵庫県神戸市中央区元町通2-1-14 [TEL]078-331-7714 [時間]10:00~18:30(売り切れ次第、終了) [休み]月曜(祝日の場合は翌日) [HP]http://roushouki.com/

「ぶたまん」は1個90円で、注文は3個単位。店内でも食べることができます
おなじみの中華万能調味料調味料も南京町生まれ

中国食材、アジア食材の専門店
中華食材のお土産探しも楽しみです。肉、野菜、鶏ガラの旨みを凝縮した中華万能調味料「味覇(ウェイパァー)」の製造販売元が、長安門に近い「廣記商行(コウキショウコウ)」です。 店内には月餅などのチャイニーズ・スイーツはもちろん、調味料から乾物、冷凍食品まで、あふれんばかりのアジア食材が並び、目移りしてしまいます。宅配の手配もしてくれるので、思う存分お買いものを楽しんで。 ○廣記商行(コウキショウコウ) [住所]兵庫県神戸市中央区元町通1-1-4 [TEL]078-331-1114 [時間]10:00~19:00(土・日・祝~19:30) [休み]無休 [HP]http://koukishoko.co.jp/nankin/

中華調味料「味覇」は、チューブタイプ(460円)~1kg缶(1300円)とサイズが豊富

南京町
ナンキンマチ
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