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2017.11.01
芸術の秋を探しに。11月3日、「文化の日」に行きたい都内の無料スポット6選
平和と文化を重んじる日本国憲法が公布された日にちなみ、1948年(昭和23年)に11月3日に制定された「文化の日」。2017年の文化の日は11月の最初の金曜日で、三連休はじまりの日になっています。 今回は、文化の日に限り無料で開館する都内での施設を紹介します。四季を感じる自然豊かな公園や名作ぞろいの美術館、印刷や天文など専門分野の博物館で、ちょっぴりお得に芸術の秋を楽しんでみませんか?
森の中で出会う、季節の植物の美しさ。「付属自然教育園」
白金台にある「国立科学博物館付属自然教育園」は、約20万平方メートルの敷地を使った野外展示施設。 落葉樹や常緑樹の森林に、草原、池や小川など、自然を活かした園内では、四季の草花や、昆虫などの生きものを身近に観察できます。広い園内にはところどころにベンチもあるので、休憩もできますよ。深呼吸して、秋の自然を感じてみましょう。
国立科学博物館付属自然教育園
国立科学博物館附属自然教育園
コクリツカガクハクブツカンフゾクシゼンキョウイクエン
http://www.ins.kahaku.go.jp/index.php
[料金] 一般・大学生:310円
レトロ建築もすてきな「国立科学博物館」
上野公園内にある、「国立科学博物館」。自然史と、科学技術史に関する唯一の国立総合科学博物館です。今年は創立140 年を迎える記念の年でもあります。日本館は、国の重要文化財にも指定されている歴史のある建物。レトロ建築の魅力も楽しめますよ。 文化の日は、日本館、地球館の常設展が入館が無料になります。広い館内では、「古代アンデス文明展 」などの特別展や企画展も開催されているので、いっしょにめぐってみてはいかが?
国立科学博物館
コクリツカガクハクブツカン
03-5777-8600
ハローダイヤル
http://www.kahaku.go.jp/index.php
[料金] 一般・大学生:620円
じっくり眺めたい西洋画コレクション。「国立西洋美術館」
同じく、上野公園にある「国立西洋美術館」。西洋の美術作品を専門とする美術館です。昨年、建物が世界遺産に登録され、大きな話題となりました。 文化の日は膨大なコレクションの中から随時展示が入れ替わる、常設展が無料。中世末期から20世紀初めの西洋絵画と、フランスの近代彫刻を見ることができます。ロダンの彫刻「地獄の門」や、モネの「睡蓮」に代表される人気の印象派の作品がずらり。美術史に名を残す名作をじっくり眺めて過ごしましょう。
国立西洋美術館
コクリツセイヨウビジュツカン
03-5777-8600
ハローダイヤル
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
[料金] 一般:500円
皇居さんぽも楽しめる「東京国立近代美術館」
竹橋駅からすぐの「東京国立近代美術館」は、北の丸公園内にある美術館です。明治時代に建てられた工芸館は、今では貴重なレンガ造り。国の重要文化財に指定されています。 文化の日は、本館の所蔵作品展「MOMATコレクション」と、工芸館で開催されている「陶匠 辻清明の世界―明る寂びの美」の鑑賞が無料に。 展示を見た後は、本館の2Fにあるレストラン「ラー・エ・ミクニ」で、ちょっと優雅にランチするものおすすめですよ。
東京国立近代美術館
トウキョウコクリツキンダイビジュツカン
03-5777-8600
ハローダイヤル
http://www.momat.go.jp/am/
[料金] 東京国立近代美術館 一般:500円 ※開催中の展示により異なる
工芸館 一般:600円 ※開催中の展示により異なる
ワークショップや天体観測も!「葛飾区 郷土と天文の博物館」
併設のプラネタリウムは、大規模改修のため11月から2018年5月まで休館。「星の観察会」は毎週開催
京成電鉄・お花茶屋から 徒歩8分ほどの「葛飾区 郷土と天文の博物館」。11月3日は「文化の日・博物館まつり」が行われ、子どもからおとなまで入館料無料でワークショップや天体観測を楽しめます。 郷土展示室では、大小の河川に囲まれた葛飾区ならではの「水」に関する展示を、天文展示室では、太陽系の天体や四季の星座に関する展示を、どちらも入館料無料で見ることができますよ。
葛飾区 郷土と天文の博物館
カツシカクキョウドトテンモンノハクブツカン
1ミリ以下のちいさな豆本にため息!「印刷博物館」
江戸川橋から徒歩約8分の「印刷博物館」では、古いポスターからチラシ、書籍から最近の印刷物まで、国内と海外の印刷に関するさまざまな資料を収蔵・公開しています。文化の日には、開催中の企画展「キンダーブックの90年 ―童画と童謡でたどる子どもたちの世界―」展も入場無料で見ることができますよ。 ギネスブックに認定された世界一ちいさな、0.75ミリメートル角の本『四季の草花』の展示には思わずため息がでそう。生活に身近な印刷の、知っているようで知らない歴史や工程をぜひ目にしてみては?
印刷博物館
インサツハクブツカン
http://www.printing-museum.org/
[料金] 一般:300円 ※企画展開催時には変更あり。1月14日(日)までは一般500円
***** いかがでしたか? 今回は「ことりっぷアプリ」の投稿を交え、11月3日の文化の日に行きたい、都内のアートスポットをまとめてご紹介しました。 営業時間や休館日などの情報は、各施設に確認してからおでかけしてくださいね。
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朝光洋理
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