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2015.02.10
オリジナルブレンドのハーブティーが楽しめる癒しのサロン 京都・西陣「たま茶」
毎日の暮らしの中で、ほっとひと息ついた時、そばにあるといいなと思うもののひとつ、ハーブティー。自然から生まれた豊かな香りと味わいが、身体に癒しとチカラを与えてくれます。そんなハーブティーの魅力を伝える1軒のサロンが、京都・西陣にあります。画像はハーブティーに自家製ハーブシフォンケーキのついた「シフォンセット」(1100円~)です。
晴明神社から徒歩約10分、昔ながらの風景に溶け込んでいます
安倍晴明公を祀ることで知られる晴明神社から、堀川通を南へ徒歩5分。そして、中立売通の一筋南、上長者町通を西に進みます。車1台分くらいの道幅の通りをおよそ5分、7つ目の角の手前に立つのが、ハーブティーとアートのお店「たま茶」です。 「たま茶」がオープンしたのは、ほんの2年前のこと。しかし、まるで何年も前からそこにあったかのように、風情ある京町家や昔ながらの商店が立ち並ぶこの界隈にすっかりなじんでいます。
五感すべてで楽しめる空間を
ハーブのほかに木工も得意だという善喬さんと、ガラス工芸作家としても活躍する珠日さん
「たま茶」を運営するのは、西山善喬(よしたか)さん、珠日(たまひ)さんご夫妻。ハーブ専門店で働いた経験を持つ珠日さんがブレンドした約15種類のハーブティーを販売しています。 このお店は、築80年の町家をふたりの手で改装したもの。壁を塗る、床を張るといったほとんどの作業を、友人たちに協力してもらいながら自分たちで。およそ2年間かけて楽しみながらゆっくりと作り上げたそうです。 「この場所は、五感を高める場所を作りたいと思って作りました」と珠日さん。五感、言い換えれば自分自身の感覚をきちんと持つことで、心豊かに暮らせるのではないかと思うと話すおふたりは、ハーブティーの販売以外にも、ものづくりのワークショップや、作家を招いてのイベントなどもこの場所で行っています。
彩りも鮮やかなハーブティーは、見ているだけでゴージャスな気分に
「たま茶」のハーブティーは、デトックスや代謝アップ、疲労回復など目的別にブレンドされているのですが、その特徴は彩りの美しさ。茶葉の状態でも楽しんで欲しいから、と7〜8種類ものハーブを見た目にも鮮やかになるようにブレンドしています。 また、ネーミングも「たま茶」風。肌にいいとされる栄養素を含んだハーブを12種類もブレンドしたものには「雪肌美人」、リラックスしたいときにおすすめのものには「羊の時」、目の疲れを感じた時に飲んで欲しいものには「まばゆい光」など、どのブレンドにも想像力をかきたてられるタイトルが付いています。 商品はすべて量売りで、おおむね50g1300円程度から(価格はブレンドによって異なります)。また、好みや悩みなどを伝えると、トッピングや「マイブレンド」を作ってもらうことも可能。その場合は、相談しながら作っていくので、少し時間に余裕を持ってたずねましょう。
喫茶スペースでは、ゆったりと贅沢な時間を
店内には、手作りのアクセサリーや工芸作品などが置かれ、奥には小さな庭もあります
「たま茶」には、喫茶スペースもあります。土間の販売スペースから、小上がりになった喫茶スペースには、大きなテーブルがひとつと小さなテーブルがふたつ。京町家としては広い間口の店内のスペースを、広く贅沢に使っています。 席に着いたら、小さな瓶に入ったハーブティーの茶葉のサンプルが出されます。香りや目的などから、好みのものを選びましょう。お茶はすべてポットサービスなので、こころゆくまでティータイムを楽しむことができます。 温かいハーブティーとともに、静かに豊かなひとときを過ごしてみませんか。忘れそうになっていた「自分の感覚」に出会えるかもしれません。
ORGANIC TEA & ART SALON たま茶
オーガニックティー アンド アートサロン たまちゃ
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清塚あきこ
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