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2015.02.04
バリスタイルの隠れ宿「我無らん」で楽しむ、名湯・湯原のかけ流し温泉
※こちらの記事は2015年2月4日公開のものです。 宿場町の風情を残す岡山県・湯原温泉街の一角にたたずむ、バリスタイルの隠れ家的なホテル「我無らん(がむらん)」のコンセプトは“お籠り宿”。すべての客室に天然温泉の内風呂が備えられ、気がねなく名湯を楽しむことができます。
ホテルと旅館の心地よさをあわせもつ宿
「我無らん」は、湯原温泉街にある老舗旅館「つるや」の別館です。ホテルのように宿泊者のプライバシーを大切にしながら、旅館のように浴衣を着て館内で心地よくくつろげます。 館内に入ると、にぎやかなアジアン雑貨がお出迎えしてくれます。BGMで流れている不思議な音楽は、バリの民族楽器「ガムラン」の奏でる音色です。チェックインをすませ、ワクワクしながらバリのオブジェが飾られた通路を歩いてお部屋へ。全5室あるお部屋はそれぞれのテーマカラーでまとめられ、異なった趣があります。 アクセスは車なら米子自動車道の湯原ICを下車して約5分。電車で訪れる際はJR中国勝山駅からの無料送迎があり、3日前までの予約制です。積雪シーズンは、こちらを利用したいですね。
気分はバリのお姫様
リゾート気分でのんびり過ごしたい
天井が高く、開放感あるつくりの「白夜(びゃくや)」は、バリのプライベートヴィラを思わせる客室です。草葺きの天井や、間接照明などのインテリアが本格的です。ベッドは天蓋付きのキングサイズなので、ゆったりと眠れそう。そしてバルコニーには、純白の陶器浴槽があり、もちろん天然温泉です。気分は“バリのお姫様”ですね。
青がテーマの客室「瑠璃(るり)」
厳選された地元の食材で味わう創作和会席
量も程よく、1品ずつ出されるのでゆっくりと味わえます
1階のレストランでいただくディナーは、季節の和食を基本とした創作料理。地元産の食材を中心に、体にやさしい食材を使っています。この日は岡山のブランド和牛「千屋牛(ちやぎゅう)」のしゃぶしゃぶ。上質なお肉のほのかな甘さに、口の中でふわりとろける食感がたまりません。 加えて、地元産の青大豆から作った豆腐や湯葉、豆乳を使用したメニューも季節を問わず楽しむことができます。見た目はその名のとおりきれいな緑色で、大豆の風味が濃く、クリーミーな味わいです。おいしさの秘密は、収穫時期の気温にあります。昼夜15度前後という湯原特有の気温差が、青大豆の風味をより豊かにするそうです。
至福の時間、好きなだけ温泉を独り占め♪
湯原温泉の源泉は、なめらかですべすべの湯ざわり
湯原温泉は、岡山県を代表する奥津温泉・湯郷温泉とともに「美作三湯」と呼ばれる名湯です。湯量豊富なアルカリ性単純温泉で、露天風呂番付では「西の横綱」として全国に知られています。全5室には、この湯原の源泉を引いたすてきな内風呂が備えられています。
天然の一枚岩をくり抜いた露天風呂を備えた「天空(てんくう)」
バスアメニティも、上質で香りのよいものがそろえられています
我無らん
がむらん
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野鶴美和
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