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2015.09.09
世界初のヴィエノワズリー専門店が自由が丘にオープン!
※こちらのお店は現在閉店しております。 自由が丘に、パリ随一の職人が手がけるヴィエノワズリー専門店「RITUEL par Christophe Vasseur(リチュエル パー クリストフ・ヴァスール)」がオープンしました。ヴィエノワズリーとは、クロワッサンに代表される酵母発酵させた生地を焼いたデニッシュ系のパンのこと。フランスでは朝食やおやつの定番として愛されています。
パリの人気ブーランジェが日本初出店
こだわりのパン職人、クリストフ・ヴァスール氏
自由が丘駅から徒歩4分ほどの場所に、8月21日にオープンしたファッションブランド「イエナ」のフラッグシップショップ「メゾン イエナ」。その1階に入っているのが、日本初上陸のブーランジェリー「リチュエル パー クリストフ・ヴァスール」です。 世界でも類を見ないヴィエノワズリー専門店を手がけるのは、パリで評判のブーランジェリー「デュ・パン・エ・デジデ(Du Pain et Des Idées)」のオーナー、クリストフ・ヴァスール氏。フランスで最も影響力があるといわれるガイド本「ゴー・エ・ミヨ」で「ベストブーランジェリー・オブ・パリ2008」を受賞したほか、「アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ」など、有名レストランに支持されているパリ随一のパン職人です。 世界初出店となる自由が丘店の厨房には、フランスでもわずかしか残っていない石床式のオーブンを設置。ヴァスール氏直伝の伝統製法で、パリ店と同様のヴィエノワズリーを味わうことができます。
ここでしか食べられない日本限定メニューも
うずまき模様の「エスカルゴ」。手仕事のため、一つひとつ表情が異なる
お店のショーケースには「クロワッサン」(450円)のほか、KAOKA社の有機チョコレートを使った「ショコラティン」(490円)、オレンジフラワーウォーターを効かせた自家製カスタードがおいしい「二フレット」(5個で530円)、パイ生地にグラニュー糖とカスタードを折り込んだ「ル・サクリスタン」(640円)、うずまき模様がかわいい「エスカルゴ」(690円〜790円)など、おいしそうなパンの数々が並んでいます。 なかでも、お店を代表するパンの一つ「エスカルゴ」は、有機チョコレートと有機ドライバナナ入りの「ショコラ・バナーヌ」やピスタチオペーストを巻き込んだ「ショコラ・ピスターシュ」など、常時5種類をラインナップ。オーガニックのドライマンゴーとバニラビーンズを使った「マングー・ヴァニーユ」など、パリでも食べられない日本限定メニューもあります。
オリジナルの「二フレット」は中世の街プロヴァンの伝統菓子をイメージ
素材と伝統製法にこだわるパンづくり
生地をこねる以外の工程はすべて手作業
20世紀初頭のブーランジェリーの味を再現するために、独学で伝統的な製パン技術を身に付けたヴァスール氏は「おいしいクロワッサンは、裏側で判断できる」と言います。裏側に少し焦げたような焼き色がついていれば、しっかり火が通っている証拠。ザクザクした力強い食感のクラスト(外側の表皮)こそ、おいしいクロワッサンの条件なのだそう。 こちらのお店では、30時間以上もの時間をかけて長時間発酵させた生地を石床式のオーブンでしっかりと焼き込んでいるので、クラストの食感が抜群です。
もちろん素材も厳選され、バターはパリの店でも愛用している風味豊かなA.O.C.バターを使用。日本の食材にもこだわり、北海道産の有機小麦ハルキラリや山梨・黒富士農場の放牧卵、千葉・大地牧場の有機牛乳など、主要原材料は可能なかぎり国産のオーガニック素材を取り入れています。
フランス伝統の味をテイクアウト
エスカルゴをイメージして有機的な曲線を描くようにデザインされた店内は、白を基調にした清潔感あふれる空間。ガラス張りになっている厨房では、職人さんたちがてきぱきとパン作りする様子を間近で見られます。 お店はテイクアウトが基本ですが、店内のベンチや3階のオープンテラスで食べてもOK。フランス伝統製法のヴィエノワズリーは、ホームパーティの手みやげにも喜ばれそうですね。
RITUEL par Christophe Vasseur 自由が丘
リチュエルパークリストフヴァスールジユウガオカ
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小野沢啓子
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