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2019.01.22
京都・祇園花見小路のアート&美酒カフェで、シャンパーニュとフレンチトーストを♪
一年を通していつもにぎわう祇園。そんな花街の華やかさを味わいつつ、ゆるりと落ち着いて過ごせるのが、花見小路の「カフェ&シャンパーニュ 祇園 ちから」です。 昼下がりにふらりと立ち寄って、軽くお酒とフレンチトーストを楽しむ「大人の時間」を体験してみませんか?
祇園のメインストリート花見小路にたたずむ京町家
町家の格子や白いのれんが風情たっぷり
京阪電鉄の祇園四条駅から四条通を東へ5分、花見小路を1筋南へ下がったところに、マーブルデニッシュで知られる「グランマーブル 祇園」があります。その2階に、昨年の春オープンしました。
しっとりと静かな時が流れる隠れ家カフェ
店内は和モダンのスタイリッシュなしつらえ
にぎやかな花見小路の喧噪がうそのように静かな店内。町家風の格子窓を背景に、大きな曲げ木のカウンターがアートのように広がります。それもそのはず、インテリアの設計監修とアートディレクションは、彫刻家の名和晃平さんの手によるものだそう。
名和晃平『Polygon-Pine Tree』
ロゴマークの「松」をモチーフにしたレリーフには、「松のように枯れることなく、いつも緑を保ち続けられるよう、あらゆる努力をします」というお店の決意が込められています。
クリエイターたちの作品を楽しめる贅沢な空間
右の壁面を飾るのは、大和美緒『REPETITION BLACK (line) 5』
一角には畳の小上がりが設けられ、和カフェの雰囲気もたっぷり。そして、店内のいたるところを飾るのは、新進気鋭のアーティストが手がけたオブジェや絵画。しっとりと落ち着いた雰囲気が漂い、カフェでありながらもアートサロンのようなしつらえです。
ヤマガミユキヒロ『Noises, Crowds And SilentAirs』
さらに、作品はオブジェだけでなく映像までをカバー。鉛筆で描かれた風景画に映像が重なり、変化する空や雲の色で四条大橋の1日をアーティステックに表現した小品が、奥の小部屋で鑑賞できます。
シャンパーニュとフレンチトーストが演出するカフェタイム
左から「ヴーヴ・クリコ」(1800円)と「プレーン フレンチトースト」(900円)、「サーモン&チーズ フレンチトースト」(1000円)
こちらのサロンで味わいたいのは、シャンパーニュと、グランマーブルの顔ともいえるデニッシュを使ったフレンチトースト。 甘党さんにはアイスクリームとはちみつを添えたスイーツ系、辛党さんにはスモークサーモン&チーズがトッピングされた食事系がおすすめです。デニッシュ自体に甘味があるので、軽めのお酒とのバランスが好相性でした。
「ヴーヴ・クリコ・リッチ」(各2000円)
さらにお酒を味わいたいときには、パイナップルやパプリカを使った変わりシャンパーニュをぜひ。こちらは京都の老舗バー「Bar K6」のマスターバーテンダー・西田稔さんの監修によるものです。
おみやげにはマーブルデニッシュを
高級感あるオレンジのパッケージが目印
カフェを後にする前にチェックしたいのが、1階のマーブルデニッシュ。 切り分けた時に美しいマーブル模様があらわれるよう、職人が一本一本生地を織り、焼き上げます。数あるフレーバーのなかでも、抹茶・苺・プレーンがミックスされた「京都三色」(1080円)が人気の逸品。結婚式の引菓子や贈り物に使われることも多く、気の利いた京都みやげとしても喜ばれそうですね。
1階のグランマーブルの店内
カフェがあるのは八坂神社から徒歩3分。知っていれば、ちょっぴり自慢できそうなので、お参り後に特別な日のカフェとして立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
カフェ&シャンパーニュ 祇園 ちから
カフェ アンド シャンパーニュ ギオン チカラ
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戸塚江里子 写真:小川康貴
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