「饅頭」の常識をくつがえす“オマンジュウカフェ”

兼六園や金沢21世紀美術館のある広坂界隈から徒歩5分、ブリティッシュグリーンの扉が目をひく「Souan」があります。カウンター席とテーブル席のほか、小上がり席もあって、のんびりとくつろげる空間になっています。

オーダーを受けてから蒸しあげる、ほっかほかの味

カウンターの向こうで蒸し上げるほっかほかの「オマンジュウ」

ほかのどこにもないオンリーワンのカフェで憩いの空間を提供したいというオーナーの想いから、オマンジュウをメインにすることを考えたという「Souan」。オリジナルブレンドの小麦粉でひとつひとつ丁寧に作られたオマンジュウを、オーダーを受けてから目の前で蒸しあげます。

左から「キャラメルカスタード」（200円）、「カボチャ」（200円）、「つぶあん」（180円）

甘い餡が入ったスイーツ系の「オマンジュウ」（180円〜）は、常時10種類ほど。定番のつぶあん、こしあん、季節・期間限定の加賀野菜の五郎島金時を使ったさつまいもあんや加賀棒茶あんなどオリジナルなメニューが並びます。オマンジュウの生地も、プレーン生地や、黒糖生地、抹茶生地など工夫が凝らされているんですよ。

ニワトリとヒヨコをモチーフにした縁起干支の「おや⭐︎こっこ」（2個セット540円、1月限定）

オマンジュウの生地は、ほんのり甘く、もちもちしているのが特徴で、ふわっとやわらかい食感がたまりません。縁起干支の「おや⭐︎こっこ」（２個セット540円）など、季節やイベントに合わせた月替りのオマンジュウもあって、毎月楽しみにしているファンも多いそう。

まるでハンバーガーのようなお惣菜タイプのオマンジュウも

「ソウアンビッグバーグ」（550円）。「サラダ＆ポテト＆ドリンクセット」（プラス250円）

「パンにはない、オマンジュウ生地の美味しさをもっとたくさんの人に知ってほしい」と誕生したのが、お惣菜をはさんだオマンジュウです。なかでも人気なのが「ソウアンビッグバーグ」（550円）。自家製ハンバーグに自家製トマトソース、チーズ、トマト、オニオンをトッピングした一品です。オマンジュウにハンバーグという意外な組み合わせも、生地のもちもち感がすべてを包み込み、その絶妙な味わいにびっくり。エビ・アボカドやタンドリーチキンなど種類も豊富で、色々試してみたくなってしまいます。

自家製生パスタとオマンジュウのランチセットも

生パスタセットの「海老とトマトのクリームソース」（1200円）。この日のスープは「大根のポタージュ」

「Souan」のもう一つの人気メニューが自家製の生パスタセット。「エビとトマトのクリームソース」（1200円）は、もっちもちのパスタに、サラダと季節のスープ、プレーンのオマンジュウ2個（またはスイーツタイプのオマンジュウ1個）のセットになっています。オマンジュウをパンのようにパスタソースにからめていただけば、二度美味しい、お得なセットです。

キャンドルの販売も行っている店内

カウンターやテーブルのキャンドルのあたたかいディスプレイもホッとする「Souan」。店内では、かわいい手作りキャンドルの販売のほか、季節ごとにキャンドル作りのワークショップなども行っています。週末の金曜〜日曜には近所の石浦神社境内でもカフェを出店しているそう。ほっかほかのオマンジュウと心もあたたかくなるキャンドルで、癒しのひとときを過ごしてくださいね。