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2017.11.27
富士山ひとりじめの絶景宿も。身も心も清らかになる富士宮市・パワーチャージの旅へ
富士山のふもとに位置し、富士山から昇る朝日が見られる静岡県・富士宮市。 清らかな湧き水が出る「水の街」として知られていますが、「富士山本宮浅間大社」に桜の花が咲くように美しいと伝えられる女神がまつられていることから、自然だけなく、文化的にも富士山の恵みを受けた「美守の都」としても、いま注目を集めるエリアです。
世界遺産・富士山のパワーを感じる「富士山本宮浅間大社」
春には、富士山と桜を一緒に楽しめる贅沢なお花見スポット
2013年に世界遺産に登録された富士山。その構成資産のひとつ「富士山本宮浅間大社」は、富士宮市のシンボルでもあります。地元の人からは“お浅間(せんげん)さん”として古くから親しまれてきた、清らかで落ち着いた境内。ご神体として祀られている富士山に見守られているような、そんな雰囲気に満ちていました。 本殿の横を抜けると、富士山の雪解け水がこんこんと湧き出す「湧玉池(わくたまいけ)」が。
透明度が高く、池底に映えた藻がゆらゆらと水の流れに揺れているさまが、この池の清らかさを物語っているようでした。市の魚であるニジマスも泳いでいます。 また、この富士山本宮浅間大社では、桜が咲くように美しいと伝わる「木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)」が祀られています。こちらの「美守(びまもり)」というお守りには、身も心もきれいに、清らかになりますようにと願いが込められているそう。
富士山本宮浅間大社
フジサンホングウセンゲンタイシャ
キュートなアヒルの店長がお出迎え。「文具の蔵Rihei」
親鳥がわりでもある店主さんにくっつき、私たちの足元を自由に行ったり来たり
浅間大社からもほど近い、宮町商店街にある「文具の蔵Rihei」で出迎えてくれたのは、看板犬ならぬ、看板アヒルの「がー太くん」。水の街らしく店内に水路が流れていたり、店の奥に蔵があったりとユニークなので、訪れるだけでも楽しいスポットです。 スターユーザーの二人とも歓声をあげていたのが、Riheiオリジナルの「宮洋墨(みやいんき)」という万年筆のインク。「にじますピンク」や「富士山湧水アクアブルー」「朝霧高原グリーン」など、富士宮に関わる名前が付けられた色鮮やかなボトルが並びます。
文具の蔵Rihei
ブングノクラリヘイ
しぼりたて新鮮ミルクを使った極上ジェラートでひと休み
富士宮市の北部に広がる朝霧高原では、乳牛の放牧が盛んで、大自然に育まれた搾りたてのミルクは味も鮮度も折り紙つき。今回は、関東生乳品質改善共励会にて6年連続最優秀賞を受賞している、ミルクバー&ソフトクリームショップ「いでぼく」を訪れました。
海老名サービスエリアやNEOPASA静岡、御殿場プレミアムアウトレット内など静岡県内外に店舗を構えるいでぼく。 市街地から車で約15分北上したところにある「いでぼくミルクハウス」は本店となり、牛乳をたっぷり使った絶品ジェラートをいただくことができます。牧場に併設されたカフェからは、牛たちがのんびり過ごしている様子もよく見えるんですよ。
ミルク味以外にも、抹茶、コーヒー、いちごなど様々な種類のジェラートがそろう。(シングル380円、ダブル450円)
乳牛として広く知られる「ホルスタイン」、濃厚でバターやアイスに適した「ジャージー」、あっさりとした中にもコクがありチーズ作りに向いている「ブラウン・スイス」。同じような見た目でも、それぞれ異なる味わいの3種のミルク味ジェラートに、驚きの声があがっていました。
いでぼく
イデボク
富士山に見守られて過ごす贅沢な宿。「日月倶楽部」
晴れていれば富士山の裾野から山頂まできれいな稜線を見ることができるそう
今回の宿は、「いでぼく」からさらに車で北上すること20分の山中にある「日月倶楽部(ひつきくらぶ)」。富士山西麓の朝霧高原、田貫湖のすぐ近くに位置するため、視界を遮るものがなく、滞在中はどこにいても富士山に見守られているような気分を味わえます。また、富士山とともに、駿河湾や伊豆半島までが見わたせる、珍しい富士見ポイントでもあります。 おすすめは、檜の香りがいっぱいに広がるお風呂。大きな窓から富士山が望め、リラックスしながら贅沢な時間を過ごすことができます。
こちらでは、オーナーであり医師でもある山本さん監修のもと行われる、ヨガや断食などのプログラムが充実しているのも大きな特徴のひとつ。
「自然から遠ざかるほど、不調を起こしやすい」という「自然欠乏症候群」の改善のきっかけとなる施設として、標高や自然環境が最適とされる朝霧高原に建てられ、日常生活で溜まった心身の疲れをリセットすることができます。
シンギングリンは、身体の不協和音をチューニングしてくれるそう
実際にお腹の上に乗せてもらうと、その音色と振動が身体全体に伝わり、心地よい感覚になりました。 お寺で聴くような鐘の音と、お経を唱える際に使用するおりんの音を融合したような、深くて優しい音色に包まれた夜でした。
日月倶楽部
ヒツキクラブ
白い絹糸が流れるような「白糸ノ滝」で、癒される
一面が真っ赤に染まる紅葉シーズンもおすすめ
2日目に訪れたのは、富士山とともに世界遺産に登録された、白糸ノ滝。富士山を崇拝する人々の修業の場でもあった神聖な場所です。 湾曲した幅150mほどの絶壁から、まるで白い絹の糸のように滝が流れています。数多くある滝のほとんどが、その絶壁から湧き出る富士山の湧き水で、ひんやり澄んだ空気が漂います。滝つぼの水は清らかで、青と緑が混ざった、吸い込まれそうなほどに深い色。
白糸ノ滝上にある「お鬢水(おびんみず)」という小さな池には、源頼朝が水面を鏡代わり顔を映し、鬢(耳ぎわの髪)のほつれをなおしたという言い伝えがあるそう。自然と誰もが言葉少なになる、神秘的な場所でした。
白糸ノ滝
シライトノタキ
老舗喫茶でいただく、市民熱愛グルメ「富士宮やきそば」
富士宮にきたら、これを食べずには帰れないのが「富士宮やきそば」。太めで弾力のある麺に、肉かすと呼ばれるラードを絞った肉とイワシの削り粉(だし粉)をかけたやきそばは、普段食べているものとは違い食べごたえも抜群、だし粉の風味が広がる新たな美味しさ。まさに富士宮市民のソウルフードです。 市内130以上の店舗で様々なバリエーションを提供していますが、今回はレトロな雰囲気が気になる「喫茶ヴィーナス」へ。
お店は、昔ながらの喫茶店の雰囲気で、和洋折衷のアンティーク品が並び、料理の待ち時間にインテリアを眺めているのも楽しい店内です。
喫茶ヴィーナス
キッサヴィーナス
体の内側から満たされた、富士宮市の旅
富士山のパワーに触れて、自然に癒された今回の旅。快晴ではありませんでしたが、「富士山本宮浅間大社」や「白糸ノ滝」はしっとりと幻想的な雰囲気で、雨の富士宮市の魅力にも気づくことができました。 また、富士宮やきそばやジェラート以外にも、地元で採れた有機野菜を使ったイタリアンや、富士山の湧き水を使った地酒など、美味しいものもたくさん。
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***** 東京から富士宮市へは、新幹線と在来線を乗り継いで2時間半ほど。また、富士宮市と東京駅を結ぶ高速バス「やきそばEXPRESS」も毎日運行していて便利ですよ。
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「ことりっぷ富士宮」を10名様にプレゼント!
神秘的な富士山本宮浅間大社や、自然の恵みを生かしたスイーツや地酒など、魅力溢れる静岡県富士宮市をご紹介する『ことりっぷ富士宮』。 11月下旬に配布開始したところ、すでに残り僅かになってしまった貴重な小冊子を、アンケートに回答いただいたことりっぷweb読者の中から抽選で10名様にプレゼントします。『ことりっぷ富士宮』をもって富士宮を巡れば、より楽しい旅になりそうですね♪ ○プレゼント商品 『ことりっぷ富士宮』10名様 ○応募締切 2017年12月10日(日)
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『ことりっぷ 富士宮』ができました
静岡県
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大石さつき、写真:森島吉直
富士宮市を応援♪ ふるさと納税をしてみませんか
富士宮市には富士宮やきそば以外にも美味しい食べ物がたくさんあります。そして、富士山をバックに大自然でのアクテビティが楽しめます。そんな富士宮市をもう少し覗いてみませんか。富士山の恵みを生かして生産された自慢の特産品をぜひお楽しみください。
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