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2015.03.25
大阪・豊中の商店街にある、ころんとかわいい創作おはぎのお店「森のおはぎ」
※こちらの記事は2015年3月25日公開のものです。 昔ながらの風情が残る、大阪・豊中市の商店街にたたずむ「森のおはぎ」。雑穀や黒米など体に優しい食材を使った、創作おはぎが並ぶ小さなお店です。色とりどりのおはぎは、たくさんの種類を少しずつ食べられるよう、小ぶりでかわいらしい形をしています。
昔懐かしいたたずまいの店先に、素朴なおはぎが並んでいます
軒先でお店を広げているような雰囲気で、気軽に立ち寄れます
阪急電鉄宝塚線「岡町駅」から徒歩8分、桜塚商店街を抜けた路地に店を構える「森のおはぎ」は、店主の森さんが創作したおはぎが並ぶお店です。古い店舗を改装したというお店には扉がなく、ふらっと店頭を覗くことができる出店スタイル。下町風情漂う町に溶け込んでいて、子供から年配の方まで幅広い世代のお客さんが訪れます。
木枠のガラス戸にお品書きの張り紙。古い家具や建具を使った味わいのあるお店です
全国から厳選した食材で、味わいも食感もバラエティ豊か
雑穀が入ったお餅と餡を合わせ、手作業でひとつずつ仕上げます
「森のおはぎ」の定番は5種類。一見すると普通のおはぎのような「大納言雑穀もち」(1個130円)は、餅米以外に雑穀が入っているのでもちもち、ぷちぷちとした食感が楽しめます。北海道産大納言小豆を炊いた餡もほっくりと素朴で優しい味わいです。京都から取り寄せた香ばしいきなこがたっぷりの「深炒きなこ雑穀もち」(1個130円)や博多の老舗が作る木桶造りの醤油を使った「本醸造みたらし雑穀もち」(1個160円)など、どれも食材の風味を大切にしています。
定番人気の「大納言雑穀もち」と「深炒きなこ雑穀もち」
餡で包む前のお餅。黒米を使うと赤い色になります
桜や枝豆など、旬の食材を使った季節限定のおはぎも人気です
写真手前左から「蜜黒豆雑穀もち」(1個226円)と「花桜よもぎもち」
「森のおはぎ」には季節によっていろいろなおはぎが登場します。よもぎを入れたお餅と桜の花の塩漬けを混ぜた白あんを組み合わせた「花桜よもぎもち」(1個230円)は春の人気商品。木の芽やエンドウ豆など、珍しい食材で仕上げた季節のおはぎは、甘さと塩気が相まって絶妙な味わいです。夏にはとうもろこしを使ったり、枝豆でずんだ餅風に仕上げたおはぎも。香りや色合いを工夫して、季節を表現しています。 小さめのサイズなのでおやつとしてはもちろん、色とりどりのおはぎを詰め合わせれば、手みやげにもぴったり。おはぎ以外にもわらび餅や最中が並んでいて、こちらも素材を生かした優しい味わいです。夕方からは大阪・北新地にある姉妹店「森乃お菓子」でもおはぎを販売し、会社帰りのビジネスマンに小さなおはぎが人気を集めているそうですよ。 ○森乃お菓子 住所:大阪市北区曽根崎新地1-1-43 第2大川ビル1F 電話:06-6341-2320 営業時間:16:30~売り切れ次第終了 休日:日・月曜、祝日
森のおはぎ
モリノオハギ
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田口真由美
Writer
田口真由美
好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
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