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2015.07.16
食欲全開で心と体を元気にする♪ 名古屋ごはん食べ歩き
みそかつ、エビフライ、ひつまぶし……。全国でも他に類を見ないほど、多様で楽しい食文化が根付く名古屋。食への探求心は尽きることなく、毎年のように新しい名物グルメが生まれ続けています。 今回はそんな名古屋ごはんをたっぷりと堪能する旅。 食欲を素直に解放し、お腹と心を満たす食べ歩きに出かけてきました。
60年間変わらない、みそかつの元祖

食べ歩き1軒目は少し早めのランチから。 栄の大通りから細い路地へ入った奥に店を構える、「元祖味処 叶」を訪ねました。ここは、名古屋名物「みそかつ丼」を初めて提供したお店です。

今や名古屋グルメの代表格となったみそかつを豪快に盛りつけた「元祖味噌カツ丼」(1050円)を看板に、60年にわたって暖簾を守り続けた老舗。その一杯には、元祖の誇りを感じる丁寧な仕事が凝縮されていました。 ゆうに3センチはありそうな肉厚のカツは、軽くかみ切れるやわらかさ。じわっと染みだしたロースの脂と味噌をまとった衣の濃厚な味わいが、口の中に広がります。 これだけ分厚いカツをやわらかく揚げるには、経験によって培われたカンがものをいうそうです。聞けば、季節や油の経過時間によっても揚げ方を変えているとか。揚がり具合に納得がいかない場合は、お客さんには出さないという徹底ぶりです。 ベストを尽くす、と言葉で言うのは簡単ですが、いつでも最高の味を提供するために心を砕いてきたご主人の姿勢には、思わず感じ入るところがあります。私自身も見習いたい、尊い心構えです。

胃腸をいたわる、愛情いっぱいの薬膳スープ

次に訪れたのは、「カフェファルマシー」。漢方薬局に併設された家族経営の小さなカフェで、体にやさしい滋味豊かな料理を味わうことができます。 ボリュームのあるメニューで疲れた胃腸をいたわってくれるのが、数種類の生薬と野菜を使った薬膳スープ。これを飲んで、午後からの食べ歩きに備えます。

漢方といっても嫌なクセやにおいはまったくなく、ちゃんとおいしいスープでした。ゆっくり時間をかけて飲み干すと、体の芯からポカポカ温まってきます。 毎日厨房に立つおかあさんによれば、お客さんの体調に配慮し、季節によって生薬の量を調整しているそう。体内からじんわりと癒してくれる愛情スープは、そのやさしさと朗らかなキャラクターがそのまま表れたような一杯でした。 元気で明るいおかあさんを見ていると、食を大切にする人って素敵だなあと、改めて感じます。やはり食は、心と体をつくる人間の基本。自身の食生活を顧みる、いいきっかけにもなりました。
全長35cm!人生史上最大のエビフライ

医食同源という言葉を体現するような料理で、もたれた胃もスッキリ。 そのまま体を少し休ませ、夕食は新しい地元グルメを求めて名古屋駅へ。 やってきたのは、駅直結の地下街エスカに3年前にオープンした「海老どて食堂」です。 お目当ては、世界最大級の天然エビを一本丸ごと豪快に揚げた「特大海老ふりゃ~」(定食2764円)。

友人と顔を見合わせ、思わず笑ってしまうほど大迫力の一本。そのビジュアルに度胆を抜かれていると、「箸袋を広げて、エビフライの長さを測ってみてください」と店員さん。 箸袋についているメモリでエビフライの長さを測って、その巨大さを実感してもらおうという趣向のようです。隙あらば楽しませようという、名古屋流のおもてなし。食べる前から、気持ちが弾んできました。 ちなみに測ってみると、なんと35cm! 人生史上最大のエビフライに、心して挑みます。

ひと口かじると、やはりすごい食べ応え。薄い衣の中にプリップリの身がたっぷりと詰まっています。特大サイズだからといって大味ではなく、衣も軽くしつこくないので、気づけば尻尾までペロっと食べてしまいました。 色んな食べ方ができる「ひつまぶし」などもそうですが、お客さんを飽きさせない工夫や演出は、名古屋グルメの真骨頂。おいしいだけじゃなく、なんだか楽しい気分にさせてくれる。名古屋の食文化には、そんなエンターテインメント要素がつまっています。 普段はあまり頼まない冒険的なメニューに挑んでみたくなるのも、旅の空ならでは。なんだか自分の中で、食の楽しみ方が広がったような気がします。
大人のバーで、ゆっくりグラスを傾ける

市街での食べ歩きを満喫したあとは、少し遅めにホテルへチェックイン。今夜の宿は、名古屋駅と栄を結ぶ広小路伏見に位置する「ヒルトン名古屋」です。 お腹が落ち着くまでお部屋でゆっくりくつろいだら、ホテル1階のメインバーへ。7月にリニューアルオープンしたばかりの「KIWAMI COCKTAIL BAR」で、ゆっくりお酒を楽しみます。

光の演出と美しい装飾に彩られた、シンプルモダンな大人のバー。そのシックな雰囲気に少しドキドキしますが、やわらかな感触のカウンターチェアに腰を沈めると、自然とリラックスモードに切り替わっていきます。 「地産池消」を色濃く反映したメニューは、カクテルを中心としたお酒からフードメニューまで豊富。なかでも、愛知県西尾産の抹茶や三河産のみりんなど、意外な素材を使ったオリジナルカクテルが気になります。 何を頼もうか悩んでいたら、素敵なバーテンダーさんが声をかけてくれました。 友人との会話を邪魔せず、絶妙な間で相談にのってくれる心地よいコミュニケーション。 すっと相手の懐に入る、そんな会話術を学べるのも、カウンターバーならではの魅力といえそうです。

流れるようにシェイカーを操り、カクテルをつくる動きはまるで、一流のマジックを見ているかのよう。 その美しい所作につられ、自然と自分たちも姿勢やグラスの持ち方に気を配るようになります。場面に応じた美しい所作や佇まいは、こうした経験を積み重ねて磨かれるものなのかもしれません。 女の子2人でも気兼ねなく過ごせる雰囲気でありながら、一気に大人の階段を上がった気分に浸れるホテルのバー。たまには少し背伸びをして、知らない世界をのぞいてみるのも、大事なことですね。
おいしい旅は、心にも栄養を与えてくれる
職人気質のこだわりや強烈なインパクトが魅力的な名古屋グルメ。 印象深い名物料理の数々は、舌にも記憶にも残る味でした。 せっかくそこを訪れたのなら、ご当地の味を思い切り楽しみたい。ふだんセーブしている食欲を解放してみたら、心の栄養もたっぷり補給できた気がします。 食の都・名古屋は、そんな欲求を満たす旅にもってこいですね。
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