風情ある和風の佇まい

割烹のようなしっとりした外観で、軒下の杉玉が目印

「カモシヤ」は、名古屋市栄・セントラルパーク地下街の10B出口を出てすぐ前にあります。栄駅からも、久屋大通駅からも近くてわかりやすい場所です。 店名は、ブドウや豆を発酵させてワインや味噌ができるように、「醸し系」の料理とお酒にこだわっていることが由来なのだそうですよ。

しじみの出汁をたっぷり使ったあっさり名古屋味噌おでん

店内に入ると、大きな鍋の中で、おでんがゆっくりと味を含ませています。「カモシヤ」のおでんは、しじみと牛肉の出汁に赤ワイン、そしてご当地の愛知の老舗・ナカモの名古屋味噌を加えたもの。サラリとしていて、ワインの香りや味わいを邪魔しないのが特徴です。

トマトとアボカド通年、エリンギは季節限定メニュー（各250円）

定番の豆腐やダイコン、こんにゃくのほか、おでんには見られないような洋風の具材もいただけるのがカモシヤ風。アボカドには仕上げにカレー塩をぱらりとかけてあります。 ふわりと香る味噌とコクのある出汁が、不思議とワインにぴったり！ 薬味として辛子や味噌はもちろんのこと、卓上の七味は、ハーブを加えたオリジナルを用意しています。

なごやめしの新定番、カモシヤ風「名古屋ハヤシ」

カモシヤ風のあっさり名古屋ハヤシ（780円）

「カモシヤ」のオーナーは、「名古屋ハヤシ倶楽部」の部長をつとめる、名古屋ハヤシの生みの親ともいえる存在です。 名古屋ハヤシとは、以下の8か条を満たす店舗だけが参加できるオリジナルのなごやめし。 ・デミグラスソースを使う ・赤味噌を使う ・卵を使う ・ライスとソースを混ぜて提供する ・提供後にかける調味料で違いを出す ・東海3県の食材が88%入っている ・東海3県を元気にしたいと考えている ・新しい名古屋メシを広める情熱がある 「カモシヤ」の名古屋ハヤシは、おでんと同じく、しじみ出汁を使ったリゾット風。まずはそのまま、次は卵を混ぜて、最後にお好みでハーブ入りの七味をかけて。次々と変わる味わいを楽しめます。

「カモシヤ」は、16時から営業しているのが嬉しいところ。 ちょっと時間が空いたときや、待ち合わせの前の0次会など、ふらりと気軽に立ち寄ってみてください。19時を過ぎると混んでくる人気店なので、早い時間が狙い目ですよ。