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2015.11.25
焼き立ての香りに誘われて…ハンガリーの食べ歩きスイーツ「クルトシュ」を神戸で発見!
※こちらの記事は2015年11月25日に公開されたものです ハンガリーではクリスマスマーケットなどお祭りの屋台で見かける焼き菓子「クルトシュ」。その歴史は300年以上とも言われている伝統的なお菓子です。焼きたてを食べ歩きするのが地元っ子の楽しみ方。そんな本場の味が楽しめる専門店を異国情緒漂う神戸の路地で見つけました。
三宮センター街の路地にたたずむ、ガラス張りのお店です
神戸・三ノ宮駅から徒歩5分。三ノ宮センター街の通りを一本入った小路にある、「Herkli Marie(ハークリーマリー)」は、ハンガリーの伝統的なお菓子「クルトシュ」を手作りしている専門店です。クルトシュとは、棒状に伸ばした生地を専用の筒に巻き付けて焼き上げた、香ばしくて甘いスイーツ。お店はガラス張りになっているので、生地を手際良く伸ばして作っていく様子が外からも見ることができます。 クルトシュの歴史は古く、300年以上前から作られていたとも。ハンガリーではお祭りに欠かせない人気のお菓子です。
いろいろなフレーバーが選べます
生地を専用の筒に巻き付けて焼き、仕上げにシュガーやチョコレート、ナッツをかけて作るクルトシュ。お店では仕上げにかけるフレーバーを7種類用意しています。ハンガリーで定番なのは、シナモンシュガーとバニラシュガー。甘い砂糖をスパイスの香りが引き立てます。ほかにもピスタチオ&ピーカンやココナッツなど食感が楽しいものも。チョコレートとアーモンドスライスでコーティングされた「ナジママ」はお店オリジナルのクルトシュです。
店内のカフェスペースで焼きたてをいただきます
1Fと2Fにカフェスペースがあり、焼きたてのクルトシュをコーヒーと一緒に楽しむことができます。コーヒーカップもハンガリーの伝統的な素焼きの陶器。クルトシュは木製のスタンドに立てられていて、ちょっとユニークなスタイルです。生地の端をつまむとスルスルと生地がはがれていくので、形がくずれず食べやすくなっています。口に入れると表面のカリッとしていて、中はふわふわもちもち。これは焼きたてならではの食感です。
ピスタチオ&ピーカンのクルトシュ(700円)
おばあちゃんから受け継いだ大切なレシピ
日本ではまだ珍しいクルトシュを広めるために開いたお店「ハークリーマリー」。お店をはじめるのは、実はオーナーのおばあちゃんの念願だったとか。生地の作り方などレシピも受け継いだものを守り、店名もおばあちゃんの名前が由来です。家族への大切な想いがこのお菓子には込められています。 日本人が食べても素朴で懐かしい、かわいい形をしたハンガリーの郷土菓子。焼きたてを片手に、神戸散策を楽しんでくださいね。
Herkli Marie
ハークリーマリー
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田口真由美
Writer
田口真由美
好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
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