2年に1回、リニューアルされる店内

大阪市営地下鉄四ツ橋線・四ツ橋駅から歩いて3分ほど。古着屋やレコード店など、にぎやかなお店が立ち並ぶ「アメリカ村」の北側に、赤色の壁とタピオカドリンクの看板が目立つ「喫茶 味庵茶房」があります。

店内はイエローやピンクなどのカラフルな壁に、花柄の椅子やクッション、レトロな上海のポスターや雑貨など目移りしてしまうものがたくさん。台湾を中心にアジアが好きなオーナーの濱口さんが、旅行先の夜市や出店、骨董市などで見つけたアイテムを持ち帰ってお店に飾っています。濱口さんがかわいいと思ったアイテムが集まっているので、違う国のものでもどこか同じ雰囲気が漂い、不思議と統一感があります。

また、2年に1回のペースで壁の色を変えたり、椅子や机、パーテーションなどの家具を新しく作り直しています。ここ数年はカラフルでポップな内装ですが、ナチュラルなデザインの時もあったそうで、訪れるたびに変化していくのが楽しみですね。

120種類以上のタピオカドリンク

飲み物は、タピオカドリンクのメニューだけで約120種類以上あり、フルーツミルクティーやソイミルクティー、フローズンやオリジナルカクテルなど、迷うほどたくさんあります。タピオカは台湾から直輸入した生タピオカを使っているので、もちもちと弾力のある食感です。 なかでもおすすめは、「ジャスミンミルクティー」（540円）。丁寧な製法で作られた上質な茶葉を、ミルクの味に負けないようにたっぷり使っています。見た目は乳白色寄りですが、口に入れるとしっかりとした茶葉の風味が広がります。飲んだ後にすっと鼻から抜けるようなジャスミン茶独特の香りもクセになりそうです。 また、タピオカはダブル（+100円）やトリプル（+150円）という追加もできるので、台湾産のおいしい生タピオカを思う存分楽しめますよ。

アジアのごはんやスイーツもあります

濱口さんが台湾留学中に味わった、おいしい台湾のごはんやスイーツを再現したものもあります。「仙草ゼリー」（486円）のぷるぷるしたなめらかな食感は、ゼラチンではなく仙草というシソ科の植物のみを使ったもの。漢方らしいほんのりとした苦味に砂糖とミルクが加わって、新感覚スイーツです。 アジア好きの濱口さんが”アジアで食べたおいしいものをもっと多くの人に伝えたい”という想いから2000年にオープンした「喫茶 味庵茶房」。台湾を中心にアジアの定番メニューから珍しいものまでたくさんあるので、タピオカドリンクはもちろん、旅行気分でスイーツやごはんをオーダーしてみてはいかがでしょうか？