
311
2019.01.24
姫路城の知られざる魅力に迫る冬の旅。国宝6棟の特別公開とおいしいもの探し♪
毎年2月に開催される姫路城「冬の特別公開」。姫路城が世界遺産に登録されて25周年を迎えたのを記念して、2019年2月1日から28日まで行われる特別公開では、国宝が6棟同時公開となります。普段は見られない小天守や渡櫓を見学ができる貴重な機会。そして、そんな美しい白亜の天守群に潜む遺構の美を堪能したあとは、姫路の街へ。姫路おでんや古民家カフェ、こだわりのパンやスコーン、愛らしい和菓子など、おいしいものが詰まった姫路のお店をめぐってみましょう。
初公開も!2019年 2月限定で「小天守群」が特別公開されます。

料金は300円(別途姫路城入城料1000円が必要)
国宝にして世界遺産の姫路城。広大で、まるで迷路のように入り組んだ城内には普段公開されていない場所もあります。今回特別公開されるのは「小天守群」。 姫路城天守は連立式といい、大天守と小天守群が渡櫓(廊下)を介してロの字型に繋がっている形式のお城です。乾小天守とイ、ロ、ハの渡櫓。そしてこの特別公開の目玉となる東小天守が初公開されることになりました。 見どころは、乾小天守と東小天守を見比べられること。堅固な城内にありながら、眺望がよく漆塗りの火灯(かとう)窓など、優美な装飾がなされた乾小天守に比べ、東小天守は窓も少なく質実剛健な雰囲気です。 また、乾小天守から内庭方向を望む風景もぜひ見てほしい景色。連立式の構造がよくわかるとともに、本瓦と白壁が織りなす美しい景色が目の前に広がります。 映画のロケ地にもなったロの渡櫓も必見。大きな梁をあらわにした渡り廊の両側には窓が並び、時を重ねた板敷がやさしい冬の日射しを受けとめています。 ちなみに東小天守は、写真も2月のお披露目までは非公開。ぜひ実物を見に訪れてください。

今回特別公開される東小天守、乾小天守、イ、ロ、ハの渡櫓(いずれも国宝)
姫路城 冬の特別公開小天守群
ヒメジジョウフユノトクベツコウカイコテンシュグン
姫路城の白亜に輝く外観や大天守を見学しましょう

大天守の窓からはのびやかに広がる播磨平野を眺めることができる
別名「白鷺城(はくろじょう、しらさぎじょう)」と呼ばれ、世界遺産に登録されている姫路城。白鷺が羽を広げたような優美な姿はインスタ映えのスポットとしても人気です。運が良ければ雪景色の中、白く優美に佇む姿を見ることができますよ。また、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と、四季折々の美しい自然とともにその姿を眺めることができるスポットです。 6階(最上階)大天守からの眺望は必見。周囲には高い建物がないため、遥か遠くまで見渡すことができます。間近に見る鯱(しゃち)瓦も迫力満点です。
世界遺産・国宝 姫路城
セカイイサンコクホウヒメジジョウ
蒲鉾屋の2階で姫路名物のおでんをいただきます

姫路おでん定食1100円、ちぃかまドッグ150円
大正5年創業。播磨の老舗かまぼこ会社・ヤマサ蒲鉾の直営店で、姫路おでんはいかがでしょう。生姜醤油で食べる姫路おでんは、あっさりさっぱり。出汁がしみこんだおでんがすすみます。こちらの練り物はかまぼこ店だけあって、1階で手作りされているものや、工場からの直送でおいしさもひとしお。店内で製麺するというこだわりのゆめ蕎麦もおすすめです。食べ歩きには、1階のヤマサ蒲鉾で行列しているちぃかまドッグもぜひ。ふわふわのドーナツ生地の中には、チーズの入ったやわらかい蒲鉾が。ドーナツの甘さととろけるチーズのコンビがクセになる名物です。
夢乃蕎麦
ユメノソバ
大正時代の古民家で、採れたて野菜たっぷりのランチ

桃色吐息と白鷺牛のおろしミニハンバーグと赤穂市坂越産カキフライ2000円
古民家をリノベーションしたゆったりとした空間で味わえるのは、自家菜園の野菜や兵庫県産のブランド肉、漁師さんから直送される牡蠣など、こだわりの食材を使ったランチ。オーナーが自ら畑を耕し、採れたての新鮮な野菜を食卓に届けています。メインは桃息吐息豚と白鷺牛の合い挽きハンバーグや、ふっくらジューシーなカキフライ。牡蠣は赤穂の坂越産のもので、漁師さんに頼んでカフェを開ける前日にとって送ってもらうこだわりぶりです。また、食卓で使われている但馬産ヒノキのプレート(3000円~)やお箸(1500円~)も人気のオリジナルアイテム。名入れができるので、贈りものにも喜ばれますよ。
Fujiwara Wood Working
フジワラウッドワーキング
毎日食べたくなる体にやさしい焼き立てスコーン

素材の持ち味を生かしたやさしい味わいの焼き菓子が並ぶ
北海道産の小麦や沖縄の素焚糖、生乳など素材を吟味し、手作りするスコーンが評判です。保存料や添加物も使用していないので、毎朝焼いてその日に売り切るスタイル。いちばん人気は自家製のアーモンドバターを使用したアーモンドバタースコーン240円です。ビスケットのようなサクサクした生地のシンプルなスコーンに濃厚なキャラメルをサンドした塩キャラメルのスコーンや、メイプルシロップや天然塩を使って焼き上げた、愛らしいことりのクッキー(8個入)200円も人気です。スコーンはすべて卵不使用、全体的に甘さ控えめなのもうれしいポイント。電話でのお取り置き可能ですか、お昼からも追加の焼きたてが出る日もあります。
スコーンと焼き菓子のお店 グーテ
スコーントヤキガシノオミセグーテ
国産のオーガニック小麦のおいしさを伝えるパン屋さん

国産小麦と自家製酵母を使ったおかず系のパンや甘いパンも並ぶ
これだけ多くのパン屋があるのに、国産小麦を使っている店は本当に少ない。米や野菜は需要があるけれど、小麦となると需要がなく、作り手も少ないそう。さらにオーガニック農法となると量の供給や品質が安定せず、パンを焼くのも難しいのだそう。それでも無農薬の小麦を石臼で挽いて焼いた全粒粉のパンのおいしさは格別。使うことで、農家さんが作り続けるための応援にもなると店主の酒井さんは言います。coboto bakeryのハード系は、新鮮な小麦を必要な分だけ石臼で挽いて焼き上げるため、ずっしりとしていて風味豊かで、噛めば噛むほどに味わい深い。もちもち食感の湯だね食パンもリピーターが多い人気の一品です。
coboto bakery
コボトベーカリー
甘い音の響きを感じる、もらってうれしいお菓子

おつかい菓子詰め合わせには焼音2個、渋皮栗パイ「一粒ころり」2個、こだま1個、果里2個入り、峡霎1個が入る(1825円)。笑美玉は6個入1059円
「甘音屋」の「音」は、甘さを生む音。蒸す音、焼く音、練る音など、和菓子をつくる時の甘い音の響きを感じてほしいという店主の思いが込められています。甘音屋のお菓子は、もらった人を喜ばせる洗練された包みも特徴的。色とりどりの愛らしい球体に、フランボワーズや柚子、レモンなどの餡を詰めたもなか・笑美玉は、ふっくらと手触りのいい白い紙箱に入っています。また、おつかい菓子詰め合わせは甘音屋で定番のお菓子を籠に詰めてあり、モダンでおしゃれ。素材を吟味し工夫を重ね、職人技で生み出されたお菓子は、あっさりとした甘さでしみじみおいしい。大切な人への贈りものにもおすすめです。
甘音屋 駅北店
あまねやえききたてん
姫路へのアクセスと姫路城の入城券引換券がセットになった割引きっぷ

新幹線のホームや姫路駅からも姫路城を正面に眺めることができる
【姫路までのアクセス】 〇東京から 新幹線「のぞみ」で約3時間 〇名古屋から 新幹線「のぞみ」で約1時間20分 〇関西から 新快速にて、京都から約1時間30分、大阪から約1時間、三ノ宮から約40分 ※所要時間は列車によって異なります。
便利でおトクな旅行商品を発売中!
〇往復新幹線とホテル、さらに姫路城入城券引換券がセットになった旅行商品を発売中(設定期間は2019年3月15日帰着まで※一部設定除外日あり) 〇2019年2月1日~28日の期間中は「姫路城国宝6棟同時公開」も見学可能。
旅行商品の各プランはこちらから
***期間限定!読者プレゼント***
この記事を読んだ方限定で、ささやかなプレゼントをお渡しします。 お渡し場所:姫路市観光案内所(姫路観光なびポート)※JR姫路駅中央コンコース北西側 期間:2019年3月15日(金曜)まで 受取方法:カウンターで「ことりっぷ」を見たとお声がけください。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
白桃澄江 写真:宮田清彦、保志俊平
姫路観光ナビ ひめのみち

姫路市の観光情報ポータルサイト。人気観光スポット・イベント情報などを紹介しています。
ごはん
の人気記事
の人気記事




































