237
2016.11.17
【宮城・仙台】料金はお客さんが思った金額で…1ヶ月前要予約の「オジイカレー」
古民家をリノベーションしたフレンチ料理店「オジーノカリーヤ」。アンティーク家具に囲まれた重厚な空間で、欧風カレーを中心としたコース料理をいただけます。月に一度、ヨガのクラスも開催中。日常とはかけ離れたひとときを過ごしましょう。
昭和に建てられた大通り沿いの民家
仙台市営地下鉄「青葉通一番町駅」から徒歩6分。アーケード街を抜けた先にある、五ツ橋通沿いに「オジーノカリーヤ」はあります。 完全予約制のこのお店には、看板もありません。知らなければ見過ごしてしまうような、ひっそりとした築60年ほどの古民家。ここがフレンチのお店?と思いながら中に入ると、パリッとした白シャツにベスト姿の店主が迎え入れてくれました。
古民家の中に広がるアンティークな空間
中に入ると、庭に面した長い廊下があり、廊下の突き当たりには、ステンドグラスが見えます。ガラス戸から明るい日差しが差し込み、神聖な雰囲気が漂います。
案内された居間は、2間の和室にヨーロッパの重厚なアンティーク家具並ぶ、和と洋を合わさせた空間。熱帯魚がゆらゆらと泳ぐ水槽が置かれ、幻想的な雰囲気を漂わせています。セッティングされたテーブルに置かれた銀の燭台には、火が灯り、まるで中世の貴族の食卓のようです。
ブルゴーニュで修行した店主のフレンチ
カフェとして予約も可。100年前のレシピを研究し再現した「オジイプリン」(写真奥)やコーヒーなどを楽しめる
オジーノカリーヤには、ディナータイムや、ランチタイムはありません。予約時のリクエストに合わせてフレンチのフルコースが楽しめます。メインとなるのは、フランスのブルゴーニュ地方風に赤ワインで牛肉を煮込んだカレーです。 この日、いただいたのは「フレンチカレーのコース」(時価)。有機野菜のサラダに、トリュフのソースがかかったホタテのムース、そして、仙台牛のサーロインをじっくりと煮込んだカレー。マイセンなどの気品ある食器に盛られ、ひと皿ずつ供されます。 大通りの喧騒が嘘のような空間で、ゆったりとフレンチのフルコースをいただくことができます。
1ヶ月前に要予約のオジイカレー
料金は、客が思った金額を支払うというシステム
前月1日の予約開始時から1~2日で、予約が埋まってしまうのが「オジイカレーのコース」(時価)。 「フレンチカレー」よりもさらに時間をかけ、1ヶ月間かけてカレーを煮込みます。 口に運ぶと、牛肉はとろりととろけ、ふわりとフォンドボーの濃密な甘い香りが広がります。時間と料理人の腕によって生み出される、旨みとコクが凝縮した特別なひと皿。ひと口ずつ大切に味わいたくなるカレーです。
ヨガのイベントもやっています
次回の「隠れ家ヨガ」の開催は12/17予定。料金は3000円~
「オジーノカリーヤ」では、月に1~2日間、ヨガのイベント「隠れ家ヨガ」を行っています。 朝食付きの「朝ヨガ」や、夜キャンドルの火に囲まれて行う「神聖リラックスヨガ」など、日を通して2~3レッスンが開催されます。アンティーク家具に囲まれた穏やかな空間で、ゆったりと体を動かすことができますよ。 「空間も料理も最高のものでおもてなしがしたい」という店主がつくり上げた古民家フレンチレストラン。時が経つのを忘れさせるような異空間で、特別な時間を過ごしてくださいね。
オジーノカリーヤ
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
星マチコ 写真:本間聡美
の人気記事