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2016.11.02
東京下町の甘味処「北斎茶房」でいただく、器にギュッと秋を詰め込んだ、季節限定のあんみつ
「北斎茶房」は、錦糸町では珍しい昔ながらの長屋を利用した甘味処です。提供される和菓子は、器のなかにコンパクトに季節が凝縮され、見ているだけでうっとり。秋を探しに、お出かけしてみませんか?

職人が和菓子を作る姿が、目の前で見られます
JR中央総武線錦糸町駅北口から、徒歩8分。葛飾北斎の生誕地といわれている北斎通り沿いに、「北斎茶房」はひっそりと佇んでいます。 趣のある店内へとおじゃますると、カウンターの向こうで和菓子職人たちが注文を受けた和のスイーツを手際よく、せっせと用意している姿が飛び込み、目を奪われます。 こちらのお店は、元々芸術家がアトリエ兼倉庫として利用していた長屋。オーナーがこの建物に惚れ込み京都の和菓子店で修業をした後、2003年に甘味処としてお店を開きました。

つやつや、モチモチの出来立て白玉
「白玉ぱふぇ」(760円)
提供されるスイーツは、良い素材をきちんと選び、すべて手作りということが、徹底されています。 最中、くずきり、わらびもちなど、気になる定番メニューが並ぶなか、イチオシは「白玉ぱふぇ」。注文を受けてから、ひとつずつ丁寧に手でこねた自家製の白玉の見た目はつやつや、食感はモチッモチ。 食べ進めていくと、“小豆の殿様”と呼ばれる丹波大納言あずき、お米の味がしっかりと伝わる自家製最中、寒天などがお目見えし、満足感をたっぷり味わえます。

秋を目と口で味わうあんみつ
「北斎秋あんみつ」(860円)
秋になったら、ぜひ食べておきたいメニューが「北斎秋あんみつ」。毎年秋限定で登場し、常連さんから熱い支持を受けています。 飾りの鮮やかな真っ赤なもみじの下には、濃厚な栗アイス。赤ちゃんの肌のようなやわらかな求肥、白玉、あずき、寒天なども隠れています。 あんみつについてくる黒蜜は徳之島産純黒糖をお店で煮詰めたもので、非常にコクがあり、あんみつ全体に深みを与えてくれます。 甘味以外にも、釜めしを中心とした和食メニューもあるので、カフェ利用だけでなくお食事&甘味の両方をしっかり食べたい人にもおすすめですよ。
北斎茶房
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