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2018.12.02
低温長時間発酵のもっちり感がやみつき!東京・下町にできた人気のベーカリー「根津のパン」
根津に店をかまえる「根津のパン」。もともとカヤバベーカリーで働いていたシェフが2018年8月にオープンしたばかりのお店ですが、おいしいパンを求める人の間で早くも話題になっています。
下町・根津に溶け込むパン屋
ベーカリーとは思えない和風な店構え
根津駅から徒歩2分。大通りから細い路地に入るとすぐ左手に「根津のパン」はあります。木がふんだんに利用された外観はモダンながらも純和風。ドアのガラス越しに中を覗くと、おいしそうなパンがずらりと並んでいます。 店内にはシンプルながら存在感のある大きなカウンターと木製の棚。決して大きくはないものの、天井が高くて開放的な空間に、焼き立てのパンの香りが漂います。 実はここ、以前は豆腐屋だった建物。棚以外はほとんど手を加えず、そのまま利用しているのだそう。
カヤバベーカリーのシェフが独立
野口シェフ(左)とお店を支えるスタッフ
この店のパンを作るのは、日暮里にあった人気のパン屋「カヤバベーカリー」でシェフとして開店時からパンを焼いてきた野口さん。 2018年5月に「カヤバベーカリー」が閉店。約3か月後の2018年8月にシェフが独立するかたちで「根津のパン」を開業しました。 お店のメインスタッフであるお二人も、もともと前職で同僚だったのだそう。お店のほのぼのした雰囲気からチームワークの良さが伝わってきます。
もっちりしっとりとしたおいしさ
食パンを除いたすべてのパンが低温長時間発酵でつくられる
「根津のパン」のパンは、もっちりとした食感が特徴です。 これを生み出しているのは、低温長時間発酵と高加水という製法。国産小麦を自家製酵母で12~18時間発酵させるのに加え、水をたっぷり加えることで、独特のしっとり感が生まれます。 1番人気の「パンドミ」もこの製法で作られていて、シンプルだからこそ、低温長時間発酵ならではのしっとり感と小麦の旨みをダイレクトに味わえます。 この店のおいしさを確かめるにはうってつけです。
右上から時計回りに、「パンドミ」(500円)、ミルクフランス(250円)、チョコバゲット(250円)、生ハムバゲット(260円)
またバゲット系も充実していて、なかでも「生ハムバゲット」は夕方には売り切れる人気商品です。 もちっとしたバゲット生地の中に生ハムが練りこまれていて、絶妙な塩加減がたまりません。 スイーツ系のバゲットなら、チョコレート生地のなかにチョコチップやレーズン、オレンジピールが入った贅沢な「チョコバゲット」や、ふんわりやわらかな生地の間に練乳とバターでできたミルククリームをぬったジューシーな「ミルクフランス」もおすすめですよ。
多彩なパンのラインナップ
品揃えの状況はお店のTwitterでお知らせしてくれることも
そのほかにも、「七味チーズ」や「大葉ソーセージ」など、どんな味なのかワクワクするような、オリジナリティあふれるパンがたくさん揃っています。 種類によってはすぐに売り切れてしまうのはもちろん、なかには日替わりのパンもあるので、気になるパンがあったら迷わず手に取るのがおすすめです。
根津を訪れた際は、ぜひお気に入りのパンを見つけてくださいね。
根津のパン
ネヅノパン
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榎田真奈 写真:永岡邦彦
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