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2016.10.28
クリームソーダからフルーツパフェまで♪『純喫茶、あの味』の著者が選ぶ、とっておきの“喫茶スイーツ”5選
※こちらの記事は2016年10月28日に公開したものです。 昭和の文化遺産とも言われる、純喫茶。当時のインテリアが残る店内で味わえるのが、クリームソーダ、フルーツサンド、パフェなど、どこか懐かしさを感じるメニューです。 そんな喫茶メニューの魅力を伝える一冊『純喫茶、あの味』(イースト・プレス)の著者、難波里奈さん(以下、難波さん)に、とっておきの“喫茶スイーツ”を5つ教えてもらいました。
たっぷりバターと餡の組み合わせにうっとり♪淡路町「ショパン」のアンプレス
「オリジナルのロゴが印刷されたカップやコースターもすてきなので、チェックしてみてください。」(難波さん)「アンプレス」(450円)
歴史の長さを感じさせる看板や壁面、入口上部の美しいスタンドグラスが目印の「ショパン」。名物メニューのアンプレスは餡を挟んだホットサンドのこと。マスターがずっしりとしたホットサンド専用のプレス機を使い、作っています。じっくり焼き上げたアンプレスは、たっぷりバターと程良い甘さの餡の絶妙な組み合わせ。注文されるたびに、バターの豊かな香りが店内に広がり、幸せな気持ちになります。
珈琲ショパン
クリームソーダなのに透明!とっても上品な、銀座「洋菓子舗ウエスト」のクリームソーダ
「飲み物メニューは一部を除き、お変わり自由。たくさん飲めるように薄めに味が設定されていますが、リクエストすれば好みの濃さに変えてくれるサービスも。」(難波さん)「クリームソーダ」(1188円)
一般的に緑色のイメージが強いクリームソーダ。けれど大人の喫茶室である銀座「洋菓子ウエスト」では、無色透明のクリームソーダを提供しています。サイダーに添えられたシロップで好みの味に調整していただきます。テーブルと椅子の背もたれにかけられた真っ白な布に背筋がのびる、心地よい緊張感を味わってみてはいかがでしょうか。
洋菓子舗ウエスト 銀座本店
ヨウガシホウエストギンザホンテン
セットメニューがおすすめ。末広町「フルーフ・デゥ・セゾン」のフルーツサンド
「季節限定の春のあまおうパフェ、夏のマンゴーパフェも見逃せないメニューです。明るいママとのおしゃべりが楽しい♪」(難波さん)「Aセット」(1000 円)
新鮮で上質な旬のフルーツを、リーズナブルにたっぷり楽しめる「フルーフ・デゥ・セゾン」。パフェも人気のこちらでいただけるフルーツサンドは、食パンではなくクロワッサンを使用。ひと口食べるごとに、バターの豊かな味わいを感じられます。セットには大きくカットされた約10種類の果実盛り合わせとヨーグルト、飲み物もついてきます。
フルーフ・デゥ・セゾン
大人も子どもも大好きな老舗純喫茶の正当派パフェ。浅草「アンヂェラス」のフルーツパフェ
「純喫茶初心者にも入りやすいお店です。カラフルなフルーツポンチもオススメです。」(難波さん)「フルーツパフェ」(930円)
創業70年を迎える老舗純喫茶店「アンヂェラス」。美食家で知られる池波正太郎先生など、数多くの文豪が通っていたお店です。アイスコーヒーに梅の実が入った珍しい飲みもの「梅ダッチコーヒー」が有名ですが、フルーツパフェも定番人気メニュー。果物の切り方や生クリームの飾り方…誰もが懐かしさを感じる正当派パフェです。
アンヂェラス
珈琲好きに捧ぐスイーツ。松本「珈琲美学アベ」のモカケーキ
「朝11時まで食べられるモーニングは、好きな卵料理も選べるうえに、その他の付け合わせも自由に組み合わせられます」(難波さん)
地元の人はもちろん、旅行客のひと休みスポットとして長年愛され続けている「珈琲美学アベ」。珈琲味のケーキの上にモカアイスが乗った「モカケーキ」(350円)は、珈琲好きにはたまらないメニュー。誰かと一緒なら、店内奥のテーブル席へ。もしひとりで訪れたなら、ユーモアあふれるマスターに松本のことを聞いてみても。
珈琲美学アベ
コーヒービガクアベ
*********** いかがでしたか?“喫茶スイーツ”の情報がもっと知りたいという方は、難波さんの『純喫茶、あの味』(イースト・プレス)をぜひ、読んでみてくださいね。 来週は今週に引き続き、難波さんに聞いた「京都で行きたい純喫茶」をご紹介します。どうぞお楽しみに♪
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ことりっぷ編集部
難波里奈『純喫茶、あの味』(イーストプレス)
純喫茶を巡って十数年、訪ねたお店は全国1600軒以上の著者が厳選した「いま食べておきたい純喫茶の味」を全国57店紹介。定番の真っ赤なナポリタンから、昭和を感じるゴージャスな盛り付けのフルーツパフェまで、愛され続ける名店の一皿をご堪能ください。さらに、いくつかのお店については、貴重なレシピも掲載しました。「読んで」「訪ねて」「作って」楽しめる、純喫茶グルメの決定版です。
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