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2017.01.09
看板のないレトロカフェ「élu」で美しいサンドイッチをどうぞ
※こちらの記事は、2017年1月9日に公開されたものです。 仙台市の中心部、本町の路地裏にあるカフェ「élu(イル)」。厚切りで断面の美しいサンドイッチをはじめ、野菜や肉を使った惣菜タルト・セイボリータルト、ひと口サイズのオープンサンド・スモーブローなど、見た目にも味にもうれしい驚きが詰まったメニューがそろうと話題です。
石壁が印象的なレトロカフェ

「élu」はeat、laugh、youから一字ずつとったもの。“ずっとここにいるよ”という意味も
地下鉄南北線の勾当台公園駅から歩いてすぐ。東二番町通から路地へ入ると、ビルの1階のレトロな石壁と白い扉が目に留まります。こちらが、2016年10月31日にオープンした「élu」。看板などはなく、「どんなお店なんだろう?」と気にしてか、道行く人の多くが足を止めます。

そっと扉を開けて中へ入ると、まるでヨーロッパの古い建物に迷い込んだようなアンティークな空間。石壁にはオーナーの出身地・栃木県の大谷石が使われており、時を経て風合いを増した白色が、ぬくもりのある雰囲気を醸しています。 8人掛けのテーブルと、カウンターのみのこじんまりした店内。照明がほどよく落とされたなか、思い思いに過ごしながら特別な空間を共有するのが心地よく、時の流れもゆっくりと感じられます。
写真に収めたくなる、厚切りサンドイッチ

「ローストビーフとポテトサラダ ゆずマスタード」(ピクルス・スープ付 800円)
看板メニューのひとつが、分厚くカットされたサンドイッチ。3種類のラインアップから、この日は「ローストビーフとポテトサラダ ゆずマスタード」をチョイスしました。パンからあふれそうなほどたっぷりの具材が織り成す、カラフルな断面に心がときめきます。 ローストビーフはしっとりジューシー、じゃがいものほくほくした食感が残るポテトサラダはまろやかな味わい。何層も重なったレタスのシャキシャキ感も楽しく、お腹をしっかり満たしてくれます。時間を問わず提供しているので、遅めのランチや休日のブランチにもぴったりですよ。
おしゃれフードを片手にワインをたしなむ

セイボリータルト、スモーブローは各2種類(1個450円)。内容は季節ごとに変わる
おやつやおつまみには、手軽に食べられるワンハンドフードを。「élu」には、野菜や肉、魚を使った甘くないタルト・セイボリータルトや、デンマーク料理のオープンサンド・スモーブローなど、いま話題のフードメニューがそろいます。 甘いバターナッツに酸味の効いたソースがからみ、後を引くおいしさの「バターナッツときのこのマリネのバルサミコソースのスモーブロー」や、イカスミのコクとトマトの酸味が好相性の「イカスミのボロネーゼと自家製セミドライトマトのセイボリータルト」など、どれもワインにぴったりです。

オリジナルスパークリングワイン(グラス700円)
夜はスタンディングのバルとして営業しており、ビールやワイン、自家製サングリアなどがそろいます。おすすめはオリジナルスパークリングワイン。スパークリングにはめずらしい赤で、果実味のある上品な味わいを楽しめますよ。 6名から貸し切りにできるので、ちょっとしたパーティーや特別な女子会にもおすすめです。
街の喧騒を離れ、静かなアンティーク空間で食事やお酒を楽しめる「élu」。石壁と白い扉を目印に訪れて、ゆるやかな時間を過ごしてみませんか。

élu
イル
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福島綾香
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